南十勝・日高山脈の麓をダイナミックに彩る!広尾町「大森ガーデン」

十勝の南に位置する広尾町、そこに「大森ガーデン」という素敵なガーデンがあります。ガーデンに一歩足を踏み入れると、花たちのおおらかで優しい生命感に包まれ、時間を忘れてしまうほどです。

ガーデン内は、ウエーブガーデン、モザイクガーデン、オレンジガーデン、ブルーガーデンなど、花の種類、見頃によってさまざまな名前がつけられています。広い敷地内では、数百種類の宿根草に加え、周囲の山野草や樹木も楽しめるナチュラルな風景も楽しめます。

これからの季節はネペタやアスター、7月にはバラやミナヅキなどのブルーや紫の花々が、8月には濃淡のピンクやオレンジの花が咲き乱れます。初雪が降る頃まで、実に多くの花々が生き生きと咲き誇り、ガーデンの表情を変えながら訪れる人を歓迎し、楽しませてくれます。

▼晩夏の大森ガーデン

▼秋の大森ガーデン

ナーセリー(花苗育成家)だから造れる風景

「大森ガーデン」は、1985年に当時日本でもまだ数少ないグランドカバープランツの生産を始め、1997年には宿根草の生産をスタートしました。

北海道でも十勝は寒さの厳しい場所。広尾町は比較的積雪が少ないのですが、朝には氷点下20℃を下回る日もあります。ですから同ガーデンの大森康雄社長は、「北海道に、この地で育ち元気に生きてゆく植物を」と海外にも足を運び耐寒性がありしっかりと育つ宿根草を探すべく努力してきました。トライアルガーデンで耐寒性や植性を調べつつ、モデルガーデンでの植栽を始め、それが現在のガーデンへと進化してきたのです。

ガーデンは、植物の高さや色などを考え、ガーデンデザイナーでもある社長夫人の大森敬子さんが担当。日高山脈の麓、雄大な自然を背景にしたダイナミックなガーデン、一つひとつの植物たちがのびのびと呼吸している、大らかで包み込んでくれるような優しさのガーデン、一度足を運べば、何度でも訪れてその季節を味わってみたくなるでしょう。ガーデニングのヒントも、あちこちで見つけられるはずです。

直営ショップ「カントリーガーデン プラス ホーム」

ガーデンにはガーデングッズや生活雑貨が並ぶ直営ショップ「カントリーガーデン プラス ホーム」もあります。大森さん夫妻が選んだ使い勝手の良いガーデニング用品がたくさん。海外から取り寄せているものもあり、「こんなグッズが欲しかった」というものに出会えるかもしれません。ほかにも毎日をちょっと楽しくしてくれる生活雑貨や、アロマグッズなども充実しています。自宅用にもギフトにもおすすめ。

秋になると、クリスマスグッズもたくさん。他ではなかなか見られないアイテムも魅力です。 

もちろん、たくさんの宿根草の苗、鉢なども販売。1000を越える種類が季節に合わせて並びます。大森さんが長年研究し、愛情をこめて育ててきた宿根草は「大森ガーデン」ブランドとして北海道を始め全国の園芸店にも出荷されています。それらをショップでじっくり選んで購入できるほか、カタログでも取り寄せが可能。あなたのガーデニングライフをより楽しく豊かな時間にしてくれるでしょう。

ガーデンを一望できるカフェで特別な時間

たくさんの花々との触れ合いを楽しんだあとは、ガーデンを一望できるカフェ「ガーデンビュー」でティータイムを。晴れた日の鮮やかさ、雨の日の優しさ、その日にしか出会えない風景を心に刻んでください。

ていねいに淹れられたコーヒー、ポットサービスの紅茶、シフォンケーキやホットドッグが、散策後の語らいの時間にぴったり。店内には園芸に関する本、食器、紅茶なども販売しているので、お気に入りのアイテムが見つかるかもしれません。

▼カフェメニュー:チーズケーキ・紅茶・ホットドッグ他

▼カフェメニュー:シフォンケーキ

またギャラリーも併設しており、季節に合わせたイベントや展示会なども開催しています。

▼二階のギャラリー

「大森ガーデン」は、まだ進化の途中です。足を運ぶたびに、違った表情、進化したガーデンに出会えるでしょう。それは宿根草を愛する大森さん夫妻、それを育て管理するスタッフの方々の思いが風景となって見せてくれるのです。

そして何より、北海道の地に根を張りのびのびと育った多くの花々、それらが放つ美しい生命力が包み込んでくれるのです。「大森ガーデン」の素晴らしさを感じに出かけてみませんか。

大森ガーデン
所在地:広尾町字紋別14線73番地2
TEL:01558-5-2525
営業時間:ガーデン9:30~17:00/ガーデンショップ9:30~17:00/カフェ&ギフトショップ・ギャラリー10:30~16:30(LO.16:00)
定休日:月曜(祝日の場合は、翌平日がお休み)※天候により臨時休業あり
ガーデン入園料:大人500円/中・高生300円/小学生以下無料 ※ガーデンショップ、カフェは入場料はかかりません
公式サイト
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