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酪農地帯の魅力再発見! ロングトレイル「北根室ランチウェイ」を歩こう

編集部
Written by 編集部

日経TRENDY2012年12月号で、2013年の流行予測がなされました。それによると、予測第一位はロングトレイル。ということで、2013年はロングトレイルが熱い!でも、ロングトレイルって何?北海道のロングトレイルの楽しみ方とは?

ロングトレイルとは?

酪農地帯の魅力再発見! ロングトレイル「北根室ランチウェイ」を歩こう ロングトレイルは「歩く旅」と言い換えることができます。健康志向の時代に、自然の中を長距離歩いて地域を観光し、ご当地グルメを味わい、自然を楽しむ、そんな旅。歩いてゆっくり旅をすることで、地域の魅力をまるごと楽しむことができるのが特徴です。自然豊かなルート上には、郷土料理やご当地グルメのお店、温泉施設、農業体験施設、文化や歴史を学べる施設などが点在。歩く旅でなければ発見できない魅力がそこにはあるはずです。

日本では、全国10か所ほどのロングトレイルが日本ロングトレイル協議会に加盟しています。北海道からは二か所、十勝地方北西部の約100kmに及ぶ「とかちロングトレイル」、中標津町から弟子屈町までの70kmがルートの「北根室ランチウェイ」が加盟しています。これらを北海道二大ロングトレイルと呼べるでしょう。いずれも一日で制覇することはできませんが、幾つものステージに別れているので、好みのステージを選択したり、日程に余裕があればキャンプや温泉地に宿泊するなどして数日かけて歩くのもよいでしょう。

とかちロングトレイル

とかちロングトレイルは、歩いて食べて十勝を満喫する十勝管内北西部の約100km区間。4つのステージに大別されます。第一ステージは鹿追町然別湖畔から白雲山登山を経て士幌高原ヌプカの里までの約10km。第二ステージ約32kmは鹿追やまべ園、ライディングパークなどを通る十勝らしい広大なロケーションが特徴。第三ステージはラフティング体験を折り込むなどアドベンチャーが魅力のルートで、旧狩勝線・ポッポの道を経てチーズで有名な共働学舎新得農場がゴールの32km。第四ステージは清水公園を経て十勝千年の森までの日高山脈麓を通る26kmのルート。これら4つのステージを4日かけて歩く「とかちロングトレイルクラシック」が毎年開催されています。
とかちロングトレイル公式サイト

北根室ランチウェイ

酪農地帯の魅力再発見! ロングトレイル「北根室ランチウェイ」を歩こう 北根室ランチウェイは、中標津町市街地から摩周湖を経て弟子屈町JR美留和駅に至るまでの71.4km区間。地元酪農家を中心とした有志により2005年からルート作りや標識設置を行い、2011年11月までに全ステージが開通しました。同ルートは道東らしい根釧台地の広大な放牧地を横断できるのが最大の魅力です。牧草地の境界にはマンパスという、牛は通さず人だけが乗り越えられる遊具のようなものが約20か所設置されています。比較的標高の低い酪農地帯もあれば、摩周湖周辺の山岳地帯を登山するルートもあり、変化に富むコースとなっています。

北根室ランチウェイは6つのステージに分けられます。第一ステージは中標津町市街地から道立ゆめの森公園・中標津空港を経由し、開陽台までひたすら直進する14.8kmコース。第二ステージは根釧台地の牧場地帯を次々通り過ぎてレストラン牧舎に至る10.1kmコース。第三ステージは引き続き牧場の広がる地帯を通過し養老牛温泉に至るまでの9.2km。第四ステージはエアーズロックのような形をしたモアン山(標高365.7m)付近を通り西別岳山小屋までの16.8km。第五ステージは西別岳山頂(標高799.8m)、摩周岳外輪山散策路を通り摩周湖第一展望台(標高545m)までの山岳コース11.3km。第六ステージは摩周湖から下りJR美留和駅までの6.2km。
北根室ランチウェイ公式サイト

【オススメ】北根室ランチウェイの第二ステージを歩いてみよう!



