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 国土交通省は2010年8月3日に発表したところに">重点港湾に3港、国際バルク港応募2港 – 北海道ファンマガジン
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重点港湾に3港、国際バルク港応募2港


 国土交通省は2010年8月3日に発表したところによると、重点港湾として道内から3港が選ばれました。また、同日応募締め切りとなった国際バルク戦略港湾へも、道内から2港が応募を表明しました。ともに釧路港が重要な港になりそうです。

 国道交通省の重点港湾とは何か。国土交通省が2011年度以降、港湾の国際競争力を早く高めるべく、新規直轄整備事業費を投下する港湾。2009年12月に全国103の重要港湾から40ほどを選定するとしていました。

 全国からは43港湾が選ばれ、道内からは3港が選ばれました。それは、石狩湾新港、函館港、釧路港の3港です。稚内港、留萌港、網走港、紋別港、小樽港、十勝港、根室港の7港は選ばれず、今後国の新規事業がなくなります。

 選ばれた基準は何なのか。原則として1都道府県に1港としていましたが、選ばれなかった県があった中で道内からは3港選ばれました。そのほか、国際・国内海運網、地域拠点性、貨物取扱量実績、地元の提案などが基になりました。

 たとえば、函館港は青函航路の存在、フェリー貨物量が増加していることが選定理由でした。国の新規事業で各港は何をするのか。函館港は、北埠頭正面にL字型岸壁の新設整備を要望しています。

国際バルク戦略港湾とは

 一方、国際バルク戦略港湾募集は、8月3日に期限を迎えました。道内からは2港、釧路港と室蘭港が立候補しました。選ばれると国際バルク戦略港湾になりますが、そもそも国際バルク港とは何なのか。バルクとは、バラ積み貨物のことです。コンテナでは運べない石炭、鉄鉱石、トウモロコシといった穀物を運ぶ貨物船のことです。

 現在それぞれの品目を分けずに港に入ってきているのを、品目別に入港する港を分けて集約するのが、国際バルク戦略港湾ということになります。そのほうが無駄削減につながります。今回は上記の石炭・鉄鉱石・トウモロコシの3品目で募集しています。

 さらに、2014年ごろにパナマ運河拡張工事により水深が深くなり、10万トン級の大型貨物船が通れるようになります。これにより今後その規模の大型貨物船が増えると予想されます。国際的な大型貨物船を受け入れる整備をしておく必要があるわけです。

 釧路港は、穀物(トウモロコシ)の分野での国際バルク戦略港湾を目指します。釧路港が輸入穀物のバルク港になると、道東で飼育される家畜の飼料として使われるトウモロコシを低コストで仕入れる大変便利な港ということになります。

 なぜか。主にそれはアメリカから輸入していますが、日本では釧路港が一番近い港になります。現時点でも釧路港の輸入トウモロコシ取扱量が全国トップクラスです。後背地が国内有数の酪農地帯であることなど、様々な点から、トウモロコシの国際バルク港として有力候補といわれています。

 一方、室蘭港は、石炭での国際バルク戦略港湾を目指します。室蘭港が目指すところによると、北海道と東北の石炭を利用する企業が安価で石炭を輸入できるようになります。
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