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 タマネギ列車と呼ばれている貨物列車をご存知でしょうか。J">廃止される石北本線の貨物「タマネギ列車」とは? – 北海道ファンマガジン [ファンマガ]
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廃止される石北本線の貨物「タマネギ列車」とは?


 タマネギ列車と呼ばれている貨物列車をご存知でしょうか。JR貨物はこの貨物列車について2012年春に廃止する方針を正式に表明しました。タマネギ列車とは何ぞや?(写真は石北本線における貨物列車)

 タマネギの生産地として全国的に有名な北見地域。その地域で収穫されたタマネギを道央圏に運送するのに、これまでJR貨物のタマネギ列車が重責を担ってきました。

 タマネギ列車は、北見~札幌間を往復する季節運行の臨時貨物列車です。収穫期に当たる8月から翌年4月下旬まで、ほぼ毎日、同区間をタマネギを運んでいます。北見の選果場でタマネギをコンテナに入れ、11両編成の貨車に積み込み、札幌市の札幌貨物ターミナル駅まで運ばれます。

 運搬物にはタマネギ以外もありますが、そのほとんどがタマネギであることからタマネギ列車と呼ばれています。たとえば2009年、農畜産物は約28万トン運送されましたが、そのうち約16万トンがタマネギです。


 そんなタマネギ列車の特徴は、DD51形ディーゼル機関車を先頭と最後尾に1両ずつ、計2両使ってプッシュプル方式で運転しているところです。全国的に珍しい運行スタイルですが、なぜかというと、石北本線の難所である常紋峠、北見峠といった高低差のある峠を越えていかなければならないため。かつてはDD51の重連でしたが、進行方向の変わる遠軽駅や新旭川駅での付け替え作業を省くため、現在のスタイルに落ち着きました。

 そんな名物貨物列車が2010年以降、3往復を2往復に減便しました。そして2011年1月、2012年のタマネギ列車の廃止が正式に発表されました(段階的廃止の可能性もあり)。主要な理由はディーゼル機関車の老朽化、更新困難。廃止後は、よりコストを安く抑えることのできるトラックによる運送に移行します。

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