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緊急ルポ:もはや雪害!豪雪で集中攻撃される岩見沢の実情

編集部
Written by 編集部

 岩見沢市が記録的な豪雪に苦しんでいる。しかも、岩見沢市(および周辺)だけが集中攻撃されているようにも感じる。そんな今シーズンの岩見沢の豪雪は「雪害」と呼ぶ市民も多い。今回、岩見沢市がどれだけ酷い状況なのか、実際に訪れてみた。

緊急ルポ:もはや雪害!豪雪で集中攻撃される岩見沢の実情
緊急ルポ:もはや雪害!豪雪で集中攻撃される岩見沢の実情
歩道はこのように両側が高い壁

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歩行者用信号機の高さに達する

緊急ルポ:もはや雪害!豪雪で集中攻撃される岩見沢の実情
住宅街も御覧の通り

 岩見沢市と言えば、道内でも屈指の豪雪地帯である。例年、30kmほど離れた札幌市とは降雪の量が大きく異なる。それでも、2011年1月と12月、2012年1月の積雪量は尋常ではなかった。

 記録的豪雪により、排雪に手が回らない、路線バスが市内全便運休する日が出る等、市民の生活を圧迫している。除雪を一日中してもまだ降り続くということも多く、中には一日中除雪をしている方もいる。雪捨て場がないと嘆く家庭も多い。

 市内を貫く国道12号線は両側に高く雪が積り、歩道は背丈よりも高い壁に挟まれた狭い通路を通ることを余儀なくされ、市内の一部分で片側一車線にならざるを得ない場所も発生し渋滞。普段は広い市内の主要道路も譲り合わなければならない区間もあった。

 住宅地になると、両側は車庫ほどの高い雪壁が生じ、一台通るのがやっとである。看板や街路樹も埋もれている。市内の主な道路では一度排雪を例年より早めて少なくとも一度実施しているにもかかわらずこの有様である。

 JR北海道も除雪車両そのものが立ち往生するなどお手上げ状態になることがあり、岩見沢周辺の鉄道の運休や遅れは日常茶飯事。江別市豊幌以北が吹雪に見舞われることが多く、道央自動車道も通行止めが相次いだ。

緊急ルポ:もはや雪害!豪雪で集中攻撃される岩見沢の実情

車載映像

データで見る岩見沢の超豪雪ぶり

 2011年12月の岩見沢市は、降雪量が346cm、最深積雪が129cmに達した。ひと月の記録としては記録的であったが、2012年1月は半月経過して降雪量171cm、すでに最深積雪182cmを記録している(1月15日までの記録)。

 最深積雪とは、積雪の最大値を指す。岩見沢の平年値は73cm。これまでの最深積雪の記録は1970年3月22日に記録した180cmが最大だったわけだが、約42年ぶりにその記録を塗り替えて、過去最高記録を更新した。

岩見沢市の最深積雪の記録ベスト5
1位 182cm(2012年1月15日まで)
2位 180cm(1970年)
3位 168cm(1965年)
4位 165cm(2006年)
5位 163cm(1988年)

 実は2011年は1月も岩見沢地方の降雪量が多かった。岩見沢市ではビニールハウスの損壊被害が多発した。この時もひと月に集中的に降雪するのは久しぶりのことであり、降雪量は337cm、最深積雪は133cmを記録している。しかし、シーズントータルとしてはそれほど多かったわけではなかった。

 2011年12月~2012年1月は岩見沢にとっては2シーズン連続の局地的超豪雪である。岩見沢市を中心とした南空知だけでなく、隣接する新篠津村を中心に石狩北部でも積雪量が非常に多い。これは日本海側からの雪雲がちょうど南空知周辺にやってきて夕張山地に当たって雪を降らせるからだ。さらに、1月になって気温が上がらない日も多く雪が解けないのも、積雪量の更新に「貢献」している。

 気象庁の統計をもとに、今シーズンの積雪量をグラフ化してみた。

降雪量
青色:平年値
赤色:2010年11月~2012年1月前半までのデータ
※2011年1月と12月がどか雪で、2012年1月も前半で既に平年値に追い付こうとしていることがわかる。
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積雪量
青色:平年値
赤色:2010年11月~2012年1月前半までのデータ
※積雪状況を見ると、2011年1月時点より、12月~2012年1月の時のほうがはるかに酷いことが分かる。
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ここ最近の最深積雪(2001年~2012年1月)
※2009年は少雪だったが、その年を基準に考えると2012年は約3倍に当たる。
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道内主要都市別比較(2012年1月)
青色:降雪量
赤色:最深積雪
※岩見沢市や倶知安町の積雪量は群を抜いている。札幌市(降雪63cm・最深積雪70cm)とは2.5倍ほどの差がある。一方で太平洋側は例年降雪も積雪も少ない。
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 今冬シーズン始まってまだ途中の1月。これからもまだ降り続くことも考えられるし、昨年同様、短期間だけの豪雪であることも考えられる。いずれにしてもこの冬の岩見沢は記録的であったことに変わりはない。毎年のこうした大雪を経験する岩見沢市民には恐れ入る。

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