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歩幅短く、前に重心を―凍った冬道でも滑って転ばないための12の方法

編集部
Written by 編集部

歩幅短く、前に重心を―凍った冬道でも滑って転ばないための12の方法

滑らない歩き方テクニックです。……いや、滑りにくい歩き方といったほうがいいでしょうか。ゼッタイというものは存在しません。ですが、滑って転ぶ確率を低くすることは可能なはずです。靴はもちろん冬靴です。基本姿勢はこうです。(なお、これらは私の提案としてお送りしているものです。またゼッタイに滑らないというものではありません。これらのテクニックを実践されて被ったいかなる事故や障害、事件にも関与いたしません。個人の判断においてご活用ください)

1.下を向いて歩こう!

 下、つまり足元を見て歩くのです。ちょっとした雪面の表情の違いを伺いながら歩きます。その雪質に合わせた歩き方、注意をして歩きます。特に、おしゃべりしながら歩く方々……。会話するなとはいいませんが、どうしてもしたいなら下を向きながら会話しましょう(笑)。ですが、下ばかり向いて歩くのも危険です。ピカピカ路面ではむりですが、ふかふか雪地帯では遠くも交互に見るようにしておきましょう。

2.前に重心を置こう!

 転ぶパターンというのがありまして、だいたい横滑りかお尻着地です。後ろに重心を置いていると滑ったとき、簡単に転びます。ちょうど前かがみ……といったらおおげさかもしれませんが、そういう気持ちで歩きます。スキーでも後ろに重心を置くと転びます。ただし。前に重心を置きすぎるのも納得できません。前に転ぶことだってたま~にですがあるのです。気持ち前に……程度でいいのではないでしょうか。結局何がいいたいかというと、人の重心の問題です。靴裏全体のちょうど真ん中あたりに重心がくればいいわけです。重心に注意できるのも慣れです。

歩幅短く、前に重心を―凍った冬道でも滑って転ばないための12の方法

3.靴の裏全体でしっかり踏む!

 踵からはもちろん、つま先からでもそうやって一部から足を下ろすのではなく、靴の裏でしっかりと垂直に下ろします。かかとから着地するとかかとは特に固い部分なので、ずるっと横に、前に滑ります。どちらにしても、着地面積は大きいほうがいいですね。摩擦の問題もありますし。ただし、勢いよく着地しないほうがいいです。そうすると逆に滑ります。ゆっくりと慎重に垂直におろすのが良い方法ですので、足に常に力を入れているのは当然といえます。そう、足に全神経を集中させるのです。足を上げるときも垂直にあげるのが基本です。

4.傘はささない!

 雪が降っているから……とかさはささないように……。最近はかさをさしている人も多くなっていますが、逆に邪魔な要素です。北海道の雪はおおむねさらさら雪ですので、湿気がない分、髪が濡れるということもそんなにありません。せいぜいコートについているフードくらいでしょう。なぜかさをさしたらだめかというと、歩く姿勢・バランスが崩れるからです。また、いざ転んだとしても自分や周りの人の怪我の原因にもなります。かさだけでなく、手荷物もできるだけまとめてリュックか肩下げバッグにしましょう。手に持たないように心がけます。

5.ぽっけに手を突っ込まない!

 けっこういます。若者なんかはポケットに手を突っ込んで歩きます。手袋をはいていてもポケットです。でもでも、これもいざ滑ったときにバランスを保つことが出来ないので危ないです。ポケットから手を出して歩きます。いざというときでも手でバランスをとれますから。逆にポケットに手を突っ込んでかっこよく歩いていても、滑って転んだらそのかっこ悪さはぴかいちです。

6.歩幅は短く!

 ちょこまかちょこまか歩くようにします。大またで歩かないということです。なぜかというと、おおまただと、連続片足時間が長いじゃないですか。それは危険です。危険に備えた姿勢ができていないのと同じです。小またで歩きましょう。じゃ、走る?走ったらだめですゼッタイ。

7.ゆっくりスタート&ストップ!

 歩き始め。そしてストップするとき。ここも急な反動をつけると滑ります。電車のようにゆっくり徐々にスピードを上げて、徐々にスピードを緩めていく。一見難しそうですがこれも慣れです慣れ。著者である私も普通に出来ています。赤信号になりそうだと思ったら無理せずに減速です。青になってもあせらず。なにも競い合うことはありません。

8.腰を落とし気味でひざを曲げて!

