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アイヌ文化と出会うきっかけに!アイヌ文様がモチーフのストール誕生

アイヌ文化と出会うきっかけに!アイヌ文様がモチーフのストール誕生

みなさんこんにちは。 オホーツク観光大使ラウフェンCukaです。 こちらの記事では、laufenが担当しているAir-G'(FM北海道)の番組「laufenのkita-note」で知床、オホーツク、北海道について取材した模様を文字と写真でリポートします。

<特別編ゲスト>峰江卓也さん・ToyToyさん(mina an ikor)(2015年4月16・23日放送)

―― laufenのkita-note、Cukaがお送りしています。 ここでlaufenのギター克さんにも登場してもらいましょう、克さん!(Cuka)

:はい、どうも。

―― 番組では毎週北海道に関わる様々な方をゲストにお迎えしています。 以前私のステージ衣装をデザインしてくださった札幌のファッションクリエイター峰江卓也さんが、今年新しいプロジェクトをスタートさせました。 アイヌ文化を継承するクリエイター、ToyToyさんとコラボレーションしたブランド『mina an ikor(ミナ アン イコル)』です。 今日は峰江卓也さんとToyToyさんのお二人をスタジオにお迎えしました!こんばんは!(Cuka)

峰江・ToyToy:こんばんは。

アイヌ文化と出会うきっかけに!アイヌ文様がモチーフのストール誕生

―― 色々なタイプのファッションをプロデュースしている峰江さん、今回はアイヌ文様をモチーフにしているということで、アイヌの人たちに以前から興味を持たれていたんですか?

峰江:そうですね、アイヌの人たちというよりはアジアを行ったり来たりしていて北海道人であることを意識させられるシーンが多く、その中でルーツであるアイヌにはとても関心があったんです。 ToyToyさん自身も作品のことも知っていたのですが、今回こうしてプロジェクトで知り合えて、是非これはプロダクトにしてみたいなということが入口でした。

―― ToyToyさんもデザインやアートの制作、ミュージシャンとしても活躍されています。 お二人がコラボレーションすることになったきっかけは何ですか?

ToyToy:僕らはやっぱり人口も少ないし、文化をしっかり残さなくてはいけない。 開拓からの北海道の歴史より更に長い歴史があるので、ご先祖様を癒すこと、今こういう形で『mina an ikor』でアイヌ文様を使うことも、そこでできた製品や商品を身に着けた人が笑顔になった時に供養になるんです。 ご先祖様を供養しながら、ご先祖様から借りているものをアイヌの子にもシサムの子にもかえしていきたい。

峰江:最初ToyToyさんが僕の前で紙を二つに折ってその場でアイヌ文様を切ってくれたんです。 それを見せてくれた時のパワーとか強さとか、そしてそれにひとつひとつ人を守るという意味があるというのを聞いたときに、これはこの文様を使って何か身に付けるものを作るのが一番良いのではないかなと思いました。

ToyToy:和とアイヌを繋げるのは北海道だけなんです。 アイヌの人口が1万6000人と言われている今、何かを残していかないとアイヌのものが消えてしまうかもしれないという恐怖がありました。 未来へどう残すかと考えたときに、和とアイヌをしっかり繋ぎ、それを北海道の文化にしていく。 かわいい、オシャレで使うものではなく、ありがとうで使うものになっていく。 これはアイヌと日本の人が北海道で初めて一緒になって民間で作ったもので、やっとスタートラインに立てたんです。

アイヌ文化と出会うきっかけに!アイヌ文様がモチーフのストール誕生

―― 作っている人の気持ちがわかると、ストールを素敵と思って身に着けたときの意味も全然違ってきますよね。

峰江:最初はファッションから入ってくれても僕は良いと思うんです。 かわいいとか綺麗という所から入って興味を持ってもらって、最終的には先ほどToyToyさんが言ったようになってくれたら良いなと思っています。 ToyToyさんと組んでいて、入口は違うけど最終的に見ている方向が近いことがとても楽しいですし、次の展開もとても楽しみです。

ToyToy:このストールがアイヌ文化に出会う切符になれば良いと思っているんです。 もし良いなと思ったらそれを巻いて本物に会いに行って、色んな方向を見て色んな扉を開くことができるんです。 そこに僕らが真剣に気付いてあげること、そして人を繋ぐこと。

