旅する

これがホテル?倶知安町に「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」誕生

今シーズンは北海道各地で初雪の観測が遅く、スキーやスノーボードなどウィンタースポーツが好きな方はヤキモキしたのではないでしょうか。12月に入りやっと冬らしくなり、ほっとしているかと思います。今や世界から注目されるニセコ地区でも雪が心配されましたが、スキー場もオープンし、例年通りのシーズンインとなりました。

ニセコのスキー場と言えば、麓に新しいホテルや飲食店などの施設が毎年建設され、今後もリゾート地としての大きな計画も予定されています。2018年11月22日にもニセコアンヌプリの麓の町、倶知安町に飛行機のファーストクラスをイメージしたキャビンスタイルホテルを全国に展開する株式会社ファーストキャビンによる宿泊施設「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」がオープンしました。

倶知安の国道5号に面し、駅からは車で5分ほど。ホームセンターの店舗だった建物を改装・増築を施し、約5ヶ月という短期間でオープンしたというキャビンスタイルホテル。いったいどのようなものなのか、オープン前日に行われたプレス内覧会へ向かい取材してきました。

ファーストキャビンとは

ファーストキャビンは、ビジネスホテルとカプセルホテルの中間のリーズナブルな価格帯でありながら、コンパクト&ラグジュアリーをコンセプトとし、今までにない価格帯での展開と部屋作りが話題のホテル。東京都内をはじめ、関西都市部、金沢、長崎など現在国内に21施設を展開しています。

オフィスビルや商業ビルなどの空き床に、キャビンと呼ばれる2.5㎡や4.4㎡の部屋を並べるだけで、短期間(最短3ヶ月)で、また低予算でホテルを開業することが可能です。確かに今回のホテルは、以前ホームセンターとして使用されていた建物ですが、気がついたらできていたというくらい、あっという間に完成しました。

今まで見たことのない作りのホテル、その内部とは

建物へ入り風除室を抜けると広いロビーとなっており、フロントと対面にはラウンジ、奥にはレストランが配置されています。ビジネスホテルやカプセルホテルでは見たことのない広さです。

これがホテル?倶知安町に「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」誕生

客室はファーストクラスキャビンとプレミアムクラスキャビンの2クラス。ファーストクラスキャビンは、カプセル状の部屋ながら4.4㎡とカプセルホテルにはない広さと高さがあり、宿泊は5,000円~。ビジネスホテルとカプセルホテルの中間のような作りで、カプセルホテルの豪華版のようです。

▼男女別の1人部屋が、男78、女34、合計112室
これがホテル?倶知安町に「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」誕生 これがホテル?倶知安町に「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」誕生

プレミアムクラスキャビンには、ハリウッドツインタイプと、2段ベッドタイプの2タイプがあります。鍵をかけることができ、宿泊は1室10,000円~。

ハリウッドツインタイプには、2台のベッドに2人用のソファーベッドが設置されており、最大4人が宿泊可能。2段ベッドタイプでは、2段ベッドが2セットと、1人用のソファーベッドがあり、最大5人が泊まれるようになっています。両方ともカップルはもちろん、仲の良い友人達と利用しやすいですし、小さな子どもがいる家族にも楽しめる作りです。

▼ハリウッドツインタイプ、44室
これがホテル?倶知安町に「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」誕生 これがホテル?倶知安町に「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」誕生

▼2段ベッドタイプ、13室
これがホテル?倶知安町に「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」誕生 これがホテル?倶知安町に「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」誕生

ニセコ地区と言えば、温泉を想像する方も多いことでしょう。ホテル名に「ぽんの湯」とある通り、ホテル内には温泉もあります。ニセコアンヌプリの麓から湧き出る温泉を毎日運び、地元のお湯を堪能できるようにしているとのことです。

▼充実したアメニティ用品
これがホテル?倶知安町に「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」誕生 これがホテル?倶知安町に「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」誕生

ラウンジの奥には、北海道の新鮮な食材を使った料理を味わえる「レストラン北海堂」(約140席)があり、朝食はビュッフェスタイル、夕食はハーフビュッフェスタイルで提供されます。

▼窓から雄大なニセコアンヌプリを望むレストラン
これがホテル?倶知安町に「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」誕生 これがホテル?倶知安町に「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」誕生

冬はスキーやスノーボードで人気の場所なだけに、ファーストキャビンでは初となる、乾燥室も完備されています。ロッカーには板のメンテナンス台も用意しているので、滑り手にはありがたいですね。

また、チェックイン前に滑りを楽しみたい場合や、チェックイン後に滑りを楽しみたい場合など、事前に連絡することで荷物をロッカーで預かることも可能です。

▼乾燥室もロッカー式
これがホテル?倶知安町に「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」誕生

▼大きい荷物も収納可能なロッカー
これがホテル?倶知安町に「ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯」誕生

冬はニセコグランヒラフスキー場までシャトルバスを運行するとともに、新千歳空港への送迎バスを1日3便運行と、交通への配慮も忘れていません。

今後、冬だけでなく年間を通しての需要を見込む

ファーストキャビン代表取締役社長・来海忠雄氏は、「バックパッカーはもとより、新幹線や高速道路工事の作業員やホテルなど建設作業員の受け入れ、さらには今後のニセコ地区の開発を考えると、冬場だけでなく年中通して需要が見込める」と話します。

ニセコ地区のスキー場周辺の開発のこともあり、ニセコ=スキーというイメージが強いですが、夏も楽しめるアクティビティはたくさんありますし、登山や紅葉狩りも昔から人気です。交通インフラが整うことで、冬季以外に訪れる人もさらに増えるでしょう。

今回オープンしたファーストキャビンは、これからのニセコ地区に様々な面で都合良く、できるべくしてできたホテルではないでしょうか。

ファーストキャビンニセコ・ぽんの湯
所在地:虻田郡倶知安町南11条西1丁目46-1
電話:0136-55-6625
チェックイン17:00/チェックアウト10:00
公式サイト

筆者について

中瀬りあの

中瀬りあの

スポーツ万能インドア派を目指してきて、はや40代。アウトドアスポーツは何でも挑戦。インドアでは世代的にゲーム好き。(どちらも上手くはない)子供のように何にでも興味はある。