カー用品店に聞く!冬のドライブに備えておきたい9つのアイテムとは?

北海道の厳しい寒さを乗り越えるためには、秋のうちから冬支度をはじめるのが得策です。「雪が降ってから始める」という人も多いですが、ショップの混雑などを避けるためにも早めの用意が一番です。オートバックス平岡店監修のもと、冬に備えておきたいアイテムと、カーライフのお役立ち情報をお伝えします。

冬のドライブに備えたい9つのアイテム

1. スタッドレスタイヤ (必要度★★★★★)

スタッドレスタイヤは冬のドライブのマストアイテムですが、各メーカーからさまざまな種類が発売されており、どれを選べばよいのか迷うところです。すべてのタイヤを一律に比較したデータはなく、「一番優れているタイヤは?」という質問は答えにくいと、丹羽店長は言います。

いずれもグリップ性の向上がアピールされており、メーカーによる差異は小さいため、銘柄や価格で選ばれることが多いようです。オートバックス平岡店では「走行状況やクルマの大きさに合ったタイヤ」、「外車には外国製のタイヤ」などを提案しています。

スタッドレスタイヤの交換時期は?

▼夏タイヤ(左)とスタッドレスタイヤ(右)

「雪が降って慌ててショップにタイヤ交換に持ち込んだものの、すでに予約でいっぱい」というのはよくある話です。交換が早すぎるとタイヤがもったいないと思っている人は多いですが、毎日長距離を走るのでなければそれほど影響ありません。むしろ新品のタイヤは滑りやすくなっているので、アスファルトを200㎞ほど走って「皮むき」をする必要があります。

北海道では毎年10月下旬から11月上旬にかけて初雪が観察されているので、その二週間前くらいに交換を終えておけば混雑を避けられますし、突然の積雪にも対応できます。

タイヤ交換を自分で行うには?

▼油圧ジャッキとインパクトレンチがあればスピーディーに交換可能

タイヤ交換を自分で行うのもよいでしょう。簡単な方法として、油圧式のジャッキとインパクトレンチの使用をお勧めします。油圧式のジャッキであまり力を使わず車体をリフトアップ。インパクトレンチで素早くボルトを外してスタッドレスタイヤに交換するだけ。10分程度で作業は終了します。タイヤを取り付ける際は、ゴムの減り方が均等になるように前後のタイヤをローテーションします。ボルトのゆるみや空気圧もしっかりと確認しましょう。

スタッドレスタイヤの寿命はどれくらい?

▼摩耗だけでなく紫外線もタイヤの寿命を縮める

スタッドレスタイヤの耐用年数は意外と長く、保管状態が良ければ2シーズン使用しても制動距離は新品とあまり変わりません。紫外線に弱いので屋外で保管する場合はUVをカットするケースに入れてください。タイヤを買ったときの袋に入れて保管する人もいますが、湿気が発生するのでお勧めしません。タイヤは摩耗だけでなく、劣化によっても寿命を迎えます。販売店などで状態をチェックしてもらい、早めの交換を心がけてください。

2. スノーブラシ (必要度★★★★★)

ウィンドウや屋根の雪を落とすスノーブラシも冬の必需品です。ときおり屋根に雪を載せたまま走っている人を見かけますが、フロントガラスに落ちてくると視界が遮られて危険です。最近はSUV、ハイト系など、車高の高いクルマが流行っているので、車種に合わせて収縮するタイプが便利です。柔らかい素材でクルマを傷付けずに屋根の雪を下せるブラシは丹羽店長のイチオシ商品です。

3. スノーワイパーブレード (必要度★★★★★)

▼冬用(運転席)と夏用(助手席)を比較で太さの違いが一目瞭然

ワイパーはブレードの関節部分の動きにより湾曲したガラスにフィットし、窓を拭あげる仕組みです。冬用のワイパーは関節部分をゴムで覆って凍結を防ぐとともに低温でも硬化しにくいゴムを使用しているため、雪や氷をはねのけることができます。クリアな視界を保つためには1シーズンごとに交換するのがベストです。ウィンドウに固着しないよう、必ずワイパーを立て駐車してください。

4. 冬用フロアマット (必要度★★★★★)

冬は足元が雪にまみれになったり、ドアの開閉時に雪が舞い込むなど、カーペットタイプのフロアマットでは車内が水浸しになります。フロアの床下に染み出すと錆の原因になるのでゴム製の防水マットを用意しましょう。

5. ゴムハンマー (必要度★★★★)

▼巨大化した氷は百害あって一利なし!

