世界初の「エビ味噌ホルモン」が堪能できる北見市端野「やきにくや」

AIR-G'(FM北海道)レギュラー番組「laufenのkita-note」とのコラボ企画

みなさんこんにちは。
オホーツク観光大使ラウフェンCukaです。

こちらの記事では、laufenが担当しているAir-G'(FM北海道)の番組「laufenのkita-note」で知床、オホーツクについて取材した模様を文字と写真でリポートします。

<第46回ゲスト>北見市端野町「やきにくや」オーナー・林裕さん(2015年11月19日放送)

―― laufenのkita-note、Cukaがお送りしています。
今回は美味しいものを食べに来ました! 美味しそうな匂いと肉を焼いている音が聞こえてきます。
北見で評判の焼肉屋さん、端野町にあるその名も「やきにくや」です。
オーナーの林 裕さんにお話を伺います、イランカラプテ!(Cuka)

:イランカラプテ!

▼スペアリブ

―― やきにくやさんの場所は、北見のどの辺りにあるのでしょうか?

:JR北見駅から車で15分、端野駅から徒歩で3分程の場所にあります。

―― 駅からとても近いですね。車が無い方でも気軽に行けます!
素朴な疑問なのですが、北見にはなぜ美味しい焼肉屋さんが多いのでしょうか?

:統計上は全国の中で人口比率で2番目ですが、北見には2月に厳寒の焼き肉まつりというものがありまして。

―― 寒い中焼肉を食べるイベントですよね。

:はい、そういうイベントもあったりですとか、お店も約60店舗もあればやはり焼肉が多いということがわかるんですけど、僕が商売やりはじめたのが18年ぐらい前ですが、でもその当時すごい焼肉が文化だったかと言えばそんなことはなかったですね。

―― 北見と言えば焼肉となったのはここ最近の話なんですか?

:北見は10万人ぐらいの都市なので隣の家と隣の家が知り合いということが多く、家の前でバーベキューをやっていても問題がないというか人情味みたいなものがあって、そんなところから変わって来たのではないかと思いますね。
札幌や東京だとキャンプ場とかじゃないと怒られてしまいますよね?

―― 林さんはどんな時に焼肉を食べていましたか?

:僕がサラリーマンの時には居酒屋さんって高かったんです。そして焼肉屋さんじゃなくてホルモン屋さんでした。
なぜかと言えば、ホルモン屋さんにはご飯が無いのですが焼肉屋さんにはご飯があるんです。
だから当時は「ホルモン屋さん行こう」と言っていました。

―― お酒のおつまみとして食べるという感じだったのでしょうか?

:はい、そうです。今はどこのお店も焼肉屋と言っているので、ご飯が必ずあるんですね。

―― そうだったんですね、その違いは知りませんでした。
お肉が焼けてきましたね、おいしそう! ちょっと食べながらリポートさせてください。(笑)

:まず生ダレに付けて食べてください、北見と言えば生ダレ。

―― これって手作りなんですよね?

:手作りです。
端野町は安心安全をモットーにしているので、北見市も一緒ですが地元の物を使ったり、北海道、日本の物を使ったりとこだわりながらタレを作っています。

▼厚切りサガリ、和牛ハラミ

―― その生ダレを付けて、この分厚いサガリ! 凄いですねこれ1センチ以上ありますよ。
そしておいしいです! 口の中でジュワっと広がります。
やきにくやさんのお肉のこだわりはどういったところなのですか?

:僕が商売で焼き肉屋さんを始めた18年前にはこだわりはほとんど無かったです。
ただ15年前にBSE、狂牛病があった時にお客さんが半分以下で友達しか来なかった時があって、これからどうやって焼肉屋をやっていこうかと考えたことがこだわりを持ったきっかけですね。
それから色々、肉のことなどを勉強をして、牛サガリ、ハラミを考えて次に来たのはホルモンでした。
十勝のどろぶた(放牧豚)というものがあって、それを知った時にすごく良いなと思ったんです。
そこの町へ行ってどろぶたを食べさせてくださいと言った時に、とても甘みがあってサクサクしていたんです。

―― サクサクしているんですか?

