年末に行きたい!今注目の「大沼鶴雅オーベルジュ エプイ」で一泊旅!

旅行に行きたいけどなかなか暇が取れない……また、魅力的なところが道内には多すぎて、どこに行けばいいのかわからない……などなど、旅行に関する悩みは尽きないもの。そこで今回は、ちょっと休暇が取れそうなクリスマスシーズン、年末の時期に向けて、時間のない人でも札幌から無理せず行けて、きっと満足できる道南方面への一泊旅行をご提案します。

白老町で下りて、白老牛とアイヌ民族博物館へ!

札幌を出発し、まず最初に訪れるのは白老町です。10年ほど前に白老牛がブランド化され、最近はかなり人気の高い牛肉として全国に知られるようになりました。白老町は、札幌から約90kmの距離。道央自動車道を使えばゆっくり走っても1時間30分ほどで到着します。白老インターチェンジで道央自動車道を下りてください。

ランチにオススメしたいのが、JR白老駅前にある「レストランおおきな木」です。70年ほど前にオープンした駅前食堂を、四代目オーナーの木村氏が28年前にリニューアルしたというお店。老舗レストランとして地元からの人気はもちろん、有名ホテルでシェフをしていたという木村氏の作ったメニューのおいしさ、価格のリーズナブルさが口コミで広がり、今ではこのお店目当てに白老町に来る人もいるのだとか。駅前食堂だったころの名残でメニューの種類はラーメンからハンバーグまでかなり豊富。でもやはり白老町に来たからには白老牛を使ったメニューをぜひ味わいましょう。中でもオススメなのが「白老牛のビーフシチューセット」(税込1,650円)です。

器の中には白老牛の塊がゴロゴロ入っていて、思う存分味わえます。実際に食べてみると、お肉はトロトロになるまで煮込まれていて噛む必要がないくらいの柔らかさ。これだけお肉が入っていて1,650円は超リーズナブル! 感激すること間違いなしです。

もうひとつのオススメメニューが白老牛を使ったハンバーガーです。このメニューには、オーナーのこだわりがかなり詰まっているそう。「業者さんにミンチを注文すると、どうしても皮や脂が入ってきてしまうことがあるんですよね。皮や脂を入れたくないので自分でミンチを挽くようになったんです」(木村氏)。デミグラソースも白老牛を使ったフォンドボーから作ったというのだから、おいしくないわけがありません。この「白老牛オリジナルバーガー」は650円(税込)で、テイクアウトも可能です。

レストランおおきな木
所在地:北海道白老郡白老町東町1丁目1-6
TEL:0144-82-3313
営業時間:9:30~20:00(ラストオーダー19:30)
定休日:日曜日

次に訪れたいのが「アイヌ民族博物館」です。「レストランおおきな木」から1kmも離れておらず、車なら5分もかからず到着します。

白老町には、大きな湖にある集落を意味するポロトコタンが昔からあり、戦後、全国から訪れる観光客で賑わうようになりました。そこで、湖のほとりにアイヌのかやぶきの家(チセ)5棟を再現して、かつての集落の様子が見られるようにしたのがここ「アイヌ民族博物館」なのです。

各チセの中では、アイヌの伝統芸能や手工芸の実演などを見ることができます。中でも1日8回公開している定時公演は必見。2部構成となり先住民族アイヌの生活や風習、行事などを紹介するアイヌ文化の解説、手拍子や歌声にあわせて踊る古式舞踊、ムックリやトンコリといった伝統楽器の演奏……などなど、知っているようで知らないアイヌの文化に触れることができます。新しい発見も旅の醍醐味と言えるでしょう。

アイヌ民族博物館
所在地:北海道白老郡白老町若草町2-3-4
TEL:0144-82-3914
http://www.ainu-museum.or.jp/
開館時間:8:45~17:00
休館日:年末年始(12/29~1/5)
入場料金 大人800円、高校生 600円、中学生500円、小学生350円
(アイヌ民族博物館は、現在一般財団が運営していますが、2020年に国立アイヌ民族博物館に生まれ変わります)

大沼公園の新名所「大沼鶴雅オーベルジュ エプイ」でリッチな温泉宿体験を。

道南一泊旅の目的地として宿泊したいのが、2016年8月10日にオープンしたばかりの「大沼鶴雅オーベルジュ エプイ」です。白老インターチェンジから道央自動車道で終点の大沼公園インターチェンジへと向かいます。JR大沼公園駅の裏側にあり、白老から3時間ほどで到着します。

「エプイ」はアイヌ語で「樹々の花や実」のことを意味するのだそう。地元の文化を大切に……という会社の理念から名称にアイヌ語を取り入れたのだとか。敷地は2万平米あり、そのうち8,000平米が庭になっていて、20~30種類の木々が植えられています。取材時はちょうど紅葉の季節。木々が赤や黄色、オレンジに染まり、この空間だけで目の保養ができてしまうほど美しい光景でした。

宿泊先の選択ポイントとして、お風呂は重要ですね。エプイでは、大浴場が露天風呂になっていて、大沼の自然を肌で感じながら疲れを癒すことができます。大浴場にタオルなどのリネン類がすべて揃っているので、わざわざ自室から持っていかなくていいのも便利です。

