味わう

きっかけは ほおずき。地元素材を活かした美幌町のチョコレート屋さん

きっかけは ほおずき。地元素材を活かした美幌町のチョコレート屋さん

みなさんこんにちは。 オホーツク観光大使、ラウフェンCukaです。こちらの記事では、laufenが担当していたAir-G'(FM北海道)の番組「laufenのkita-note」で、知床、オホーツクについて取材した模様を文字と写真でリポートします。

<第55回ゲスト> オホーツク・ショコラッティエ代表~青山和司さん(2016年6月2日放送)

―― laufenのkita-note、Cukaがお送りしています。オホーツクの美幌町に、とても素敵なチョコレート屋さんがあります。 その名もオホーツク・ショコラッティエ! オホーツクの土地柄を活かしたチョコとは、どのようなものなのでしょうか。 今日はオホーツク・ショコラッティエの代表、青山和司さんとお電話が繋がっています。イランカラプテ!(Cuka)

青山:イランカラプテ!

きっかけは ほおずき。地元素材を活かした美幌町のチョコレート屋さん

―― オホーツク・ショコラッティエのお名前を初めて聞いたという方のために、どんなお店なのか教えてください。

青山:お店ができたのは、8年か9年程前になります。 美幌の町の真ん中にあるのですが、実は私は歯科医師をやっていまして、お店は歯科医院の中にあります。 私の先祖が美幌に住みはじめてから120年以上経っていて私は4代目なのですが、美幌で一番古い家なんですね。 家の周りは小さな森になってまして、庭の中の小さな川には秋になると鮭が登ってくるような場所です。

きっかけは ほおずき。地元素材を活かした美幌町のチョコレート屋さん

―― 自然に囲まれた歯科医院の中に、お店があるんですね!? チョコとの出会いや、お店を開くまでの経験など教えてください。

青山:最初はチョコレート屋さんを始める気は全くなかったんですよ(笑)。 昔、肝臓の遺伝子の研究でニューヨークへ留学していたときに、世界中から集った分子生物学の研究者達とご飯を食べたりしながら話をしていると、北海道や日本の農業の話題になることがあって、そこで故郷の美幌に何かアメリカにある面白い農作物を持って帰れないかなと思うようになりました。 その時に偶然ニューヨークのファーマーズマーケットで、とても美味しいほおずきを見つけたんです。僕らはフルーツほおずきと呼んでいるのですが、日本の苦いほおずきと違い、本当に果物のような美味しいものでした。 これは良いものだから持って帰りたいなと思い日本へ帰ってきて、しばらくしてから農家やスーパーの方にきっと売れますよとフルーツほおずきを紹介したのですが、皆さんどんなものかわからないので1個55円という値段で売り始めてしまったんです。

―― ほおずきのお値段って、そのぐらいなんですか?

青山:いえ、普通より高かったんです(笑)。 案の定「せっかく紹介してもらったけど売れないんです」と言われてしまいました。 僕が面白いからと皆さんに紹介して作ってもらったものですから何とかしたくて、じゃあ僕が買い上げて売りますということになったんです。 前からチョコレートが大好きで世界中あちこちのチョコレートを食べていたので、きっとチョコレートと組み合わせたら面白いことができるのではないかと思いました。

―― そこでチョコレートを思いついたんですね!?

青山:そうです。ただ、作り方に詳しいわけではなかったので、一からトリュフの勉強を始めました。 モロゾフや不二家などで指導している先生にお手紙を書いて、直接横浜まで会いに行って口説き落として、その後美幌まで来てもらい一緒に作ってできたのが、フルーツほおずきのトリュフだったんです。 その次の春ぐらいには、商品として売り始めました。

―― すごいスピードと行動力ですね!

きっかけは ほおずき。地元素材を活かした美幌町のチョコレート屋さん

青山:オホーツクのスイーツにはこれだ! というものがまだあまりないので、街のイメージアップにも繋がるのではないかと思っていたんですね。 高級なチョコレートであれば、面白いと思ってくださる方が地元の人以外にもいるだろうと。 その後も美幌、網走辺りはさくらんぼの北限で、素晴らしいさくらんぼができるので、大きく立派なチェリーボンボンを作ったり、アヤナミという自生しているとても良いミントがあったのでそれを使ったトリュフですとか、季節のショコラとしてヨモギを使ったものなども作りました。

―― ヨモギもチョコレートに合うんですね。

青山:はい、チョコレートは色々なものに合いまして、ナチュラルチーズ、ゴルゴンゾーラ、サンフェリシアンなどのチーズとも素晴らしい相性です。 あとは、ダッタンソバの実を使うとクランチチョコのようになりますし、ハマナスの花びらをつかったチョコやコンフィチュールなどもあります。

きっかけは ほおずき。地元素材を活かした美幌町のチョコレート屋さん

―― 写真を見せていただきましたが、色合いも綺麗ですし、とても美味しそうですね。 今の時期特にオススメのものを教えてください。

青山:今はミントやヨモギ、ラベンダーですかね。フルーツほおずきは1年中作っています。あとは、1年の内に必ず何度も新しいチョコを作っていますね(笑)。

―― 青山さんが考える北海道、美幌らしい音はどんなものでしょうか?

青山:うちの周りは小さな森になっていまして、その森にリスが3匹住んでいるのですが、今の時期だと朝の3時くらいから明るいので、エサが置いてあるベランダに来てクルミをカチカチ音を立てて食べたりしています。 その音で目が覚めますね。鳥の声もしますし、海辺に行けばまた違うのかもしれませんが、美幌はやっぱり森の音ですね。

―― オホーツク・ショコラッティエの場所は美幌町青山北1-1、女満別空港から車でおよそ15分のところにあります。 女満別空港内や、北見市のParaboでも一部商品が購入できます。通販もおこなっていますので、詳しくはホームページをご覧ください。 この時間はオホーツク・ショコラッティエの代表、青山和司さんにお話を伺いました、ありがとうございました!

青山:こちらこそ、ありがとうございました。

きっかけは ほおずき。地元素材を活かした美幌町のチョコレート屋さん

オホーツク・ショコラッティエ

※Air-G'(FM北海道)「laufenのkita-note」は、2014年4月から2016年6月まで、毎週木曜日19:30~19:55の間放送されていた番組です。

Cukaがボーカル担当の音楽プロジェクトlaufen: ウェブサイトFacebookページ

AirBookmark

筆者について

ラウフェンくか

ラウフェンくか

2011年4月1日、札幌を中心に活動するlaufen・Cukaの故郷が世界自然遺産知床・斜里町であることから第14代オホーツク観光大使に任命された。2013年3月に連載スタートした「オホーツクまち発見!!旅紀行」では、オホーツク各地の魅力を発信する。