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迫力満点の大自然!日本一早い紅葉を見に「大雪山系旭岳」登山に挑戦

鈴木麻代
Written by 鈴木麻代

迫力満点の大自然!日本一早い紅葉を見に「大雪山系旭岳」登山に挑戦

紅葉シーズンがやってきました。この秋、もみじ狩りはどちらで楽しみますか。行き先はこれから、という人にオススメしたいのが、日本一早い紅葉を楽しめる「大雪山系旭岳」[地図] です。

北海道最高峰旭岳の標高は2,291メートル。2,000メートル級の山ですが、緯度が高いため、日本アルプス3,000メートル級の山に匹敵するのです。紅葉は8月末頃からはじまって、9月中旬にピークを迎えます。(写真上:ロープウェイから見られる御田ノ原の紅葉。東川町提供)

登頂しなくても紅葉を楽しめる!

今回、紹介するのは筆者・鈴木麻代が旭岳の初登山で実際に歩いたルートです。大雪山旭岳ロープウェイ山麓駅近くの登山道入口から姿見駅まで登山をし、姿見周辺も散策。帰りはロープウェイに乗って下山します。同ルートでは登頂しません。しかし、登頂だけが登山の醍醐味ではないはず。紅葉の旭岳登山を十分に楽しめて、下山はロープウェイに乗るという気楽さもオススメの理由です。

2014年9月22日。筆者は旭岳登山をしたいと足を運んだものの、一人で登山する自信がなく、ためらっていました。札幌市内近郊の低山登山を週2、3回ペースで行っているとはいえ、何しろ北海道最高峰です。低山のようにはいかないのでは、という不安がよぎります。

そんな筆者の心を察したのか、同じ宿泊施設に泊まっていた登山愛好家Hさん(70代女性)が、一緒に歩こうと誘ってくれたのです。「登頂しなくても、山を楽しめますよ。ちょうど山麓から姿見駅までの登山道の紅葉が見頃になっています。写真を撮りながらゆっくり歩きませんか」。この言葉に親近感を覚え、同行してもらいました。天気もよく最高の登山ができそうとワクワクしながら、宿を出たのです。

迫力満点の大自然!日本一早い紅葉を見に「大雪山系旭岳」登山に挑戦

ところが、登山道入り口についた途端、急に大雨が降り出しました。「やはり登山はできないのか」と青色吐息の筆者。しかし、Hさんは「30分、待ちましょう」といいます。近くのロープウェイ山麓駅で待つこと30分。見ごとに雨があがって、青空が広がりはじめたのです。

チングルマ群生や轟音の噴気孔など迫力満点の大自然!

入山届けを記入して出発。まさしく紅葉の中を歩きます。紅葉を堪能しながら歩いていくと、木道の湿原地帯に出ます。

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水の流れが気持ちいい。
おやっ、カエルも。

迫力満点の大自然!日本一早い紅葉を見に「大雪山系旭岳」登山に挑戦

標高1,550メートル地点にたどり着きました。遠くまで紅葉する山々を眺望するロケーションが最高です。しかし、山頂には雲がかかっていました。しばらく休憩をとっていると、これまた、雲が動き出して、青空と山頂が見え出したのです。

登山開始から2時間30分で、標高は1,600メートルの姿見駅に到着。その後、姿見散策コース(1周約1時間1.7km)を歩きました。第1展望台から第5展望台まであり、満月沼や夫婦池、姿見池、旭岳石室、愛の鐘などが見られます。秋には綿毛のようになるチングルマや、ジェット機のエンジン音のように轟音の噴気孔など迫力満点の大自然を満喫。

▼「姿見散策コース」マップ
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▼チングルマ(一枚目は東川町提供)
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▼噴気孔
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▼夫婦池(鏡池と擂鉢池)
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▼鏡池と旭岳(東川町提供)
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▼夏の姿見の池(東川町提供)
迫力満点の大自然!日本一早い紅葉を見に「大雪山系旭岳」登山に挑戦

迫力満点の大自然!日本一早い紅葉を見に「大雪山系旭岳」登山に挑戦感動のひとときを味わった後、下山のロープウェイに乗りました。すると、ロープウェイに乗った途端に、再び、大雨が降り出したのです。絶妙なタイミングゆえに「神々の遊ぶ庭」と呼ばれる旭岳の神秘を体験。ここまで来ると、次回はやっぱり山頂へ行ってみたいーー。そんな気持ちを抱きしめながら、帰路へと向かいました。

旭岳の紅葉は姿見駅・裾合平周辺で9月15日から9月25日頃がシーズンで、見頃は9月20日前後。旭岳温泉周辺で9月28日から10月15日頃がシーズンで、見頃は10月1日前後です。

▼裾合平の紅葉(東川町提供)
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問い合わせ先
東川町役場産業振興課
所在地:北海道上川郡東川町東町1丁目16番1号
TEL:0166-82-2111

筆者について

鈴木麻代

鈴木麻代

1970年生まれ。フリーライター。26歳の時に函館で地域情報紙のフリーライターとしてデビュー。全国版観光旅行誌、田舎暮らしの本他、様々な機会に恵まれる。仕事に子育て、ボランティアと多忙を極め一抹の不安を感じてたある日、ガンにかかる。自分に合う生き方・働き方へチェンジを試み、42歳で離婚し札幌へ。北海道ファンマガジンの情報をもとに札幌めぐりを楽しむうち、2015年7月よりライターとして関わる。一眼レフを片手に執筆ジャンルは幅広く、単独取材~ロケハン同行取材もこなすグリーンレモンな人と言われる。プロフィールの続きは鈴木麻代WEBで検索を。