水道料金が高いのは羅臼町、安いのは函館市!

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 水道料金が高いなと感じることありますか?道内の水道料金は地域差がありすぎるため、できれば安いところに住みたいというのも本音。ではどこが高くて、どこが安いのでしょう。

 全国的にみてもそうですが、水道料金には地域格差があります。全国的に言うとその差は何と10倍あるようです。となると、生活に重くのしかかってくる水道料金の安い地域はどこなの?ということが気になります。ということで、水道料金の高いところ、安いところをご紹介しましょう。

水道料金が高いのはどこ?

 まず水道料金が高いのはどこなのか……ということですが、毎年上水道料金が高い全国市町村ランキングトップ10に入り込んでくる北海道の自治体があります。そのうち5つが北海道の自治体ということも珍しくありません。

 高い自治体として常連の市町村は、池田町、羅臼町、増毛町の3町です。いずれも家庭用10立方メートルあたりの上水道料金は3000円を超えます。道内各地の上水道料金、高料金上位10をランキングしてみました。

道内の上水道高料金ランキング
1.羅臼町 3360
2.池田町 3121
3.増毛町 3060
4.西空知広域水道企業団 2950
5.江差町 2890
6.羽幌町 2850
7.栗山町 2837
8.様似町 2830
9.福島町 2824
10.幕別町 2750

道内の簡易水道高料金ランキング
1.羅臼町峯浜地区 3360
2.羽幌町天売焼尻地区 3250
3.むかわ町穂別地区 3070
4.増毛町雄冬地区 3060
4.平取町本町地区 3060
6.網走市能取地区 3057
7.天塩町市街・雄信内 3030
8.浦幌町 2990
9.礼文町 2960
10.苫前町 2860
(出典:北海道環境生活部H20年度)

水道料金が安いのはどこ?

 では、水道料金の安い市町村はどこでしょうか。市部が上位に入ってきます。最も安いのは何と函館市。2位の千歳市を大きく突き放しての1位になっています。日本人が設計した水道として国内初の近代水道が基礎になっています。では同じ統計資料から高料金をランキングしてみましょう。

道内の上水道低料金ランキング
1.函館市 745
2.千歳市 1102
3.室蘭市 1186
4.斜里町 1200
5.岩見沢市 1207
6.北斗市(旧上磯町) 1270
7.倶知安町 1311
8.新得町 1320
8.東神楽町 1320
10.小樽市 1333

道内の簡易水道低料金ランキング
1.函館市戸井恵山地区 745
2.せたな町花歌地区 940
2.京極町 940
4.泊村 1030
5.芦別市新城地区 1092
6.壮瞥町赤井川常盤地区 1100
7.占冠村占冠トマム地区 1110
8.斜里町ウトロ地区 1200
9.赤井川村 1230
10.北斗市茂辺地地区 1270
(出典:北海道環境生活部H20年度)

 まとめてみると道内の平均上水道料金は2027円、簡易水道事業の平均は1978円でした。水道料金は地元自治体に一任されているため、各自治体によって水道料金が異なるようになっています。どうして高いところがあるのかというと、水源の水利権を持たないところで、浄水場施設を建設した自治体はおおむね水道料金が高くなる傾向があるようです。

 最も安い函館市中心部は、市内の亀田川、松倉川、汐泊川の3河川を取水源としています。低料金の自治体は支笏湖水系に頼る千歳市など、水資源に恵まれているところが多いようです。面白いのは、知床半島の一方の羅臼町は道内で最も高い水道料金でありながら、もう片方の斜里町は低料金ランキングに名を連ねていることでしょう。