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道路も除雪作業!!

編集部
Written by 編集部

 前のページで書いたように、開建が国道、土木現業所が道道、市道が市とそれぞれ分担されているわけですが、夜中にたいてい行われます。

 国道など主要道路の除雪作業も夜中です。基本的に街中は夜中ですが、主要道路、つまり国道やバス通りは頻繁に行っています。

 除雪チームはそれぞれ異なりますが、たとえば、片側2車線の広々とした国道(プラス歩道アリ)の場合、右側から順に1台目のグレーダー、続いてそのすぐ外側を別のグレーダー、さらにその外側を3台目のグレーダー、続いて歩道用の小型除雪車が歩道を除雪しすぐ後ろを道路パトロール車、続いて4台目のグレーダー、そしてブルドーザー、5台目のグレーダーと6台目のグレーダー、最後にブルドーザーが続き最後に点検もかねて道路パトロール車が走るという様子を見たことがあります。

 そこまで除雪するとある意味軍隊みたいですが、もっと小規模では、グレーダー2台とブルドーザー1台、道路パトロール車で除雪を行うこともあります。その除雪作業中は、交通量は少ないのですが、グレーダーやブルがよけた雪でできた小さな山脈を超えて蛇行運転していかなければ通れません。

メイン道路の排雪

道路も除雪作業!!  住宅街は町内会などで年1~2回くらい行う場合が多いのですが、バス通りと国道、道道など主要道路の除雪はけっこう頻繁に行っています。除雪と違って排雪用の特殊車両を使い、運転手も不足気味です。ブルドーザーやグレーダー、ダンプカー大量、それに加えて排雪専用の大型ロータリー(前で削った雪を後ろのダンプカーに飛ばすロータリー)が投入されます。

 運転手は周辺地理に詳しい、つまり雪に埋まっているかもしれない障害物に詳しい作業員でなければなりません。道路沿いにはダンプカーが列をなし待機し、片側1車線の場合は片側交互通行、片側2車線の場合は片側1車線になります。

道路も除雪作業!!

 ひととおり雪山をロータリーで削り取ってから、ショベルカーで街路樹や電柱の間など、狭い範囲の雪山を崩す作業が必要になります。歩道側からも援護が必要になります。そしてもう一度ロータリーで……となるわけです。この期間中は警備員もたくさんいますので徐行運転になります。

雪捨て場……

道路も除雪作業!!  排雪の雪はどこにもっていくのか……「雪堆積場」というのが郊外にあります。大きな大きな基地のような敷地に、排雪で雪をつんできたダンプカーがぞくぞく集まってきます。そして何か大きな雪像を作るのではないかという勢いで雪山を作っていきます。

 計画的なのかどうかはさておき、この雪山、春、いや春を通り越して初夏にまで雪が残っているときもあります。なんとも異様な光景です。堆積場だけではなく、「融雪槽」という施設もあります。工場の熱を利用して雪を融かし、川に流します。

排雪対策費用……唖然

 札幌市では年間153億円(2004年度・うち115億円が道路除排雪及び雪堆積場管理費)を雪対策費として提示しています。札幌市は比較的除雪排雪が行き届いていますが、田舎のまちまちでは予算が足りなく、排雪をきちんとされていない事例が少なくないようです。また、豪雪の冬になると、予算を使い果たし追加予算を組むということもあります。

 市町村の除排雪費には、道路や歩道の除雪や排雪作業(委託)も含まれますし、ロードヒーティングや砂まき作業も含まれます。除雪作業の費用のほうが割安とされています。除雪作業の費用に対して、排雪作業の費用は80倍にも上るとされています。

 住宅街の排雪は町内会ごとに会費として集めて、排雪費用にあてているところもあります(各家庭月500円程度だが、地域により違いがある)。中には町内会でやるのではなく、自分たちでなんとかするという地域もあるようです。本来市町村単位で行う排雪事業も、町内会で行っているというわけです。

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