トピックス

さようなら海峡線・知内駅―地元住民らが最終列車をお見送り

千葉美奈子
Written by 千葉美奈子

さようなら海峡線・知内駅―地元住民らが最終列車をお見送り 【知内町】北海道と本州をつなぐJR海峡線・知内駅(知内町字湯ノ里)が、2014年3月14日、営業を終了しました。2016年3月に開業予定の北海道新幹線の試験走行の際に支障となる、ホームと跨線橋の撤去に向けたものです。終了日は、地元住民のみならず、多くの鉄道ファンが訪れ、最終列車を見送りました。

知内駅は1990年に開業。2002年11月末の快速「海峡」の運行終了で、特急列車しか停車しない駅になり、特急白鳥系が1日2往復停車するのみでした。 (海峡線3駅の終了についての記事はこちら)

▼道の駅と一体の知内駅
さようなら海峡線・知内駅―地元住民らが最終列車をお見送り

切なさと期待

16時39分の上り最終列車となる函館発新青森行スーパー白鳥40号の到着と発車を見送ろうと、1時間ほど前には地元の方々や多くの鉄道ファンが集まり始めました。

鉄道ファンという札幌から来た27歳の女性は、「札幌から函館までは朝の北斗で、函館から木古内までは白鳥で来て、木古内からはバスで来ました」。横断幕を掲げる小学生たちと、駅廃止の寂しさを共有し、「(新幹線という)新しいものが来るためには、古いものとお別れしなければならないのかという切ない思いで見送りました」と話しました。

▼地元小学生たちもかけつけ横断幕を掲げる、▼右:上り最終列車の到着が近づくにつれ、込み出す駅構内
さようなら海峡線・知内駅―地元住民らが最終列車をお見送り さようなら海峡線・知内駅―地元住民らが最終列車をお見送り

▼上り最終列車の到着を待つ、▼右:上り最終列車を見送る人々
さようなら海峡線・知内駅―地元住民らが最終列車をお見送り さようなら海峡線・知内駅―地元住民らが最終列車をお見送り

▼上り最終列車が出発
さようなら海峡線・知内駅―地元住民らが最終列車をお見送り

下り列車は20:02の函館行スーパー白鳥31号が最終。知内町産業振興課労働係によると、知内駅に併設されている「道の駅しりうち」は、今後も営業を続けます。

これがほしかった「知内駅来駅証明書」

さようなら海峡線・知内駅―地元住民らが最終列車をお見送り

さようなら海峡線・知内駅―地元住民らが最終列車をお見送り 3月1日からこの日までの2週間、併設されている「道の駅しりうち」で、「さようなら知内駅来駅証明書」が配布されました。最終日ということで既に配布されつくしているかと心配したものの、無事、手に入れることができました。さらに、無人駅ならではの「乗車駅証明書発行機」のボタンを押し、知内駅最終日に訪れたことの証しとなる証明書を取りました。

道内最南端、新幹線の玄関口となるJR木古内駅

知内駅の廃止に伴い、道内最南端の駅となる木古内駅。海峡線と江差線の駅ですが、2014年5月12日に江差線(木古内~江差間)が廃止予定

さようなら海峡線・知内駅―地元住民らが最終列車をお見送り さようなら海峡線・知内駅―地元住民らが最終列車をお見送り

現在、駅の北側に新幹線駅の工事が進められており、工期は2015年5月末まで。鉄道・運輸機構北海道新幹線建設局総務課によると、2014年3月14日現在、外観工事はほぼ終了し、内部の機器類の設置などが進められています。

筆者について

千葉美奈子

千葉美奈子

東京都出身。2012年夏から函館市在住。乳幼児と保護者向けイベントの講師業のほか、総合情報サイト『All About』の乳児育児・絵本ガイド。自身も子育て現役中。初めての北海道生活、函館の空の表情の豊かさは、長年かかって築かれてきた価値観・人生観に大きな影響を与えたようです。道南地方の個性的な魅力に触れるたびに幸せな気持ちに。趣味は料理、パン作り、野球観戦。