 スキーの要領と同じですね。腰を低くすると安定します。滑ったときに姿勢を修正しやすくなります。またひざを伸ばすのではなく多少曲げるような格好が望ましいです。

9.靴の外側ではなく内側で……

 歩くときはつちふまず付近に力を入れるようにします。靴の外側に力を入れると危険です。どう危険かというと、外側からすべると靴が内側にすべっていくことになります。どうなるかというと、もう片方の足もすくって共倒れです。横滑りするということですね。ですから、そうならないためにも、靴の内側に力を込める……そうすると、滑っても外側にすべっていくので、多少のすべりなら修正がききます。もう一方の足も巻き添えを食うよりは、股裂け状態になったほうがいいということです(笑)。

歩幅短く、前に重心を―凍った冬道でも滑って転ばないための12の方法

10.うちまた または すりあし

 がにまたで歩くべからずということです。むしろ両方の足をくっつけながら歩くようにします。

11.坂道で……

 急なくだり坂を下るとき。踵に重心をかけます。ここでは前に重心を置くと怖いです……。踵で思いっきり踏みつける感じで、坂道にではなく平地に平行に着地します。雪に踵のあとが半月状にくっきり食い込んでいるくらい強く踏みしめます。そうするとつま先は浮いているはずです。坂道に平行に着地するのは滑り台やスキーをするようなものです。逆に急な坂を上るときは、つまさきを坂に食い込ませるようにけりこんで進みます。とはいえ最近はそういう危険な箇所はロードヒーティングをしているので安心です。

12.横に坂になっているとき……

 歩道の中には車道に向かって傾斜が付いている部分もあります。たとえば、車庫前。こういったように進行方向に対し垂直に坂になっているところでは、先ほどご紹介したように坂の下を歩くのがいいのでしょうが、車道ですのでオススメできません。坂の下側の足はそのまま進行方向に向けてつちふまずあたりに力をいれてしかし慎重に、上側のほうの足は坂の上方に向ける感じで慎重に歩いてみます。見た目かっこ悪いですが、普通に歩くよりも滑りにくいようです。知人はこれで数年間滑っていないと自負しております。

歩幅短く、前に重心を―凍った冬道でも滑って転ばないための12の方法

補足として!

 ムリに追い抜かない……前の人遅いなぁ……といって勢いよく抜いたとたんすってんころりんで大恥をかきますよ……ということです。それだけではなく抜かされた人をも巻き添えにする場合もあるのでやめましょうということです。

 滑りそうになったら止まろう……一回滑りそうあるいはちょっと滑ってしまった……そういうときは一旦歩くのをやめて止まってください。一度深呼吸すべきときです。なぜなら一瞬ドキッとしたはずです。落ち着けて路面を良く見て歩き始めましょう。

 人間間隔を保とう……6に関係しますが、前の人や後ろの人との間隔を少しあけて歩きましょうということです。転んだとたん前の人の足もかっさらって巻き添えさせるというのは嫌ですからね。

モデル:高橋春瑠佳
歩幅短く、前に重心を―凍った冬道でも滑って転ばないための12の方法

正しい転び方とは?

 転び方ですが、お尻から、両手は地面に。転んだときの衝撃を和らげます。ふかふか雪だったらいいですが、横断歩道など氷の上では、転ぶととてつもなく痛いです。そして何より頭をぶつけないようにます。頭をぶつけると救急車ものです。

 時々、滑ってもなんとかバランスを保とうとするのですが、結局ど派手な転び方をする人がいます。一度バランスを失うと復帰はまず難しいです。そういう場合は、申し訳ないですが、まだ多少しっかりした姿勢を保っている間にいっそのことお尻から転んでしまったほうがいいです。悪い着地をして大怪我をするよりは……。また、氷で怪我をしないために手袋ははきましょう

 横断歩道から歩道、歩道から横断歩道……実はこの部分は特に滑りやすいので注意です。歩道から横断歩道に向かって斜めに坂になっていることがあります。または、歩道が高くて道路が低い、まさに段差状態の場合も大変です。そういうとき(歩道から横断歩道へ行くとき)は、普段以上にそーっと足を下ろします。ここを間違うとバランスを崩してすってんころりんなので。

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