イベントでも長蛇の列!『海峡育ち』知内産カキの美味しさの秘密とは!?


【知内町】 北海道でカキの産地といえばまず名が上がる、厚岸やサロマ湖。そして、道南にも、津軽海峡で育った大粒で甘みのあるカキを誇る町があります。2014年2月23日、第16回目となる知内町の『カキ・ニラまつり』には、約9700人の人が訪れました。道内の他地方や東京などからツアーを組んで訪れる人もいるという、冬の一大イベント。知内産のカキの魅力とは!? 知内町産業商工課商工係にお話を伺いました。

津軽海峡の外海養殖で育つ知内のカキ

日本海を北上する暖流と、太平洋からの寒流が交差する津軽海峡。カキは海流の穏やかな入り江で養殖されることが多い中で、知内のカキは、海峡の速い海流の中で育ちます。40年ほど前に始まった津軽海峡での外海養殖は、栄養をふんだんに取り込んだ身の締まった大粒のカキを育てるそうです。

多様な創作料理が並ぶ中で一番人気は?

▼順に、カキとニラのあんかけ焼きそば、カキのピザ、屋外の焼きガキコーナー、札幌のホテルのシェフが担当したラーメンコーナー。



『カキ・ニラまつり』では、カキとニラを使った様々な創作料理が並びました。道内で一番の生産量を誇るという知内のニラには『北の華』というブランド名がつけられています。2月のニラは「一番ニラ」と呼ばれ、甘みたっぷり。甘みと旨味を兼ね備えたカキとニラによるラーメンやあんかけ焼きそば、お好み焼き、汁物、カキのピザ、タコ焼きならぬカキ焼き、カキ飯などが販売された会場内は、多くの人でごった返しました。


その中でもひときわ長い列ができていたのが、1個100円の「蒸しカキ」。新鮮なカキを、殻をお皿にして蒸し汁とともに味わいます。

創作料理には、11月後半~5月の収穫期に冷凍保存したものも使い、良心的な値段でバラエティ豊かなカキ料理を提供しました。



午前9時半から始まった1箱20個入りの生ガキ販売は、1300箱用意。人出の多さに、途中から1人2箱までの制限を設けましたが、正午前後には売り切れに。ギリギリで1箱ゲットした我が家。殻は15cm前後、身は10cm弱のカキを、蒸し焼きとチーズ焼きにして夕飯にいただきました。

▼殻は15cm前後、身は10cm弱。▼カキのチーズ焼き

GWの『さくらまつり』でも知内のカキを格安に味わえる

毎年GWの時期にも、カキやニラ、ホタテなどの知内の特産品が格安販売されるイベント『さくらまつり』があります。シーズン最後の時期のカキは、最も大きいそうです。寒い時期のニラ・カキまつりを逃した方も、ぜひ!

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