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北海道新幹線を撮影するならココへ!沿線ビューポイント4選+α

佐々木康弘
Written by 佐々木康弘

北海道新幹線を撮影するならココへ!沿線ビューポイント4選+α

3月26日に開業した北海道新幹線。JR北海道のH5系とJR東日本のE5系の2種類の車両が、東京・仙台・盛岡・新青森~新函館北斗間を1日26本(上下各13本)運行しています。

とはいえ、新幹線が走っているのは広大な北海道のほんのごく一部。函館・道南地域にお住まいの方を除けば、まだ北海道新幹線の実物を目にしたことがない方も少なくないのではないでしょうか。函館・道南を訪れた際には、ついでに北海道新幹線の走行風景を見てみたい、撮影したい思っている方も多いはず。そこで、道南一帯で北海道新幹線を鑑賞できるスポットをまとめてみました。

道の駅しりうち 物産館

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国道228号線沿いにある「道の駅しりうち」は、湯の里知内信号場(旧知内駅)に隣接。物産館の2階が展望スペースとして開放されており、新幹線が走る姿を間近に見ることができます。

通過時刻は、新函館北斗駅の出発・到着約20分前。木古内駅に停車する便は、木古内駅の出発・到着約10分前となります。展望スペース内に観光協会が制作した通過時刻表(目安)が掲示されていますので、参考にしましょう。

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防音壁の上から新幹線を見下ろす形となりますが、目線が高すぎないので車両の下側までほぼ全体がきれいに見えます。見通しもよく、新幹線の姿が遠くに見えてから走り去って見えなくなるまで、長い時間鑑賞できるのがポイントです。今年度中には、物産館の横にエレベーター付きの展望台を建設する計画があるとのことで、さらに広い範囲を見渡せるようになりそうです。

知内町 青函トンネル出入口

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国道228号線を道の駅しりうちから800mほど松前方面に進むと、知内川手前の左手に「青函トンネル北の玄関口」と書かれた標示があり、そのすぐそばに木造の展望台があります。

ここは、青函トンネルの北海道側の出入口が見られる展望台。本州へ向かう新幹線があっという間にトンネルに吸い込まれていく様子と、走行音がトンネル内に反響する「コーッ」という低い音とともに緑色の車体がトンネルから飛び出してくる様子を眺めることができます。ここにも観光協会が制作した通過時刻表(目安)が掲示されていますので、参考にしましょう。

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展望台から青函トンネル出入口までは直線距離で700mほど離れているため、撮影したい場合は倍率の大きいズームレンズが必要です。青函トンネル出入口方向から約90度左側に目線をやれば、線路との距離が約200mしかないので、普通のデジカメやスマートフォンなどでも新幹線の走行シーンを撮影できます。

木古内町 北海道新幹線ビュースポット

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国道228号線から木古内町の市街地に入り、道道5号線を上ノ国方面に進むと、木古内駅前から車で約4分ほどで「北海道新幹線ビュースポット」の標示が右手に現れます。それにしたがって左折し、さらに道なりに進むと2分ほどで2階建ての展望台にたどり着きます。

北海道新幹線カラーの展望台に上れば、この場所が線路の真上(トンネル上)に位置していることがわかります。新幹線の線路と貨物列車の線路が分かれる、全国でも珍しい分岐点を見下ろせるスポットとしても注目を集めています。

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展望台が立つトンネルの前後にも覆いがかかっているため、展望台から真下をのぞき込んでも新幹線を見ることはできません。肉眼では、近付いてきたと思ったら覆いに隠されて見えなくなるといった感覚です。ズームレンズでの撮影も、架線柱に視界をさえぎられる上に正面斜め上からの角度に限定されるため、車両そのものをきれいに撮影するのは難しいかもしれません。撮影スポットというより、珍しい景色を見る場所としてとらえたほうが良さそうです。

展望台には無料の双眼鏡と通過予定時刻表があるので、ご活用ください。新青森方面行きは、新函館北斗駅発車の13分後(木古内駅停車の場合は木古内駅発車の1分後)、新函館北斗方面行きは、新函館北斗駅到着9分前(木古内駅停車の場合は木古内駅到着1分前)に通過することとなっています。

新函館北斗駅 立体駐車場

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新函館北斗駅に隣接して北斗市が建設した立体駐車場の3階(屋上)は、新幹線の発着風景を間近に見下ろせる絶好の観覧・撮影スポット。立体駐車場利用者でなくても階段で自由に3階に上ることができます。

3階の一角に仮設足場を組んだ展望台が設けられており、一度に10人まで上ることができます。仮にいっぱいの場合でもご心配なく。展望台に上らなくても、十分に新幹線の姿を観覧できます。

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この場所から見る新幹線は発車直後や停車直前のため、それほど速くありません。その分ゆっくりと走行風景を鑑賞できます。特に到着時の、10両編成の新幹線がブレーキを駆りながらゆっくりとホームに停止する光景はなかなか楽しいものです。

【番外編】北斗市 きじひき高原

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駒ケ岳・大沼公園から函館山や新函館北斗駅までが見渡せる、絶景ポイント。ここからは、ビニールハウスが並ぶ大野平野にある近代的な新函館北斗駅の姿や、半径3000mの新幹線線路の大カーブ(通称 R3000)が見えます。ただし、肉眼ではほとんど無理。展望台にある無料の双眼鏡で探してみてください。撮影は、プロ級のズームレンズがないと難しそうです。

【番外編】木古内町大平地区

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国道228号線を函館から木古内に向かい、サラキ岬を過ぎてから約6km先、左手にパトカーの形の交通安全看板、右手に「恵心園」と書いた看板がある場所を右折。そのまま道なりに進むと、恵心園(老人ホーム)裏手から津軽海峡を見下ろす場所に出ます。

ここは防音壁があって新幹線の上側しか見えず、左右も木々にはばまれてごく狭い範囲しか見えませんが、海をバックに走る新幹線が見られるスポットです。車がひんぱんに通る場所ではありませんが、路上駐車となるのでご注意ください。

ほかにもビュースポットはあれど……

沿線にはまだいくつも、道路や畑などから新幹線が見えるスポットが存在しますが、複数の自治体に問い合わせたところ、「車を停める場所がない」「あまり多くの人が出入するのは避けたい」などの理由により、自治体として積極的にPRするのは難しいとのことでした。また、そうした場所の多くは順次防音壁が設置されていくため、将来的には新幹線があまり見えなくなる可能性が高いそうです。知内町の青函トンネル出入口付近でも防音壁設置工事の準備が進んでいるとの情報があり、今後の推移を見守りたいと思います。

今後、安全に新幹線を観覧できる新たなスポットが発見されたり、新たに設置されたりした際には情報を更新していきます。

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筆者について

佐々木康弘

佐々木康弘

札幌市北区新琴似出身。30歳で函館に移住してからふとしたきっかけでライターの道へ進み、旅行情報誌やネット媒体などを中心に年間70万字以上を執筆。道南地域で毎年100本以上のイベントに足を運ぶイベントウオッチャーとしても活動。【Sクラス認定ライター】