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マップ片手に夜の街へ繰り出そう! 『はこだてカルチャーナイト』

千葉美奈子
Written by 千葉美奈子

マップ片手に夜の街へ繰り出そう! 『はこだてカルチャーナイト』 【函館市】 堅苦しいイメージの裁判所が身近な存在になる夜-。秋の夜長を感じる10月上旬、函館の夜の街に、地図を片手に親子連れが繰り出す日があります。『はこだてカルチャーナイト』と名付けられたイベント。函館中心部の文化・教育・民間施設が夜間開放され、それぞれの施設が展示やイベント、体験コーナーなどを設置。普段近くにありながら出向く用もなかったり、日常生活とは無関係だったりしてなじみのなかった施設が、市民を気さくな雰囲気で受け入れます。今年2013年は、10/4(金)17:30~21:00の開催予定です。

毎年行われ、今年で9回目となる『はこだてカルチャーナイト』。函館商工会議所によると、少し先駆けて札幌市で始まったのを受けて、「函館でもやろう!」という運びになったとのこと。初回は冬開催で雪も降る中でしたが、3000~4000人の市民が参加したそうです。その後、歩きやすさを考慮して秋開催に。無料シャトルバスが、市内中心部を3つの運行ルートで周り、参加施設が増えていることなどもあり、昨年は過去最高の延べ約7000人の市民が参加。このイベントが地域に根付いてきた手ごたえを感じているそうです。今年は延べ10000人の参加を目指し、スタッフを増員するなどして張り切って準備を進めています。

マップ片手に夜の街へ繰り出そう! 『はこだてカルチャーナイト』 昨年秋の同イベントで訪れた函館地方裁判所。入り口の時点から笑顔で優しく声をかけてくれる職員の方々。堅苦しいイメージとのギャップに、プラスの方向に少々戸惑いながらも、クイズラリーの用紙をもらい、クイズを解いたり職員の方の説明を聞いたりしながら、法廷や調停室を周ります。裁判官の黒い法服も着ることができ、袖に腕を通すと表情もキリッ。反射的にこぶしで机を叩き、「静粛に!」と叫びたくなる人もいるようです。裁判には刑事と民事があって別の法廷で行われること、裁判ではなく話し合いでの解決を目指す調停もあること、民事裁判ではテレビや電話による会議が行われるケースがあることなども、周っているうちに知ることができます。裁判所という場に、こんなに自由に市民が出入りし、こんなにも開放的で明るい雰囲気になる日は、ほかにあるのでしょうか?!

マップ片手に夜の街へ繰り出そう! 『はこだてカルチャーナイト』 マップ片手に夜の街へ繰り出そう! 『はこだてカルチャーナイト』

他にも各施設が様々な楽しい場を提供。市電の運転シミュレーターを体験したり、警察官の制服を着て警察車両に乗ったりという"なりきり"系は、やはり子どもに根強い人気。公的機関だけでなく、企業、観光施設、寺院なども参加するこのイベント。行政と民間の協力で盛り上げ、地域の人たちと様々な施設がつながり、何より、家族・仲間どうしが笑顔になれる夜は、絵本にでもなりそうな、少しメルヘンチックな雰囲気さえ漂います。

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「カルチャーナイトマップ」を見ていると、あれもこれも行きたくなりますが、3時間半という限られた時間ですべてを周るのは到底無理。行けなかった分は、来年に回すお楽しみ。今年の我が家は、昨年行けなかった旧函館区公会堂へ。1人5分~10分、公会堂のステージのピアノを独り占めできるコーナーが狙いです。公会堂から函館湾を見下ろす美しい夜景が見られるよう、よいお天気であることを祈りつつ。さあ、皆さんもカルチャーナイトマップを吟味し、ターゲットを絞りましょう!

『はこだてカルチャーナイト』
主催:はこだてカルチャーナイト実行委員会
問い合わせ:函館商工会議所 地域振興課 TEL.0138-23-1181

筆者について

千葉美奈子

千葉美奈子

東京都出身。2012年夏から函館市在住。乳幼児と保護者向けイベントの講師業のほか、総合情報サイト『All About』の乳児育児・絵本ガイド。自身も子育て現役中。初めての北海道生活、函館の空の表情の豊かさは、長年かかって築かれてきた価値観・人生観に大きな影響を与えたようです。道南地方の個性的な魅力に触れるたびに幸せな気持ちに。趣味は料理、パン作り、野球観戦。