より大きな地図で 北根室ランチウェイ第二ステージ を表示

酪農地帯の魅力再発見! ロングトレイル「北根室ランチウェイ」を歩こう 北海道のロングトレイルの中でも特に初心者にオススメしたいのが、北根室ランチウェイ第二ステージの約10kmコースです。理由は(1)北海道らしい広大な酪農地帯の中を歩ける、(2)マンパスが集中しており歩くのが楽しい、(3)出発地点は有名観光名所で、終着地点はレストランとキャンプ地がある。山岳地は難しいけど標高の低い平たんなコースなので初心者でも一日かけて楽しんで歩けるはずです。

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開陽台から町営牧場を横目に開陽台は地球が丸く見えるとして有名な眺望ポイントです。トイレや売店もあり、ここで中標津名物の乳製品を味わってみましょう。開陽台からは舗装道路を歩き下っていきます。牛たちが放牧されている町営牧場の脇を通ったり、カイヨウ川を渡ったり、クマよけ鈴を鳴らしたりしながらレストラン牧舎に向けて進んでいきます。ところどころ起伏がある場所もありますが、適度に休みながら進みましょう。

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酪農地帯の魅力再発見! ロングトレイル「北根室ランチウェイ」を歩こう パナクシュベツ川からマンパス密集エリア:3.6kmほど起伏のある散策路を歩いた後、車も通る舗装道路や砂利道を歩き、板を渡しただけのパナクシュベツ川の橋を渡ります。その後のレストラン牧舎までの2.4kmはマンパスが多く集中する松岡牧場、沖牧場、佐伯牧場敷地内の牧草地を次々と通って行きます。マンパスは柵を開けて通過したり、跨いで越えたり、登って越えたりします(レストラン牧舎周辺のマンパスは一部使用不可)。案内看板が随所に設置されているのでそれに従って歩きましょう。時に牛たちとご対面することもあるかもしれませんが、触ってはいけません。牧場主さんのご好意により通行させてもらっているということを忘れずに歩きましょう。

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レストラン牧舎で食事を:約10km歩いたら、ゴール地点にある赤い壁の「佐伯農場レストラン牧舎」(中標津町字俣落2000-8・0153-73-7151・木曜日定休・10:00~18:00)でゆっくりご飯を頂きましょう。1987年開業の同店では「牧舎カレー」(800円・サラダ・漬物付き)が不動の人気メニュー。牛すね肉をじっくり煮込んでおり、コクがあります。そのほか、トマトとベーコンを挟んだ「サンドイッチ」(650円)もオススメ。旅の疲れを癒しながらゆっくりと静かな時間を過ごすのもよいでしょう。


酪農地帯の魅力再発見! ロングトレイル「北根室ランチウェイ」を歩こう 時間や体力があれば、第一ステージや第三ステージと組み合わせるのも可。第一ステージは中標津町市街地を通るため、「ジェラートシレトコ」でジェラートを食べたり、「ラ・レトリなかしべつ」でのむヨーグルトを飲んだりして道東の乳製品を味わうのもオススメ(開陽台売店でも購入可能)。第三ステージは養老牛温泉がゴールなので温泉を楽しむのがオススメ。温泉街から第四ステージを少し行ったところにある無料混浴露天風呂「からまつの湯」で疲れを癒してもよいでしょう。

北根室ランチウェイ沿線で中標津産名物を味わおう!

ジェラートシレトコ(本店・開陽台売店)
ラ・レトリなかしべつ(開陽台売店・Aコープ中標津店あるる)
天のしずく(Aコープ中標津店あるる)
養老牛放牧牛乳(開陽台売店・Aコープ中標津店あるる)
中標津ホットドッグ(開陽台売店)

あなたも根釧台地の中を歩いたり乳製品を味わったりして、酪農地帯・中標津の魅力を発見してみませんか?

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