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6月まで限定! 函館市役所食堂「ツチくじら和風竜田揚げ定食」が人気!

千葉美奈子
Written by 千葉美奈子

6月まで限定! 函館市役所食堂「ツチくじら和風竜田揚げ定食」が人気!

【函館市】毎年期間限定で行われる函館のツチクジラ漁。2015年も5月25日に漁が解禁されました。函館市によると、例年は6月末までだそうですが、天候により出航できないことなどもあるため、今年は7月末までに延長されたとのこと。この時期限定で町の食堂などに期間限定の鯨料理が登場したり、スーパーマーケットの鮮魚コーナーにもパック入りの鯨肉が並びます。函館市役所地下の食堂でも鯨の竜田揚げ定食が6月まで登場しており人気メニューだそうです。

函館はツチクジラを対象とする小型捕鯨の基地

函館市農林水産部水産課によると、国際捕鯨委員会の規制対象外であるツチクジラは、農林水産庁から全国で66頭の捕獲枠が定められています。全国で小型捕鯨の基地となっているのは、北海道では網走と函館、宮城県牡鹿町鮎川、千葉県南房総市和田、和歌山県太地町の5ヵ所。そのうち網走には2頭、函館には1999年から10頭の枠が与えられているそうです。

函館市役所食堂の期間限定人気メニュー「ツチくじら和風竜田揚げ定食」

▼スーパーで売っていた生のクジラ肉。売り場には刺身用の添え書き
6月まで限定! 函館市役所食堂「ツチくじら和風竜田揚げ定食」が人気!

筆者にとって鯨料理との縁は、小学生の頃に鯨を使ったメニューが給食に出てきたという程度。函館に来て初めて、函館に期間限定でツチクジラが水揚げされるということを知りました。スーパーに刺身用の生鯨が並んでいる事にもびっくり。人によって独特の臭みが気になるという場合もあるようですが、私は特に感じませんでした。

▼函館市役所食堂の「ツチくじら和風竜田揚げ定食」
6月まで限定! 函館市役所食堂「ツチくじら和風竜田揚げ定食」が人気!
6月まで限定! 函館市役所食堂「ツチくじら和風竜田揚げ定食」が人気!

函館市役所食堂の「ツチくじら和風竜田揚げ定食」(税込580円)は、毎年ツチクジラ漁が始まってから6月いっぱいまでの提供ですが、入荷分がなくなり次第終了とのことです。1日限定30食程度の提供で、11時に食堂がオープンすると午前中のうちに売り切れになることが多いそう。揚げたてのサクッとした食感に、全くクセのない味わいの赤身肉。おろしポン酢で美味しくいただきました。

鯨と縁が深かった函館

お正月には「鯨汁」を作る風習が伝わる函館。函館市水産課によると、米国のペリー提督が5隻の黒船を率いて函館に来航した翌年の1854年に日米和親条約が締結され、翌年1855年に、函館港は薪水・食料補給港として開港しました。当時北海道近海で操業していた米国捕鯨船の休憩基地として、函館港の開港が要求されたそうです。

6月まで限定! 函館市役所食堂「ツチくじら和風竜田揚げ定食」が人気!
6月まで限定! 函館市役所食堂「ツチくじら和風竜田揚げ定食」が人気!

函館市弥生町には、遠洋漁業会社の捕鯨船船長によって1957年に建てられた「鯨族供養塔」があります。かたわらの案内板には、1857年に幕府がジョン万次郎を函館に派遣して捕鯨の指導をさせたことや、ドイツ船などから捕鯨を学んだ痕跡があることなどが記されています。塔の上部には、背美鯨(セミクジラ)の模型が据えられています。

函館市役所食堂
函館市東雲町4-13 函館市役所本庁舎地階 [地図]
TEL:0138-27-1374(一般来庁者も利用可)
営業時間:11:00~14:30(LO14:00)土日休み

鯨族供養塔
函館市弥生町9 [地図]

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筆者について

千葉美奈子

千葉美奈子

東京都出身。2012年夏から函館市在住。乳幼児と保護者向けイベントの講師業のほか、総合情報サイト『All About』の乳児育児・絵本ガイド。自身も子育て現役中。初めての北海道生活、函館の空の表情の豊かさは、長年かかって築かれてきた価値観・人生観に大きな影響を与えたようです。道南地方の個性的な魅力に触れるたびに幸せな気持ちに。趣味は料理、パン作り、野球観戦。