ニホンジカの最大の亜種「エゾシカ」。その名のとおり北海道のほぼ全域に">
 ニホンジカの最大の亜種「エゾシカ」。その名のとおり北海道のほぼ全域に">エゾシカ、飛び出し注意 – 北海道ファンマガジン [ファンマガ]
学ぶ

エゾシカ、飛び出し注意


 ニホンジカの最大の亜種「エゾシカ」。その名のとおり北海道のほぼ全域に生息する人気ある動物です。日本海側の一部(主に渡島檜山)を除き、道内各地で見ることができ、その中でも特に道東の根釧圏やオホーツク圏、大雪山系、知床近辺で頻繁に見ることができます。(写真は知床半島にて)

 体重は大人のオスで100~140kg、メスが60kg以上です。食べ物はさまざまで、草、葉っぱ、木の芽、秋にはどんぐりなど、冬には特にえさがなくなりますので、笹やオヒョウやハルニレといった樹木の樹皮といったものを主食としています。体毛は夏と冬で異なり、夏毛は白斑のある茶褐色、赤茶色です。冬毛は灰褐色のような地味な色になります。毛の変わる時期は5~6月に夏毛に、9月以降に冬毛に変わります。

エゾシカ、飛び出し注意  冬の時期はエゾシカにとって越冬が重要な課題であり、12月から春先にかけて越冬する際、過ごしやすい条件のエリアに大集合することもあって、大きな群れを見ることもできます。エゾシカの生息する森林地帯は「針広混交林」と呼ばれるもので、常緑の針葉樹がある場所を好みます。また雪にも弱いので、強い風が吹かない(吹雪が少ない)ことも重要です。そのほかにもえさとなる笹とか樹皮がたくさんあること、これも重要です。

動画(ムービー)

おばかさんなエゾシカちゃん!

エゾシカ、飛び出し注意  道東の道路を走っていると、シカの図版が描かれた警告看板を頻繁に道端で見ることができます。そう、道東でのエゾシカ遭遇率は大変高いものです。国道を横切るエゾシカも多く、車がきているのに飛び出すものだから交通事故、あるエゾシカは死亡していしまいます。キタキツネのように道路上に突っ立っているという状況も頻繁にあります。

エゾシカ、飛び出し注意  エゾシカの個体数は増えやすく減りやすいという特徴があります。今では各地で見ることができるわけですが、明治時代には乱獲によって一時期絶滅か?と思われたときもありました。それだけでなく、冬の大雪やえさ不足といった点で、個体数が激減してしまうこともあります。しかし保護すれば一気に増えてしまうために今度は農林業に多大な被害を与えてしまい、これも問題になってしまいます。

 エゾシカは食べれるようです。個体数が増えすぎたら捕獲して食肉生産する動きもあります。観光地の土産店にはたいてい鹿肉の缶詰みたいなものがおいてあります。またホテルのレストランのメニューにもあることがあります。一度試してみてはいかがかと。

筆者について

編集部

編集部

北海道ファンマガジン編集部。編集部スタッフが取材執筆した記事や、名前を出さないライターの記事、寄稿記事の掲載の際にもこのアカウントが使われます。