:はい、ホルモンってネチョネチョしていて噛み切れないですが、これはサクサクとしています。
あと、これは世界初のエビ味噌ホルモンです。
僕は食べ物が好きで色々な町に行くのですが、物作りというものは人のやっていることをきちんと知らなくてはいけない。
以前札幌で何が流行っているかなと訪れてみた時に、エビ味噌のカレーやエビのスープのスープカレー、全てエビだと思って、何かエビを使って焼肉業界でやれるものはないかと考えてエビ味噌ホルモンを作りました。

▼世界初!エビ味噌ホルモン

―― 今ホルモンをいただいたのですが、普通のホルモンだと確かにネチョっとした感触があるのですけど、これは弾力があって、サクッとしているというのがわかります。
タレもしっかり染みこんでいてエビの味がします、おいしいです!

:ホルモン屋から焼肉屋に変わった時に、今の時代に合うように取り入れないといけないと思いました。
北見市は玉ねぎの生産量もナンバーワンですし、ジンギスカンのタレにも玉ねぎを使っています。
なぜ玉ねぎを使うのかというと、熟成プラス玉ねぎを加えたことによって甘みと柔らかさが出てくるんです。
ジンギスカンが苦手な人って結構いて、東北の方々がお客さんで来た時にうちのジンギスカンを食べてもらったら、全然臭くないですねと言っていただけました。
ラム自体は変わらないけど、タレが違うんですよという話をしました。

―― 確かに臭いが駄目という方って多いですが、タレが違うだけでそんなに変わるんですね。

:はい、臭いまで楽しむのが北海道流のジンギスカンだけど、東北の方々にも良く食べてもらいたい。
特にこの端野地区は姉妹都市交流会というのがあって、宮城県丸森町と交流があるんです。
東日本大震災で津波があった時、姉妹都市に何か美味しいものを、何か違うものをと思った時にジンギスカンを食べやすく工夫して持って行ったらとても喜んでもらえたんです。
宮城県に持って行って自社ブランドも作りたいけど、折角だったら北海道に来て地元でおいしいものを食べてもらいたくて。
まず地元の物を良く知ってもらいたいと思っています。

―― そうですね、北見はおいしいものがたくさんありますもんね。

:北見はB級グルメも凄い頑張ってます! 北見の中で僕が思うのは、B級グルメだとか焼肉というのは、北見の人はそんなに珍しいものではないから声を大にしないんです。
だけど旅行客の方々は「B級グルメの塩焼きそばを食べたい」とか「焼肉が食べたい」とか、必ずその2つを言ってくれます。
それはなぜかと言えば、味もしっかりしたものを作っているし、北見の良いもの、留辺蘂の良いもの、端野町の良いもの、その全てがまとまったものが北見のB級グルメだからだと思うんです。

―― やきにくやさんが特にイチオシする自慢のメニューというのは何でしょうか?

:イチオシはハラミ、牛サガリで、あとこれから推したいのはネギねぎというメニューです。
玉ねぎと長ねぎを合わせて味付けをしてすりごまを入れて、それを焼肉の時に付けるのではなく乗せて食べるというのをこれから流行らせたいです。
焼肉と言えば玉ねぎというのを普及させたい、そして僕が経営している間もっともっと色々なものを作りたいです。

▼いちおし「ネギねぎ」

―― 林さんの心においしさの秘密のようなものを感じます、たくさんの人に知ってもらいたいですね。
林さんの考える北海道、北見らしい音はどんな音でしょうか?

:聞こえる音とはまた違うかもしれませんが、北見は日照時間が長いことでも有名なので、僕は「スカッとしている」という言葉が合うかと思います。
空気も綺麗な北海道かもしれませんが、朝起きてから日照時間が長いので、クリーンな気持ちでスカッとしている人が北見には多いのではないかなと思います。
スカッとしている、カラッとしている、太陽に恵まれているというのが北見だと思います。

―― 日本一なのは焼肉だけではないぞ! ということがわかりましたね。
やきにくやの場所は、北見市端野町三区、「北見 やきにくや」で検索できます。
絶対オススメなお店なのでぜひ行ってみてください。
この時間は、「やきにくや」オーナーの林裕さんにお話を伺いました! ありがとうございました。

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