―― 私は生まれも育ちも北海道ですが、アイヌの人たちがどういう風に暮らしてきたかを全然知らないんですよね。

ToyToy:それだけ離れているってことなんですよ。 これだけ離れている間に片方は1万6000人しかいないかもしれないというのがもう凄いことで、それを背負わなきゃいけないけどもそれ以上のハッピーに出会わなければいけない。 だから人を繋ぐんです。

アイヌ文化と出会うきっかけに!アイヌ文様がモチーフのストール誕生

―― これからもアイヌ文化を取り入れた作品を作っていかれると思うのですが、次の発表予定や、今構想中の作品があれば教えてください。

峰江:クロスホテルさんで『mina an ikor』とのコラボレーションをしていただけることになりまして、新しくユニフォームをデザインしています。

―― ToyToyさんは『mina an ikor』以外にも色々なアイヌ文化を発信しているということで、音楽やデザインなどこれからの活動について教えてください。

ToyToy:僕は札幌中をアイヌ文様にしたいんですよ。 ネイティブのいる大きな都市って世界的に見ても凄く少ないので、アイヌの文化や音に溢れた街をちょっとでも作っていく、そういうトライをしたいと思っています。

:laufenは今「北海道らしい音楽」というのをテーマに楽曲を制作している面もあるのですが、僕らはアイヌではないじゃないですか? じゃあどういう音楽を作れば北海道らしいんだろう?と。その答えを見つけようと今色々作っているのですが、今回のお話を聞いて考えさせられることが沢山あり、インスピレーションをいただきました。

峰江:ギターストラップとかギターそのものとか、あるいはシールドとかに文様を入れてほしいというのがあって……。

ToyToy:シールドは出来上がりました!しかも最高品質の。びっくりするほど音が良いんですよ。 そしてアイヌ文様も入っています。

:本当ですか!?それは欲しいです!

―― お二人が考える北海道らしい音を教えてください。

峰江:僕は生まれが富良野で、今でこそ富良野と言うと皆知っていますけど昔は何も無くて、ただ寒くてね。 雪が降った日の夜に音がするわけではないけどしんしんと感じる音、朝起きたときのピキッとしたような音、空気が凍る感じの音とかはなんとなく自分の中に原体験としてあって、それがやっぱり僕にとって北海道の音なのかなと。 厳しいというよりは綺麗な印象で残っています。

ToyToy:目に見えない音、それらが全てカムイたちが一瞬放つ声だと思うんです。 だからレコーディングの時に音をスカスカにしても良いかな?とか、そこにご先祖様たちがいる場所を作るというのがあって、ライブの時はご先祖様が僕の体を使って歌っているんです。 自分が歌っていると思っていないので何をやるかわからないんです。

:自分でもわからないんですか?

ToyToy:わからない。

峰江:比較的普段からもわからないけどね。(笑)

全員:(笑)

峰江:今見直されている生き方の概念と僕らの先祖にも関わっているアイヌ文化というのはすごく接点があるのかなと、ちょっとロマンティックに考えたりもして。 そういうことをデザインとかプロダクトを通じて紹介していくというのが、僕らのプロジェクトの出口の一つなのかなと思っています。

―― ありがとうございました! 私たちも今までご先祖様たちが築き上げてくれた北海道の文化というものを大事にして、そして色々な人にちゃんと伝えていきたいですね。

:そうですね、頑張りましょう。

―― 本当に今日は色々なお話を聞けて嬉しかったです、ありがとうございました!

峰江:こちらこそ、ありがとうございました。

ToyToy:イヤイライケレ~。

―― 5/2(土)~5/10(日)10:00~20:00(最終日18:00まで)大通BISSEの2階、YUIQ(ユイク)にて『mina an ikor 展』が開催されます。 展示販売も行っていますので、これを機会に是非訪れてみてほしいなと思います!

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▼mina an ikor
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筆者について

ラウフェンくか

ラウフェンくか

2011年4月1日、札幌を中心に活動するlaufen・Cukaの故郷が世界自然遺産知床・斜里町であることから第14代オホーツク観光大使に任命された。2013年3月に連載スタートした「オホーツクまち発見!!旅紀行」では、オホーツク各地の魅力を発信する。