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住宅街の排雪作業は一日がかり!!

編集部
Written by 編集部

住宅街の排雪作業は一日がかり!!  (写真は排雪のため待機中のダンプカーの列) 排雪とは、道路わきに高くつまさった巨大な雪の壁を専用大型排雪車とダンプカーでどこかに持ち去ってくれるありがたいシステムです。(ブルドーザーがする「除雪」は雪を全部は持って行ってくれません。横によけてくれるかちょっとした空き地によせてくれるだけです)このときは、排雪区間は交通ができないため、当然車で出ることができません。でも排雪が終わると道路は広くなり、通りやすくなります。

排雪の流れ1

住宅街の排雪作業は一日がかり!!  (写真は排雪前) 住宅地ではたいてい日にちが決められて実施されますので、事前に準備を進めることが出来ます。場所によっては一冬に2回入ります。そしてたいていが土日に行われることが多いようです。ご主人方が仕事休みということもあって、良い日程(?)です。

住宅街の排雪作業は一日がかり!!  排雪が入る日までに、みないろいろと工夫します。捨て場に苦労している雪を持っていってくれるわけですから、このチャンスを利用しない手はありません。敷地内で処理しきれない雪は道路側へ。基本的にはだめなんですが、やっている家庭もあるようです。だから、みんなあらかじめ雪が降ったときの除雪のときに、道路側に捨てていきます。実際、これが道路を狭める原因のひとつなのですが、暗黙の了解でしょう。

住宅街の排雪作業は一日がかり!!  (写真は昼休み風景) 家によっては駐車場スペースと道路の間に雪の山を細長く作っていく家庭もあります。駐車スペースは確保されているし、道路に積んだ山は排雪のときに持っていってくれる、持っていってくれたらまた雪山作り……。実に頭のいい(?)やり方です。

排雪の流れ2

住宅街の排雪作業は一日がかり!!  土日もご苦労さんの住宅街排雪事業は、ダンプカー大量、及び中型ロータリー、ブルドーザー、警備会社の共同作業です。朝9時頃になると、ブルドーザーの音があちこちで聞こえるようになります。ロータリーはかなり速度が遅いですしダンプも通るスペースがありませんので、効率をよくするために道路の両側を排雪するのではなく、片側に雪を寄せて一度に排雪します(写真)。そこでブルドーザーが前もってその作業に徹するわけです。

 ブルドーザーが片側に寄せる雪の山は半端じゃありません。人の背よりも高くなります。したがって雪が集められた側の住民は家の敷地から出入できないよ~状態が発生します(それでもなんとか出入は出来ますがつらいです)。それで、その日に出かける用事があるのであれば、バス通りやメイン道路はすでに排雪済み(ちなみに比較的頻繁に行われているのでいつも広い)なので、排雪で出れなくなる前にそのような場所に路上駐車しておきます。

 雪が集められる側というのは特に決まっていませんが、排雪に回る順序とコースによって決定されます。ロータリーは左側専用ですので左回りに進みます。だから、ロータリーの進行方向左手に雪が集められます。

排雪の流れ3

住宅街の排雪作業は一日がかり!!  さて、いよいよロータリーが入ります。ロータリーは例のごとく2人作業員が乗っています。とても遅く、のろのろと進みます。ダンプカーは右側にまわり、ロータリーの少し前でロータリーの速度にあわせて進みます。荷台に雪がどんどんのせられていき、満杯になるとダンプカーは行き捨て場へ、そして次のダンプカーへとどんどん繰り返されていきます。普段通ることがないであろうダンプカーが唯一通る時期です。

住宅街の排雪作業は一日がかり!!  ロータリーが過ぎ去ると今度はブルドーザーが残り雪をかき集めてくれます。こうして排雪そのものはあっという間にあっけなく終わってしまいます。車も通ることができます。道路も広くなりました。問題はそのあとです。それまで排雪を観察していた(?)住民が活動し始めます。何をするのでしょう。

住宅街の排雪作業は一日がかり!!  (写真は排雪後) ロータリーは道路の上の雪も削っていってしまうため、各家庭の敷地内の駐車場と激しく段差が発生します。そこをならして車がバックしやすいようにしなければなりませんので、大変な作業です。圧雪中の圧雪ですから、とても固く、つるはしでもなかなか思うように削れません。排雪が終わって道が広くなってもやはり雪を道路側に投げてしまうため、結局道路は狭くなってしまいます。

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