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除雪作業!!

編集部
Written by 編集部

除雪作業!!  雪が降れば当然「除雪」をするわけですが、各家庭に「スコップ」「ママさんダンプ」は常備です。基本的に自分の家の敷地内をしますが、集合住宅団地になると当番制であったりもします。車には雪がつまさって、雪だるまのようになっていますので、専用の器具で雪をおろします。

基本的に夜中に除雪!

除雪作業!!  降雪量が5cmまたは10cm以上のときに除雪車が出動することになっています(地域差がありますが)。開建が国道、土木現業所が道道、市道が市とそれぞれ分担されているわけですが、夜中、みんなが寝静まっている1時~5時頃に大きな音と振動で住民の目を覚ましに出かけます(たいていそんなに気付きませんが)。

 ブルドーザーが通ると、雪の塊が押し固められて道路わきにたまります。これをさらによけないことには車を駐車場から出ることができないため、総出で重い雪だまを除雪します。基本的に自分の家の敷地内で処理しなければいけないので、雪がたまってくると捨て場に苦しみます。近くに空き地がある場合はそこを利用します。

※2009年1月14日、網走管内美幌町で、除雪車の取りこぼし(道路わきにたまる雪塊)がないようにした新型除雪車の実験が行われました。旭川市の会社が2007年に開発、除雪ブレードの両脇から鉄板を出し入れできるようにするもので、これにより、重たい雪が道路わきに残ることはなくなります。

 住宅地の除雪は業者に委託されて行われることもありますが、工事期間のように写真のような「除雪標識」が立てられています。これには除雪作業期間、業種名として除雪作業であること、そして発注者は行政機関(市町村など)、最後に委託された除雪業者の表記があります。

朝は除雪が大変!

除雪作業!!  「明日積もってるよ」「明日は積もるわ」「明日の朝は除雪だよ、早く起きてよ」「こりゃブル入るな」……これらは、夜に聞かれる会話の一例です。夜9時か10時頃に、すでに積もっていて、まだまだしんしんと降っているとき、みんなこういいます。

 夜に除雪するという家は少ないです(もちろん夜中にせっせとやってるご苦労さんな人もいます)。みな、朝に除雪をいっせいにします。だから、早起きしなければいけません。どれだけ降っているかは朝になってみないとわかりませんが、たいがい、夜中にブルが入っているので、ブルの音が聞こえて目が覚めると、除雪しなければいけないと悟ります。ちなみに「ブル」とは除雪車のことです。夜に除雪するとしても、明日の朝に楽なように軽くぱぱっとすませます。

除雪作業!!  次の日、おきてカーテンをあけて、積雪量を見てみます。朝の準備なんだかんだして、いよいよ除雪。ながぐつで外に出ます。順序としてはまず軽く通路のために雪はねをして、次に車が真っ白の雪像に変わっていますので(マシュマロみたいですが)、車の雪を専用のブラシで落としてあげます。これだけで、車のまわりに雪が積み重なります。車の脇の雪をスコップで広い場所に。その集まった雪も、その広い場所の雪も一緒にママさんダンプで雪を捨てに行きます。

雪を捨てる場所とは

除雪作業!!  捨てる場所ですが、多くの家では、道路に捨ててしまっています。厳密に言うと、家の塀から道路にかけて大きく雪山を積み重ねます。で、なぜ、道路において、それも車が1台しか通れないくらいにしてまでするかというと、除雪車や排雪車が入ったときに楽だからです。

 特に排雪のとき。敷地の奥にためてしまって捨て場がない~と困るよりも、道路わきにためておき、雪を自動で持っていってもらえればいいわけです。本来、排雪時、雪を持っていってもらう目的で敷地内の雪を道路にかきだすことは禁止されています。が、みんな捨て場に困っていますので、やむなく道路に……という暗黙の了解。

除雪作業!!  家の目の前や近くが林とか沢になっていたりすると、道路のガードレールを一部取り外して(本当はダメですよ)、道路の脇から、雪をママさんダンプかなんかで運んできて捨てることもあります。中には禁止されているはずの河川や海にまで捨てに行く人も……。だから、近くに空き地や広いところがあるかないかは、雪国では大問題なのです。

 農家の方々は冬は除雪の仕事をしたりしますが、それのほかに自分の家の敷地内の除雪もあります。農家ではトラクターという道具がありますから、この後ろにブルかロータリーをつけて一生懸命除雪している姿を見ることが出来ます。畑地は除雪をする必要はありませんね。

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