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女子高校生4人で結成されたカーリングチームを描く「シムソンズ」

編集部
Written by 編集部

女子高校生4人で結成されたカーリングチームを描く「シムソンズ」 5人に1人がカーリングをする町、カーリング王国・北見市常呂町。地元の女子高校生4人で結成されたカーリングのチームが「シムソンズ」であり、2002年ソルトレークシティ冬季五輪カーリング女子日本代表として出場した。このときの活躍、それまでのアスリートとは違う雰囲気により、監督が映画化を決めた。

 ストーリーは女子高生時代の4人のカーリングをめぐる青春物語となっており、メンバーの一人でチーム結成の立役者・主役の伊藤和子を加藤ローサが演じた。メンバーはカーリング未経験者であるが、藤井美菜演じる尾中美希は経験者という設定である。それぞれの役名は本当のシムソンズメンバーの氏名をもじったものである。

 ほかに、常呂の恥といわれ続けてきたコーチ大宮平太(映画ラストには名誉挽回)に大泉洋、常呂高校の担任教師に森崎博之が出演しており、ロケ地も道内ということで、道民に馴染み深い映画となっている。

 ロケ地は北見市常呂町が中心である。映画中には、北海道文化テレビ、通っている常呂高校、試合・練習場として常呂町カーリングホール、網走市能取、佐呂間町浜佐呂間とサロマ湖畔、4人がオニオンスープを提供していた北見駅前、喫茶店Cafeしゃべりたい(常呂町本通273-2)と名物・流氷ソーダ、常呂漁協でホタテ水揚げなど道内の風景があちこちに見られる。道内のアナウンサーもちょっとうつる。

 この映画のロケにあたっては、北見市と合併し常呂町という名前がなくなる直前とあって、町をあげて、町民も一丸となってサポートした。町としては、常呂町の歴史のラストを飾る卒業制作の意味合いもあり、町の専属職員を派遣している。

 町民も全面協力し、たとえば試合会場のシーンでは町民150人がエキストラとして参加している。キャストへのカーリング協会カーリング指導はボランティアであったほか、常呂町出身カーリング選手もエキストラで参加している。

 シムソンズがのぞんだ第18回北海道女子カーリング選手権大会では、1回戦ファルコンズに3-2、2回戦フラワーズ3-1、準決勝バニーズ7-5と勝ち進み、決勝戦エンジェルズには6-8で惜敗する。

 この"卒業制作"映画の終了後、常呂町カーリングホールに近い場所に、町民全員の手形に加えてシムソンズのキャストなどの手形も加えられている。

映画名:シムソンズ
公開:2006年2月18日
監督:佐藤祐市
脚本:大野敏哉
キャスト:加藤ローサ、藤井美菜、高橋真唯、星井七瀬(以上4人シムソンズ)、大泉洋(コーチ)、田中圭(憧れのカーリング選手)、
主題歌:JUDY AND MARY 主題歌「BLUE TEARS」挿入歌「小さな頃から」
113分

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