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まるで雲のカーペット! 初夏の風物詩「ポプラの綿毛」スポット9選

早川千尋
Written by 早川千尋

まるで雲のカーペット! 初夏の風物詩「ポプラの綿毛」スポット9選

6月、初夏。札幌の街中や公園を歩いていると、ワタのようなものが飛んでくることがよくあります。「タンポポの綿毛かな」と思い手に取ってみると、意外と大きくてタンポポよりも丈夫。手触りはふわっとやわらか。足元をよく見てみると、道端や公園の地面が、そのワタで白く覆われています。 「きれい!」「うっとうしい!」皆さん思うところはそれぞれあるとは思いますが、このワタの正体はいったい何でしょう? 実はこれ、ポプラの綿毛なんです。

ポプラって? 綿毛ができるまで

まるで雲のカーペット! 初夏の風物詩「ポプラの綿毛」スポット9選

ポプラは、北海道大学のポプラ並木や真駒内公園、石狩街道などで見かける落葉広葉樹。別名、セイヨウハコヤナギ。美唄市の木として指定されています。高さは20~30メートルほどで、遠くからは背の高いホウキのような形に見えます。ポプラの学名Populusには「震える」という意味があり、わずかな風にもポプラの葉がそよぐことからつけられました。

まるで雲のカーペット! 初夏の風物詩「ポプラの綿毛」スポット9選
まるで雲のカーペット! 初夏の風物詩「ポプラの綿毛」スポット9選

ポプラは4・5月に開花し、5・6月に実が成熟します。その後、果皮が割れ、中から飛び出てくるのが白い綿毛。その綿毛こそが、この時期街中を浮遊しているワタなのです。

綿毛舞う街、公園に雲ひろがる

まるで雲のカーペット! 初夏の風物詩「ポプラの綿毛」スポット9選

ポプラの木から少し離れた市街地でも、軽い綿毛は風に乗って運ばれてきます。街中でたくさん舞っているのだから、木の近くはもっとすごいのでは? その通り、ポプラの木の下はまさに、幻想的。まるで、やわらかな雲のカーペットが敷かれているよう。この風景はよく「初夏の雪」と表現されます。

お待ちかね!ポプラの綿毛スポットご紹介

初夏にしか見られない、そんな儚くも美しい風景はいったいどこで見られるのでしょうか。 今回、9ヶ所の綿毛スポットへ行って来ました。

・前田森林公園(手稲区)
まるで雲のカーペット! 初夏の風物詩「ポプラの綿毛」スポット9選

水路を挟むようにして、240本ほどのポプラ並木があります。柔らかな芝生と綿毛の感触、噴水の爽やかな音が相まって、日常を忘れられるような森林浴が出来そうです。

・農試公園(西区)
まるで雲のカーペット! 初夏の風物詩「ポプラの綿毛」スポット9選

琴似発寒川沿いにたくさんのポプラの木が並んでいます。農試公園は親子で楽しめる施設がたくさん。川のせせらぎを聞きながら、親子で綿毛鑑賞はいかがでしょうか。

・八紘学園(豊平区)
まるで雲のカーペット! 初夏の風物詩「ポプラの綿毛」スポット9選

花菖蒲園で有名な八紘学園ですが、240メートルにもなるポプラ並木も隠れた名所。美味しいと評判のソフトクリームを食べながらの散歩は気持ちが良さそうです。(ただし、綿毛がソフトクリームにつかないように注意!)

・羊ヶ丘展望台付近(豊平区)
まるで雲のカーペット! 初夏の風物詩「ポプラの綿毛」スポット9選

羊ヶ丘展望台へ続く道路に、ポプラがずらっと並んでいます。今回じっくりと見ることができませんでしたが、車の中から道路に綿毛を確認することが出来ました。

・真駒内公園(南区)
まるで雲のカーペット! 初夏の風物詩「ポプラの綿毛」スポット9選

真駒内公園沿いの道路にずらりと並んだポプラ並木。風の影響か、湿度の影響か原因は不明ですが、ここの綿毛が最もワタらしくふわふわに開いているような印象を受けました。

・赤レンガ庁舎前(中央区)
まるで雲のカーペット! 初夏の風物詩「ポプラの綿毛」スポット9選

道庁前も有名なポプラの木スポットです。敷地外から見てもわかるほど、ポプラの周辺が広くまんべんなく白くなっていました。池のカモと綿毛のコラボレーションも楽しめます。

・中島公園(中央区)
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北海道立文学館のすぐ近くに、異様に白い空間を発見。背の高いポプラが、近くの木々の上に綿毛を降らせているのでした。まるで、その周辺だけ雪が降ったかのよう。この場所は他のスポットと違った見方がおすすめです。遠くから眺めるよりも、すぐそばの開けたところで見上げた方がよりファンタジック。天使の羽根のように降りてくる綿毛についつい見入ってしまいます。

・北海道大学(北区)
まるで雲のカーペット! 初夏の風物詩「ポプラの綿毛」スポット9選

かの有名なポプラ並木へ。札幌駅から北大へ向かう途中、近づくにつれ飛んでくる綿毛の量が明らかに多くなっていきます。ポプラ並木はほとんど閉鎖されていて進むことは出来ませんが、80メートルだけ歩くことが出来ます。隣接する花木園は木陰が多く涼しげで、さらにポプラの綿毛も飛んでくるため、ある意味絶好の綿毛スポットかもしれません。

・石狩街道(北区)
まるで雲のカーペット! 初夏の風物詩「ポプラの綿毛」スポット9選

石狩街道(創成川通)には約4kmにも及ぶポプラ並木があります。ところどころ綿毛が集まって歩道を白く覆っていました。

もちろん、今回ご紹介したスポット以外にも、ポプラの木は色々な場所にあります。上記の9ヶ所の中では、6/22時点で中島公園がちょうど旬だったようでした。どうやら、同じ日でもそれぞれ場所によって、綿毛の舞うピークや降り方、ワタの質感が違うようでした。森林浴がてら、色々な場所に行って比較してみると面白いですね。 ポプラの綿毛シーズンは終わりに近づいています。出来るだけ早く、行ってみてください。

番外編

まるで雲のカーペット! 初夏の風物詩「ポプラの綿毛」スポット9選

「ポプラの綿毛を何かに使えないか?」と考えた結果、雪だるまならぬ、ワタだるまが完成しました。 作り方は簡単、綿毛を丸めてヘアスプレーで固め、形を整えます。からだと頭が出来たら、飾り付けて完成! 皆さんも、ポプラの綿毛で遊んでみてはいかがでしょうか。
(使った材料・道具:前田森林公園のポプラの綿毛、紙(目・口・バケツ)、ヘアスプレー)

筆者について

早川千尋

早川千尋

旭川で生まれ、札幌・釧路・函館を転々とし、札幌に落ち着く。カエルとものづくりが大好きで、特に消しゴム・石はんこや石鹸作りに情熱を注いでいる。心躍る面白い店と野生のカエルを求め、自転車とJR・地下鉄を駆使し札幌市内を放浪する。