▼ゴムハンマーはボディを傷つけずに氷を落とせる

タイヤハウスに付着した氷を叩き落とすための道具です。氷を付けたまま走行すると、ハンドルを切るたびにタイヤと接触しますし、タイヤとの抵抗により燃費が低下します。車体を傷つけることなく氷を落とせるゴムハンマーは、あると便利な冬のアイテムです。

6. ドライブレコーダー (必要度★★★★)

▼今やドライブの必需品

あおり運転などの問題からドライブレコーダーが注目されています。冬はスリップなどによる追突事故が多発しますが、ドライブレコーダーの記録によって過失割合が有利に働くことがあることがあります。この機会に購入を検討してみてはいかがでしょうか。

7. チェーン&スノーヘルパー (必要度★★★)

4WD車の普及と共にチェーンやスノーヘルパーを使う機会は減りましたが、大雪が降る2月や、道路がシャーベット状になる3月などは4WD車であってもスタックすることがあります。スノーヘルパーやスノーブラシなどは売り切れても追加生産されないので、豪雪地帯や路地など除雪が不十分な地域を走行する予定がある人は早めに用意しておいた方がいいでしょう。

8. エンジンスターター (必要度★★)

離れた場所からエンジンをかけることができるエンジンスターターは、車内を温めるだけでなく、エンジン性能を適切に発揮できる温度にする効果もあります。ただし長時間のアイドリングはクルマに負担をかけるとともに環境にも悪影響を与えます。夏ならエアコン、冬ならヒーターで室内が適温になる温度を目安にしてください。

9. ウィンドウマスク (必要度★)

ウィンドウマスクを装着することで、窓の雪や氷の付着を防ぎます。解氷剤、霜取りと併用すれば尚可。クルマで出勤する人や豪雪地帯に住む人、スキーやスノーボードなど雪山に出かけることが多い人におすすめの商品です。

冬のドライブで気をつけたいこと

ウィンドウウォッシャー液は薄めずに使う

水で希釈すると凍結するため、冬期間は寒冷地用ウィンドウウォッシャー液を原液のまま使用します。泥が跳ねる雪解けの季節は消費量が多くなるので、トランクなどに予備を積んでおいた方がいいでしょう。

バッテリーは突然寿命が訪れる

▼バッテリーは最も大切な消耗品

JAFレスキューの出動理由の大半はバッテリーのトラブルといいます。メーカーは2~3年ごとの定期交換を推奨しているものの、まだまだ大丈夫と思っていると突然エンジンがかからなくなるケースが発生しています。何度もセルを回して無理やりエンジンをかけようとすると、モーターが焼き切れるなど故障の原因になります。

冬はバッテリーにとって過酷な要素が多いため、「週末ぐらいしか車に乗らない」、「夜間走行が多い」、「短距離走行が多い」、「寒冷地に住んでいる」、「バッテリーを一度でも上げた事がある」になどに該当する人は定期的に電圧チェックを行うなど、日ごろからのメンテナンスを心がけてください。

本州で購入したクルマは北海道の寒さに耐えられるのか?

北海道で販売されているクルマは、「寒冷地仕様車」となっており、本州などで販売されている標準車と比べてバッテリーの大容量化やワイパーモーターが強化されるなど特別仕様になっています。

自動車メーカーに伺ったところ「標準車を北海道で使用する際は、環境によって支障が生じることも考えられるため、現地のディーラーに相談してほしい」とのことです。ホンダ・マツダ・スバルは、寒冷地仕様が全国共通となっているので、そのまま使用できます。

オートバックス平岡店
所在地:札幌市清田区平岡7条1丁目1-1
電話:011-889-0001
営業時間: 10時~19時(不定休)