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俳優・哀川翔さんから贈られた昆虫も展示!「丸瀬布昆虫生態館」

俳優・哀川翔さんから贈られた昆虫も展示!「丸瀬布昆虫生態館」

みなさんこんにちは。 オホーツク観光大使ラウフェンCukaです。こちらの記事では、laufenが担当しているAir-G'(FM北海道)の番組「laufenのkita-note」で知床、オホーツクについて取材した模様を文字と写真でリポートします。

<第41回ゲスト>丸瀬布森林公園 昆虫生態館学芸員・喜田和孝さん(2015年9月10日、9月17日放送)

―― laufenのkita-note、Cukaがお送りしています。 今年の5月、遠軽町丸瀬布森林公園いこいの森でSLが走っているという話題をご紹介しましたが、丸瀬布はSL以外にも見どころが満載なのをご存知ですか? この時間は丸瀬布森林公園の中にある昆虫生態館の学芸員、喜田和孝さんとお電話が繋がっています。 イランカラプテ!(Cuka)

喜田:イランカラプテ!

俳優・哀川翔さんから贈られた昆虫も展示!「丸瀬布昆虫生態館」

―― 昆虫生態館には多くの生きた昆虫がいますが、展示を始めたのはいつ頃からなのでしょうか?

喜田:もう30年以上前になると思います。 昆虫館の前身である昆虫の家というものがありまして、今のような立派な建物ではなく農家の方の使われていない家を改装し、その中で手作りの展示をしていました。 平成9年(1997年)に環境省から認められ、こうして立派な建物になることができました。

俳優・哀川翔さんから贈られた昆虫も展示!「丸瀬布昆虫生態館」 俳優・哀川翔さんから贈られた昆虫も展示!「丸瀬布昆虫生態館」

―― 色んな昆虫がいっぱいいて、蝶などもすごく近くで見ることができてとても綺麗だなと見ていました。

喜田:そうですね、蝶の飛んでいる中を人が通るというのは、日本が最初に始めたスタイルだと聞いています。

俳優・哀川翔さんから贈られた昆虫も展示!「丸瀬布昆虫生態館」

―― 丸瀬布は昆虫の里と呼ばれていますが、他の街と比べて昆虫が多いのでしょうか?

喜田:森林が96%という地域ですので、非常に昆虫がたくさん生息しています。 おかげさまで僕もいくつかの昆虫に名前を付けさせていただきました。

―― そうなんですね! ちなみにその昆虫は何という名前なんですか?

喜田:ひとつ自慢なのが、まだ丸瀬布からしか見つかっていない、アリの巣に住むシノノメアリノスアブというハナアブがいまして、学名の方に私の「喜田」を付けていただいています。 そして今また調べている最中の昆虫に、これは新種かも? というものが手元にあります。

▼シノノメアリノスアブ(Microdon kidai)
俳優・哀川翔さんから贈られた昆虫も展示!「丸瀬布昆虫生態館」

―― 何種類くらいの展示があるのでしょうか?

喜田:常に何かが死んでしまったり、何か新しいものが生まれたりという繰り返しですので、大体およそ100種ということにしています。

―― 特に貴重なものや、一番大きいものはどのような種類でしょうか?

喜田:一番大きく子供たちにも人気なものはヘラクレスオオカブトという世界一大きいカブトムシです。 図鑑などでよく世界最大18センチと書かれていることもありますが、実際に確認されているのは17センチが最大で、うちにいるのは14センチぐらいでしょうか。 この種類は角が非常に長いので、どちらかというと角で大きさを稼いでいて、体重で言うとアクティオンゾウカブトが世界一重いカブトムシです。 この間 量ったものは80グラムくらいあったので、日本のカブトムシが10グラムほどしかないのと比べるとずいぶんと重いですね。

▼アクティオンゾウカブト
俳優・哀川翔さんから贈られた昆虫も展示!「丸瀬布昆虫生態館」

―― 丸瀬布の秋、今の時期に特に多くいる昆虫、鳴き声や見た目が綺麗な昆虫はどんなものがいますか?

喜田:やはり秋なので鳴き声の綺麗な昆虫が非常に増えています。 今だとカンタンという鈴虫の仲間がヨモギなどに付いていて、夕方になると非常に柔らかい声で鳴きます。 「リューリュー」と表現されることが多いです。 たくさんの虫が合唱になると、それはもう聴きごたえのある、非常に情感のある音になっていると思いますね。

▼カンタン
俳優・哀川翔さんから贈られた昆虫も展示!「丸瀬布昆虫生態館」

―― 俳優の哀川翔さんから贈られた昆虫が展示されていると聞いたのですが、どういった経緯だったのでしょうか?

喜田:実は、偶然映画のロケの関係で近くの白滝地区に来られた時に、当館に寄っていただき気に入っていただけまして、その後昆虫同好会のボランティアと仲良くなりまして、それから長いお付き合いをさせていただいています。 哀川翔さんもお忙しい方なのですがたくさんの昆虫を飼っていらして、必ずその昆虫たちの世話をしないと床につかないぐらいのすごく真面目な方なんです。 家に帰られたとき昆虫の部屋に入ってそのままバタンと寝てしまっていたということが続いたらしく、奥さんが心配されて一部丸瀬布に譲ってあげたらということでいただいたものなんです。

▼哀川翔さんから贈られた展示「アニキの森」
俳優・哀川翔さんから贈られた昆虫も展示!「丸瀬布昆虫生態館」

―― ちなみにその昆虫は何という昆虫ですか?

喜田:たくさんいまして、先ほどお話したアクティオンゾウカブトや、世界で一番美しいニジイロクワガタ、あと皆知っているオオクワガタなど有名な昆虫が多かったですね。

―― 喜田さんの考える北海道、丸瀬布らしい音を教えてください。

喜田:ここにいると向いの雨宮号の汽笛も丸瀬布らしいと思うのですが、私の場合は山の中の森でしょうか。 本当の森の中に入ると意外と静かなんです。でもその静かな中に色々な鳥や虫の音が聴こえてきたりする、そんなににぎやかではないけれど生き物の気配があるという感じがこの辺りらしいなと感じますね。

―― 丸瀬布に行かれる方は、ぜひ森の中に入って自然の音に耳を傾けてみてほしいですね。

喜田:そうですね、たくさん生き物がいるということを実感してほしいなと思います。

―― 丸瀬布昆虫生態館は、JR石北本線 丸瀬布駅より車で10分ほど、町営バスはいこいの森で降りてください。 年末年始を除き冬でも開館しています。いこいの森はこの他にもオートキャンプ場や日帰り温泉、SLも走っています! この時間は、丸瀬布昆虫生態館の学芸員、喜田和孝さんにお話を伺いました、ありがとうございました。

丸瀬布昆虫生態館

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筆者について

ラウフェンくか

ラウフェンくか

2011年4月1日、札幌を中心に活動するlaufen・Cukaの故郷が世界自然遺産知床・斜里町であることから第14代オホーツク観光大使に任命された。2013年3月に連載スタートした「オホーツクまち発見!!旅紀行」では、オホーツク各地の魅力を発信する。