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新旧の鉄道に思いを馳せて―道南担当記者が選ぶ2014年のベスト5

千葉美奈子
Written by 千葉美奈子

新旧の鉄道に思いを馳せて―道南担当記者が選ぶ2014年のベスト5

2012年7月末から初めての北海道・函館での生活を送り、2013年9月から北海道ファンマガジンのライターとして活動しています。2014年は、新しくやってくる北海道新幹線と、その陰で役割を終えていく在来線など、鉄道を通して地域の新旧というものに思いを馳せる経験をしました。

鉄道に関することは全国的なニュースにもなりますが、その中で記事を書く上で心がけたのは、まだまだ函館在住歴が短い中で感じること、今函館で家族と共に地域に密着して生活している中で感じること、そして、現場を目にした方々から伺った色々な声、それらを反映させた地域ライターならではの記事にすることです。また、ニュース性のあるものについては、記事の当日中の作成、編集部への送信を徹底しました。

5位:函館市電100年目に、出産をへて復帰した戦後初の女性運転士・平泉さん

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現在の函館市電の女性運転士の中で、初めて出産をへて復帰。パイオニアだからこその課題も抱えながら、大好きな仕事を続けたい、女性運転士がもっと増えてほしいという気持ちで仕事に励んでいます。彼女とは、お互い小さな子どもの子育て中という立場を通して知り合い、仕事や子育てへの思いを伺い、運転する市電に同乗して密着取材。同じ路線でも、彼女が出会う人々や光景は、毎日表情が違うのだろうなあとしみじみ感じました。

4位:北海道新幹線H5系試験走行始まる!新函館北斗駅で歓迎セレモニー開催

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北海道新幹線H5系車両が、初めて北海道の線路を走った日は、強い風雨に見舞われました。北海道を走る新幹線としての独自の対策を、当日現場にいた鉄道・運輸機構の方に伺い記事に盛り込んだほか、道内遠方から親子で来ていた2歳半の男の子の感動のコメントも。この日は、札幌からファンマガジン編集長が映像担当として訪れ、私は写真と記事を担当。編集長は翌日の木古内駅でのセレモニーの様子も取材しました。

3位:今年で最後かも?「SLはこだてクリスマスファンタジー号」に乗ってみた

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JR北海道が、北海道新幹線の開通に全力を挙げることなどを理由に今年度限りでの運行休止を発表している「SLはこだてクリスマスファンタジー号」。12/6の今年度の運行初日は、雪が降りしきる中での雰囲気たっぷりのSLの勇姿を、たくさんの人たちが楽しみました。函館-大沼公園は往復1時間20分ほどのあっという間の乗車時間ですが、雪で真っ白な中、雲の上を走っているような感覚に包まれた極上の時間でした。休止は惜しい、その思いに尽きます。

2位:さようなら海峡線・知内駅―地元住民らが最終列車をお見送り

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北海道新幹線の試験走行の際にホームと跨線橋が支障になることなどを理由に、JR海峡線知内駅が廃止されました。札幌から来た鉄道ファンの女性は「(新幹線という)新しいものが来るためには、古いものとお別れしなければならないのですね」という切ない思いを聞かせてくださいました。これ以降数回、車で旧知内駅を通りかかっていますが、そのたびに、駅と一体化していて現在も残っている「道の駅しりうち」で休憩し、変わっていく光景を眺めています。

1位:「ありがとう江差線」JR江差線(木古内~江差)78年の歴史に幕

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江差の海や夕日が大好きで、家族で何度も訪れています。当日は青空が澄み渡るよいお天気の中、午前10時ごろから午後3時ごろまで江差に滞在。駅周辺の地理感覚もあり、駅と付近の歩道橋からの様子を中心に取材しました。名物の天然岩海苔弁当を近くの公園で食べたのも思い出です。その後も何度か江差を訪れていますが、がらんとした駅前広場を見るたびに、この日のにぎわいやたくさんの人たちの最終運行を惜しむ様子がよみがえります。

取材にご協力くださった皆さま、いつも記事を読んでくださる皆様に心から感謝しつつ、2015年も、道南の「今」や魅力をお伝えする記事を書きたいと思います。皆さま、どうぞよい年末年始をお迎えください。

筆者について

千葉美奈子

千葉美奈子

東京都出身。2012年夏から函館市在住。乳幼児と保護者向けイベントの講師業のほか、総合情報サイト『All About』の乳児育児・絵本ガイド。自身も子育て現役中。初めての北海道生活、函館の空の表情の豊かさは、長年かかって築かれてきた価値観・人生観に大きな影響を与えたようです。道南地方の個性的な魅力に触れるたびに幸せな気持ちに。趣味は料理、パン作り、野球観戦。