冬でもポカポカ 草木や花が楽しめる!北海道の室内庭園5選

冬になると雪に覆われて草木や花が見られなくなってしまう北国北海道。そんな北海道でも、真冬にも関わらずまるで夏であるかのようにポカポカで草木や花を楽しめるスポットが点在します。今回はそんな室内庭園スポットをご紹介します!

約80種1400本が茂る「苫小牧サンガーデン」

苫小牧市民文化公園(出光カルチャーパーク)内にある「苫小牧サンガーデン」。大地を流れる水と、波頭で輝く雪の結晶をイメージした全面ガラス屋根が特徴的で、二階建て吹き抜け構造。水・緑・太陽の三つをテーマにした館内に明るい太陽の光が差し込みます。天気が良ければ冬でも20度を超えることがあるそうで、冬でもポカポカとした散策を楽しむことができます。ツバキ、サザンカ、孟宗竹、クスノキ、夏みかん、キンモクセイ、沈丁花、台湾バナナなどが見られます。

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道内最大級のつるバラが見どころ「いわみざわ公園バラ園 色彩館」

岩見沢市の約4ヘクタールに及ぶバラ園は屋外にありますが、冬でも楽しめる室内ガーデンとして「色彩館」があります。ガラス窓の三角屋根で光をたっぷり取り込む構造で、温帯性常緑樹、高さ5~6mにも及ぶ巨大なゴールドクレスト、ハナミズキ、オトメツバキ、セイヨウヒイラギ、セイヨウツゲボックスウッドなどがありますが、見どころは色彩豊かなつるバラです。春先に約20品種のつるバラを見られるのは道内でもここだけ。

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札幌の温室「百合が原みどりのセンター」

札幌市北区の百合が原公園にも、冬でも楽しめる温室があります。ガラス窓に覆われた温室内には、シンボルツリーであるモミザ、北海道に自生しないツバキの小道、ハンカチの木など、大温室・中温室・小温室の3区画で年間を通じてさまざまな草花、花木を見ることができます。

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南国の花木が見られる「函館市熱帯植物園」

函館市湯の川には常夏気分を味わえる熱帯植物園があります。子ども向け遊具や広場、水の広場があるので、親子連れの来館者が多く見られます。温室のスペースでは流水路せせらぎコーナーがあり、メダカが放流されています。南国の珍しい花木が植栽されていて、アイスクリームの木、パンの木、ソーセージの木、ピンポンの木が名物になっています。なお、12月から5月には「さる山」では温泉に入るニホンザルを見ることができ、むしろこちらのほうが人気が高いスポットと言えるでしょう。

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首都圏の常緑広葉樹が見られる釧路市「EGG」

釧路市の釧路川沿いにある大型複合商業施設フィッシャーマンズワーフMOOに併設されているのが「EGG」。「Ever Green Garden」の略称で、正式名称は「釧路港東港区北地区緑地」だとか。全天候型屋内植物園で、ガラス張りのドーム状の構造になっています。内部は鳥のさえずりと水の音が響き渡り、首都圏の常緑広葉樹を中心に約40種類を植栽しています。年中何かしらの花が咲きますが、冬にはツバキの花が見頃を迎えます。

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▼由仁町「ゆにガーデン」の室内ガーデン

このほかにも、屋外の美しい英国風庭園が人気の由仁町「ゆにガーデン」の屋内ガーデン、札幌市内に北海道大学植物園温室、札幌市緑化植物園豊平公園「緑のセンター」、北見市「緑のセンター」、西興部村の道の駅にしおこっぺ花夢(かむ)などがあります。寒い冬にポカポカと温かい室内ガーデンに赴き、緑の草木、美しい花々を見て癒やされてみてはいかがでしょうか。