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モデルとなったHTBが自らドラマ化!「チャンネルはそのまま!」放送

開局50周年を記念してHTB北海道テレビが制作したドラマ「チャンネルはそのまま!」が2019年3月18日(月)~22日(金)、5夜連続で放送されます。北海道のローカルテレビ局を舞台にした同名の原作を実写化したもので、漫画のモデルとなったHTBが自ら旧社屋や新社屋で撮影。主人公の雪丸花子役を芳根京子が務め、TEAM NACSや鈴井貴之も出演し、北海道産の痛快お仕事コメディドラマが完成しました。(トップ画像:©佐々⽊倫⼦・⼩学館/HTB

佐々木倫子作『チャンネルはそのまま!』をドラマ化

同ドラマは、札幌在住の漫画家、佐々木倫子氏の『チャンネルはそのまま!』が原作です。北海道のローカルテレビ局HHTV(北海道★(ほし)テレビ)を舞台に、謎の採用枠「バカ枠」で入社し、報道部に配属され新人記者となった雪丸花子が周りを巻き込み、旋風を起こすコメディ。2008年から2013年まで小学館『週刊ビッグコミックスピリッツ』で月1回連載、その後発行された単行本全6巻は、シリーズ累計発行部数100万部を突破しました。

モデルとなったHTBが自らドラマ化!「チャンネルはそのまま!」放送
©佐々⽊倫⼦・⼩学館/HTB 

入社以来失敗続きの雪丸花子(芳根京子)は、同期のアナウンサーのデビュー戦で放送開始ギリギリにニュース原稿を書き上げ、しかも信じられないほどの誤字だらけ、危うく放送事故を起こすところでした。いわゆるトラブルメーカーですが、不思議と彼女の周りにはスクープがあり、感動が生まれていくというストーリー。ドラマでは、平岸高台公園、真駒内団地、札幌ら~めん共和国、サッポロファクトリー、札幌市円山動物園、石狩浜など札幌近郊の風景や難読地名が登場します。

同期の新入社員には札幌出身の飯島寛騎、宮下かな子、長田拓郎、島太星、瀧原光。TEAM NACS(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真)、鈴井貴之、泉谷しげる、根岸季衣、東京03、ヨーロッパ企画などが脇を固めます。総監督は踊る大捜査線シリーズの本広克行が務めるほか、「水曜どうでしょう」の藤村忠寿、嬉野雅道が監督やプロデューサーとして関わっています(藤村忠寿は、原作中に登場する本人によく似た情報部長として出演)。札幌出身の役者が80名以上出演しているのも、本作の特徴の一つです。

初のドラマ制作に挑戦したHTB

HTBが開局50周年を迎えるに当たり、特別企画として全従業員からアイデアの募集を行ったそう。応募の中で最も多かったのが、コミック『チャンネルはそのまま!』の実写化でした。原作は、連載当初からHTBが全面的に取材協力。多くの記者やスタッフが自分のエピソードや北海道のテレビ事情を作者に語り、漫画は社屋やスタジオの風景はHTB旧社屋の実物をモデルに描かれたこともあり、HTB社員にとっては思い入れの強い作品です。

モデルとなったHTBが自らドラマ化!「チャンネルはそのまま!」放送
©佐々⽊倫⼦・⼩学館/HTB 

「ドラマ化に当たり、誰が雪丸花子を演じるのかは社内でも関心が高かった。社内で募集したところ、芳根京子の名前を上げる人が相当多かった」と語るのは、仕掛け人である福屋渉プロデューサー。「総監督が知っていたことや、ファースト写真集を母親のふるさと倶知安町で撮影していて北海道が好きな子なんだろうということで決めた」といいます。

しかし、地方テレビ局が連続ドラマを制作することは、ハードルが高く、「井の中の蛙ルール」と表現。「連ドラを作った経験がない中、ルールがわからず何度も立ち往生した。通常ルールではない協力をいただいて、ひとつひとつクリアしていきながらなんとか進み、結果的に達成できた」と振り返ります。

「コメディだが、なぜか5話で感動して泣けてしまう」と話すのは、嬉野雅道プロデューサー。四国高松(2月10日、さぬき映画祭)で第1話を先行公開したところ、Twitterで高評価を得ました。「漫画ファンが悪く言わず、佐々木先生の漫画そのものとして受け入れてくれたのは特筆すべきところ」と自信をのぞかせています。

モデルとなったHTBが自らドラマ化!「チャンネルはそのまま!」放送
©佐々⽊倫⼦・⼩学館/HTB 

HTBは2018年9月に新社屋へ移転。移転後の南平岸の旧社屋を使って、2018年9月15日から2ヶ月間にわたり撮影が行われました(ライバル局のひぐまテレビは新社屋を使用)。

「放送局のドラマで放送局の建物を撮影スタジオとして使うのは、移転しないとできない。役者もカメラマンも、リアリティを感じて感動すると話してくれた」と福屋プロデューサー。実在の建物をモデルにしたため「リアルだ」と話題になった漫画が、今度は実際の建物を使って実写化したので、真の意味でリアルになります。

11月6日のクランクアップと同時に、HTBの旧社屋は50年の役目を終え、玄関ホールでパーティーが行われました。「水曜どうでしょう」で「20歳の大学生だった頃から通い続けた旧社屋で最後のシーンを撮影でき大変ありがたい」とあいさつした大泉洋。去りがたいもの、感慨深いものがあったんじゃないかと嬉野プロデューサーは振り返ります。

▼嬉野雅道プロデューサーと福屋渉プロデューサー
モデルとなったHTBが自らドラマ化!「チャンネルはそのまま!」放送

HTBの総力を結集した、笑いあり、涙ありの青春群像劇「チャンネルはそのまま!」は、HTBにて下記の予定で放送されます。

第1話 2019年3月18日(月)23:20~
第2話 2019年3月19日(火)23:20~
第3話 2019年3月20日(水)23:35~
第4話 2019年3月21日(木)23:20~
第5話 2019年3月22日(金)23:10~
(NETFLIXでは3月11日(月)から独占先行配信)

なお、HTB新社屋のエントランスを利用して「チャンネルはそのまま!展」を開催中。主演の芳根京子直筆メッセージ、劇中で使用した衣装や小物、ロケ地マップ、ドラマに登場するキャラクター「ホシイさん」のぬいぐるみなどを展示するほか、写真撮影スポットとしても利用できます。

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