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移動手段は路線バスだけ!サロベツ原野を目指して女子二人旅!

羽幌町市街に入ると、羽幌バスターミナルと沿岸バス本社ターミナルを経由します。羽幌バスターミナルは旧羽幌駅跡に建てられた、営業所と車庫・駅機能を兼ね備えた施設。発車時はバスがバックするのがお決まりです。一方、本社ターミナルは狭い路地を縫って走る様子に注目です。

▼羽幌バスターミナル
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▼沿岸バス本社ターミナル
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羽幌町市街から初山別村手前までは交通量も一気に減り、アップダウンの道が続きます。初山別村市街を抜けるとすぐ右手に旧国鉄羽幌線の遺構の一つ、金駒内陸橋(地元では「きんこまない」「かなこまない」と呼び方は分かれるらしい)を望むことができます。もう一つ沿線のみどころといえる遺構は、遠別町旭温泉入口バス停脇にある陸橋です。線路跡は国道と並行して走っていたため、このほかの地域でもレール跡を見出せるかもしれません。興味ある方は、廃線跡にも注目してみてください。

▼旧国鉄羽幌線の遺構、金駒内陸橋
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▼旧国鉄羽幌線の遺構、旭温泉入口バス停横の陸橋
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遠別町市街を過ぎると啓明地区に小さな橋「満佐呂(まさろ)橋」を渡ります。しかし、この橋の下を流れる川の名前は「マサリ排水川」、橋のたもとにあるバス停の名称は「マサル橋」。「マサ」までは合っているのに、橋も川もバス停も語尾が一致していないという、謎に包まれた場所です。

▼国道にかかる満佐呂(まさろ)橋
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▼橋のたもとにあるバス停はマサル橋
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13:25豊富駅→稚咲内第2 サロベツ原野を突き抜けて日本海の漁港へ!

終点の豊富駅(13:22着)でサロベツ線・稚咲内第2行き(13:25発)に乗り換えます。サロベツ線は、豊富駅からサロベツ湿原センターやサロベツ原生花園を経て日本海側の稚咲内第2までを結ぶ14.2㎞、所要時間約20分の路線です。豊富駅では豊富留萌線のバスとの接続があるので待ち時間をあまり気にせずに乗り継ぐことができます。

▼豊富駅で乗り換え
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今回は終点の稚咲内第2まで向かい、30分ほど散策したのち、折り返し14:15発の豊富駅行きに乗って戻ることにしました。終点の稚咲内第2の近くには稚咲内漁港が。防風林のような稚咲内砂丘林も、バス停の前から一望することができます。なお、「稚内(わっかない)」ではなく、間に「咲」が入って「稚咲内(わかさかない)」と読みますのでご注意を。

▼稚咲内第2バス停前で。背後に稚咲内砂丘林が広がる
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14:15稚咲内第2→サロベツ湿原センター サロベツ湿原を歩こう!

夏季ダイヤではこのバスの後に最終便がもう一本走っています。それでサロベツ湿原センターで途中下車し、サロベツ原野を散策してみることにしました。

サロベツ原野は豊富町と幌延町にまたがる広大な湿原です。面積は200平方キロメートルにも及び、2005年にはラムサール条約にも登録されました。

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電柱・電線や建物がまったく見えない中、バスはひたすら東に進みます。北海道の広大さを実感できるひと時です。この区間の車窓は見逃さないように!

▼サロベツ湿原センターに到着!
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14:23サロベツ湿原センターに到着。次のバスまで約1時間、サロベツ湿原をたっぷり満喫しましょう。サロベツ湿原センターの裏側には木道が整備されており、サロベツ湿原を散策することができるようになっています。夏季には湿原の花が咲きます(取材時は夏の花サワギキョウなどが見ごろでした)。自分の足で歩き、車窓からではわからないサロベツの魅力を体感しましょう。→詳しくはこちらの記事をご覧ください。

▼何もない! 山すら遠い! 広い大地に恵まれました!
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センターの横には、サロベツラーメンやあげいも、いももちなどお食事メニューを味わえる「レストハウスサロベツ」が併設しています。ここのおすすめは、豊富牛乳ソフトアイス。地元産豊富牛乳を使った濃厚なソフトクリームをサロベツ原野のど真ん中で味わえるなんて、贅沢ですよね。

▼バニラソフトとチーズソフト。おいしい! 濃厚! 甘い! を連呼していた
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サロベツ湿原センター
所在地:天塩郡豊富町上サロベツ8662番地
電話:0162-82-3232
営業時間:11~4月は10時~16時(月曜休館)、5・8~10月は9時~17時(無休)、6~7月は8時30分~17時30分

レストハウスサロベツ
所在地:天塩郡豊富町上サロベツ8662番地
電話:0162-82-1230
営業時間:5・9~10月は10時~16時、6~8月は10時~17時、冬期休業

※取材時のサロベツ線は夏季ダイヤなので1日3往復でしたが、10月~翌5月までは冬季ダイヤで1日2往復となります。最終便は13:50豊富駅発です。本稿で紹介しているようにサロベツ湿原センター前で途中下車をすると路線バスでは帰れなくなりますのでご注意ください。もしくは、途中の報徳地区にある「民宿あしたの城」で一泊するのであれば冬季ダイヤ期間中も利用できるかもしれません。→詳しくはこちらの記事をご覧ください。

15:38サロベツ湿原センター→トナカイ観光牧場前 トナカイ観光牧場に向けて出発!

サロベツ湿原を満喫した二人。次の目的地は、動物たちと触れ合おう!ということで、幌延町トナカイ観光牧場です。一度豊富駅までサロベツ線で戻り、15:55発、豊富留萌線・留萌十字街行きに乗り換えます。

▼豊富駅で乗り換え
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豊富駅では豊富町の「とよとみカタラーナ」を購入! トナカイ観光牧場前バス停で下車するまでの約20分間は、この新スイーツを楽しみます。→詳しくはこちらの記事をご覧ください。

▼とよとみカタラーナ
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16:14、トナカイ観光牧場に到着しました。入場は無料! トナカイにあげるエサを購入し、エサやりに挑戦しました。トナカイ専門牧場ですが、実はヤギも2匹(ブラウンとチャーリー)いるんです。→詳しくはこちらの記事をご覧ください。

▼トナカイ観光牧場
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▼こわーい!と言いながらのエサやり体験。舐め方がうまいトナカイだけにエサをあげるという“えこひいき”も発動
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筆者について

編集部

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北海道ファンマガジン編集部。編集部スタッフが取材執筆した記事や、名前を出さないライターの記事、寄稿記事の掲載の際にもこのアカウントが使われます。