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道内最後の美浦渡船は消え去るのか……

編集部
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 道内唯一で最後の渡し船があるのをご存知ですか?石狩川の両側を結ぶ美浦渡船で、いま、廃止されるのでは、と心配されています。なぜかというと、すぐそばに、美浦大橋が開通を控えているからです。(写真は美浦大橋の看板のすぐ横で建設中の美浦大橋、2010年5月末)

 美浦渡船(みうらとせん)は、浦臼町晩生内第3町内の石狩川河畔から、対岸の美唄市中村の間800mを結ぶ渡し船です。明治時代以降昭和時代中期までは石狩川には大きな橋もなく、人々は渡船に頼っていました。橋の建設とともに渡し船は廃止されてきましたが、最後に残ったのが美浦渡船というわけです。

 美浦渡船は1916年に関矢渡船として開設されたのが始まり。現在は両市町が共同運営しており、船頭の国田さんが運航しています。乗船は無料で、4月から10月までの予約制。所要時間5分弱。現在はほとんど観光客しか乗船しないということで、本来の役割は終えているに等しいのですが、やはり廃止するには惜しい話です。

美浦渡船の浦臼町側船着き場
道内最後の美浦渡船は消え去るのか……

 2005年10月には一時運営休止に追い込まれましたが、翌年、土日祝限定で再開されました。そのすぐ横では2011年春開通を目指し、「美浦大橋」の建設が進んでいます。

 美浦大橋は2001年に着工。2010年夏には大橋建設で両側がつながり、8月下旬には鉄骨アーチが完成し、大橋の全体像が見えてきました。全長は823m、幅12m。橋のない空白地帯に大橋がかかることで、浦臼町民にとっては便利になります。

 そこで、問題になるのが、大橋開通後の渡船の扱い。橋ができれば当然渡船はいらないだろうという話が出てくるのは必至で、今季の渡船運行終了後、美唄市と浦臼町が存廃問題を話し合うことになっています。観光資源としてぜひ残してほしいと思う一方、自治体側の"家計"の問題もあり、どうなるか今後注目されています。

2010年12月22日追記:21日、2011年度限りでの廃止を決定。
https://pucchi.net/img/image_newstopics/201008miuratosen01.jpg

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