▼エプイ自慢の露天風呂

気になるお部屋タイプは4種類。スパリビング付きツインルーム、露天風呂付きツインルーム、ツインルーム、ダブルベッドルームがありますが、中でもスパリビング付きツインルームにご注目を。

ここは、メインの部屋の外にもう1棟建物があります。スパとリビングが一体となった建物で、優雅な時間を楽しむことができます。たとえばリビングには温熱タイルとマットが準備されており、ヨガやストレッチでドライブの疲れをほぐすことも可能。また、大型プロジェクターや音響システム、ワインセラーもあり、時を忘れて快適な時間が過ごせるでしょう。

▼スパとリビングが一体となった建物で優雅なひと時を

スパには大きめの湯船があり、ベストの温度に保たれた温泉が準備されています。入りたいなと思ったときに入ることができる贅沢さ。心も体もリラックスするひとときを約束してくれます。

部屋でひとしきりくつろいだら、食事の前にぜひバーラウンジにお立ち寄りください。ラウンジの外には小沼に突き出したスペースがありソファが設置されています。ゆっくりと景色を眺めることができ、タイミングが合えば小沼の向こうの山に沈む美しい夕日とも対面できます。(夜間は外に出ることができません)

バーラウンジのホールには、大きなジオラマが設置されています。ジオラマのサイドはカウンターになっていて、走る列車を見ながらお酒を楽しめます。走っている列車はすべて昭和40年代~50年代のものばかり。ノスタルジックな雰囲気が味わえる、粋な計らいを感じます。

エプイでは、食事はすべてレストランで提供されます。メニューの特徴は、大沼を中心に半径50マイル(約80km)圏内で採れる食材を中心に使用していること。新鮮な肉や魚、野菜などがバランスよく使われ、素材の味を生かした創作料理を堪能できます。

チェックアウトは11時。朝食後に、お風呂に入ったり、大沼界隈の散策が楽しめます。季節によっては、早起きして無料で貸し出している自転車で大沼を一周してみるのもいいかもしれません。大沼と駒ヶ岳のコントラストが素敵なシチュエーションを演出してくれますよ。

大沼鶴雅オーベルジュ エプイ
北海道亀田郡七飯町大沼町85-9
Tel.0138-67-2964

鹿部町「しかべ間歇泉公園」でほっと一息あたたまろう。

エプイを出たあとは、鹿部町にある道の駅「しかべ間歇泉公園」に寄ってみましょう。エプイから20kmぐらいですので、車で20分もかかりません。

「しかべ間歇泉公園」には、その名のとおり、空高く吹き上がる間歇泉が見られます。間歇泉は約10分に1回の割合で地下から約100℃の温泉が吹き上がり、迫力満点。日本でも数少ない間歇泉は、一見の価値ありです。すぐそばに足湯スペースも作られていますので、足を浸しながら間歇泉を見ることも可能です。タオルの無料貸し出しもしています。

目の前には海が広がっており、隣接した物産館にはその朝に採れたばかりの魚貝類が並びます。魅力的なのは、そうした魚貝類をはじめ、ここで購入した野菜や肉、玉子などを温泉蒸し釜を使って自分で蒸せること。新鮮な食材を自然の熱で調理する……日常ではなかなか味わえない体験です。もちろん、味も格別です。

食材が蒸し上がったら、物産館の中にある「浜のかあさん食堂」で、たらこご飯セット(400円)とともに召しあがってください。新鮮なたらこがどーんと乗ったご飯と、鹿部町で取れた小さなホタテや海藻などが入った味噌汁(日替わり)が付いてきます。

道の駅しかべ間歇泉公園
所在地:茅部群鹿部町字鹿部18-1
TEL:01372-7-5655
開業時間:4月~9月/8時30分~18時、10月~3月/9時~17時
公園入園料:大人300円、小/中学生200円、未就学児無料
休業日: 10月~3月の第4月曜日(祝日が月曜日の場合は翌々日)

いよいよ旅も終盤。「しかべ間歇泉公園」から札幌までの帰路は約300kmです。森インターチェンジから道央自動車道に乗り、約4時間のドライブ。休憩を取りながら安全運転を心がけてください。

今回提案したのは往復で600kmほどの旅。気になるところに立ち寄りつつ、無理のない行程となっています。気をつけたいのは、旅行前にカー用品店などで車の点検をしておくこと。特にこれから冬になると夏とは違う装備が必要。タイヤチェックだけでなく、装備などについても確認しておくようにしてください。

また、clover ETCカードもお忘れなく。clover ETCカードがあれば、有料道路の料金所をスムーズに通行できます。キャッシュレスなのはもちろん、時間帯や曜日によって割引などもありますので、現金で通行するよりもはるかにお得で便利です。車で遠出をするときには、clover ETCカードをぜひご活用ください。

訪問地でのお支払いもcloverカードを利用すれば、使った金額に応じたポイントが貯まります。スマートな旅のお供として、cloverカードはきっとお役に立つはずです。

今回ご紹介した旅行はあくまでも提案のひとつ。これを参考に、ご自身なりの旅行プランを練ってみてはいかがでしょうか?

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