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コンクリート礁488基にフノリがびっしり! 茂辺地漁港で手摘み体験!

千葉美奈子
Written by 千葉美奈子

コンクリート礁488基にフノリがびっしり! 茂辺地漁港で手摘み体験! 【北斗市】 茂辺地漁港の浅瀬の磯には、三角の屋根をしたおうちのような物体が整然と並んでいます。この物体は、フノリを増殖するためのコンクリート礁。2~4月のフノリの採取期には、コンクリート礁は表面に生えたフノリでびっしり。毎年3月には、フノリ摘みを体験できるイベント(上磯郡漁業協同組合、はまなす支所茂辺地フノリ部会主催)が開催されています。

全国で初めて設置されたコンクリートによるフノリ礁

コンクリート礁488基にフノリがびっしり! 茂辺地漁港で手摘み体験!

北斗市経済部水産商工労働課によると、2001年、旧上磯町が、増殖・収穫しやすいフノリ礁の開発に向けて、試験調査を実施。材質や形の研究をへて、全国で初めてコンクリート製の山型のフノリ礁を設置したそうです。壮観な光景を作っているフノリ礁の数は、488基。

いざ、初めてのフノリ摘み

▼写真:潮の引き具合もバッチリ。バックは函館山。

コンクリート礁488基にフノリがびっしり! 茂辺地漁港で手摘み体験! 2014年3月上旬、フノリ摘み体験が行われた日の午前は、陽射しもある穏やかな天気。潮の引き具合もよく、最も浅い所ではほとんど足を濡らさず、寒さを感じずに作業することができました。手に軍手をはめ、わっしわっしという感じでコンクリートからフノリをはがす作業は、とても簡単で爽快。

コンクリート礁488基にフノリがびっしり! 茂辺地漁港で手摘み体験!

北斗市内の30代の女性は、「食べる楽しみももちろんですが、採る作業が楽しくて毎回参加しています」。主催者の方は、「昨年も作業が非常に手早い方がいると思ったら、自宅でガーデニングをされている方でした」と話していました。今回は潮の満ち引きとの兼ね合いから、初の平日開催になりましたが、休日開催の場合は、幼児や小学生の参加もあるそうです。

生活習慣病予防、健康への効能もたっぷり!

コンクリート礁488基にフノリがびっしり! 茂辺地漁港で手摘み体験! 作業終了後、参加者たちにフノリの味噌汁が振る舞われました。フノリの粘りけには、抗がん作用や、血中コレステロールや中性脂肪を減らしたり、動脈硬化を予防したり、血圧や血糖値を下げたりする働きも確認されているそうです。正に生活習慣病予防の心強い味方ですね。

コンクリート礁488基にフノリがびっしり! 茂辺地漁港で手摘み体験! 海藻類全般、フノリも大好きな我が家ですが、今まではフノリといえば、乾燥フノリを戻したものでした。夕飯は、大量に収穫した生フノリで、フノリづくし。チャーハン、お味噌汁、ハンバーグ、サラダ、酢の物、これでもかというほどすべてフノリ攻め。お味噌汁は、フノリを少し煮てとろみを出しても、後で入れて食感を生かしても、どちらも美味しいですね! 天ぷらもおすすめとのこと。しばらくは、色々と姿を変えて食卓に登場し続けそうなフノリです。

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筆者について

千葉美奈子

千葉美奈子

東京都出身。2012年夏から函館市在住。乳幼児と保護者向けイベントの講師業のほか、総合情報サイト『All About』の乳児育児・絵本ガイド。自身も子育て現役中。初めての北海道生活、函館の空の表情の豊かさは、長年かかって築かれてきた価値観・人生観に大きな影響を与えたようです。道南地方の個性的な魅力に触れるたびに幸せな気持ちに。趣味は料理、パン作り、野球観戦。