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 七飯町、大沼国定公園内の大沼が2012年7月にラ">大沼が道南初のラムサール条約登録湿地へ – 北海道ファンマガジン
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大沼が道南初のラムサール条約登録湿地へ


 七飯町、大沼国定公園内の大沼が2012年7月にラムサール条約登録湿地となる見通しだ。登録となれば、道内13カ所目、道南初のラムサール条約登録地となる。

 ラムサール条約は、特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約との別名で示されるように、重要な湿地を保全するべく世界各地の重要湿地を登録してきた。世界158ヶ国が締約国となっており、世界で1800カ所以上が登録されている。日本は1980年に締結国となり、最初の候補地を釧路湿原(釧路市)とし国内最初の登録地となった。それ以来、国内には37カ所が登録されているが、うち12カ所が道内で、国内最多である。

 登録に当たっては、約3年ごとに開催されている「ラムサール条約締約国会議」で正式に登録されているが、2012年7月には第11回締約国会議がルーマニアで開催される。環境省はこの会議での申請・登録を目指す候補地を挙げているが、そのひとつが七飯町・大沼というわけだ。2012年3月6日の道議会第1回定例会本会議一般質問で登録について明らかにされた。

 登録される予定のエリアは、大沼国定公園内の大沼・小沼・じゅんさい沼の湖沼群で、面積は約1000ヘクタールとなる。多彩な植物・魚介類の生息はもちろん、オオハクチョウなど渡り鳥の飛来としても知られている。

 大沼は2010年9月に環境省の候補地に指定されていた。登録されれば2005年に道内6カ所が一斉に登録されて以来で、道内13カ所目、道南初となる。道内では、今回登録予定の大沼も含めて21カ所が潜在候補地としてリストアップされており、これらの登録も待たれている状況だ。

ラムサール条約登録湿地(12)
・釧路湿原(釧路市ほか、1980年6月17日)
・クッチャロ湖(浜頓別町、1989年7月6日)
・ウトナイ湖(苫小牧市、1991年12月12日)
・霧多布湿原(浜中町、1993年6月10日)
・厚岸湖・別寒辺牛湿原(厚岸町、1993年6月10日)
・宮島沼(美唄市、2002年11月18日)
・雨竜沼湿原(雨竜町、2005年11月8日)
・サロベツ原野(豊富町・幌延町、2005年11月8日)
・濤沸湖(網走市・小清水町、2005年11月8日)
・阿寒湖(釧路市、2005年11月8日)
・野付半島・野付湾(別海町・標津町、2005年11月8日)
・風蓮湖・春国岱(根室市、2005年11月8日)

ラムサール条約潜在候補地(21)
・声問川(稚内市)
・猿払原野(猿払村)
・天塩川下流域(天塩町・幌延町・中川町)
・コムケ湖(紋別市)
・サロマ湖(北見市・佐呂間町・湧別町)
・能取湖(網走市)
・網走湖(網走市・大空町)
・知床半島東部沿岸(羅臼町)
・風蓮川及び周辺湿原(根室市・別海町・浜中町)
・茨散沼・西別川湿原ほか(別海町)
・根室湿原群(根室市)
・根室湾干潟及び温根沼(根室市)
・厚岸湾(厚岸町・釧路町)
・十勝海岸湖沼群(豊頃町・大樹町)
・十勝川下流域湖沼群(豊頃町・浦幌町・池田町)
・朱鞠内湖及びその上流域(幌加内町)
・大雪山系トムラウシ山周辺湿原群(新得町・上川町・美瑛町)
・かなやま湖及びその上流域(南富良野町)
・旧長都沼及び周辺水田(長沼町・千歳市)
・大沼(七飯町)
・函館周辺海域(函館市・北斗市・木古内町・知内町・福島町)

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