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「毛無」から「増毛」を望める!小樽眺望スポット「毛無山展望所」

編集部
Written by 編集部

増毛町(ましけ)、岩見沢市毛陽(もうよう)、石狩市送毛(おくりげ)、苫前町三毛別(さんけべつ)、釧路市大楽毛(おたのしけ)。北海道にはこのように「毛」が付く地名が比較的多いようです。

そんな「毛」にまつわる地名の中で、増毛町のほかに縁起が良いとされる場所が小樽市の「毛無(けなし)山」です。え?「毛無し」なのにどういうこと? 今回は気になる毛無山展望所の楽しみ方をご紹介します。

増毛(ましけ)連山を望み増毛(ぞうもう)効果に期待!?

実は毛無山と名の付く山は北海道に少なくとも7か所あり、そのうち2か所はなんと小樽市にあります。余市町と接する毛無山もありますが、今回紹介するのは国道393号線沿いに毛無山展望所がある山のほうです。アイヌ語で「山林」を意味する「ケナシ」に漢字をあてがったものとされています。

毛無山は標高548.2メートルの山ですが、展望所そのものは頂上ではなく標高467.569メートル(看板には約470メートルと表記)に位置しています。

▼毛無山展望所
「毛無」から「増毛」を望める!小樽眺望スポット「毛無山展望所」

展望所には「毛無山」の看板と共に案内板、緯度経度を記した標石が設置されています。展望所からは海に向かって左手に小樽市中心部(南小樽~手宮)、右手に朝里市街を望みます。その先に石狩湾新港、厚田、浜益方面まで海岸が広がります。

▼小樽市街方面
「毛無」から「増毛」を望める!小樽眺望スポット「毛無山展望所」

▼朝里・石狩湾方面
「毛無」から「増毛」を望める!小樽眺望スポット「毛無山展望所」

展望所から海に向かってほぼ正面に見えるのが浜益方面であり、暑寒別岳(標高1,492メートル)を中心とする暑寒別連峰(増毛連山)の山並みを観ることができます。

▼増毛連山をほぼ正面に望む
「毛無」から「増毛」を望める!小樽眺望スポット「毛無山展望所」

春の時期であれば、この山々だけ雪をかぶっているためはっきりそれと識別することができます。増毛連山に隠れていますが、その向こう側には増毛町が広がっています。

フサフサになれそうな気がする増毛連山を、毛無山から観ることができる……。増毛効果を期待してか、いつしか頭髪を気にする方々から縁起の良い場所として親しまれるようになりました。その効果は果たして?

【動画】動画で見る日中の毛無山展望所

夜景スポットとしてもおすすめ!

日中は頭髪を気にする方におすすめですが、夜は夜景もおすすめです。

▼小樽市街方面の夜景
「毛無」から「増毛」を望める!小樽眺望スポット「毛無山展望所」

▼朝里・石狩湾方面の夜景
「毛無」から「増毛」を望める!小樽眺望スポット「毛無山展望所」

小樽市街を望む眺望スポットとしては、毛無山のほかに天狗山があります。天狗山のほうが小樽市街地に近く夜景を楽しむには抜群ですが、毛無山の魅力は、日没後は展望所を照らす明かりがなくなるため星空も楽しめるということ。朝里市街の夜景も楽しむなら断然毛無山でしょう。

▼ワイドで撮影した夜景。左側が小樽市街・右側が朝里
「毛無」から「増毛」を望める!小樽眺望スポット「毛無山展望所」

また、天狗山はもちろんここ毛無山でも雲海があらわれることもあります。早朝に発生しやすいというわけではなく夕方に発生することもあるのだそう。夜景を覆う雲海という光景や夕焼けに染まる雲海が確認されたこともあります。雲海が気になる方は、雲の様子も確認しつつ訪れてみましょう。(小樽の雲海について詳しくは過去記事参照)

増毛連山を眺めて増毛を祈願し、雲海や夜景も楽しめる毛無山展望所は、家族連れにもデートスポットにも最適です。日中に展望台からの眺望を楽しみ、夜にも夜景を求めて訪れ、昼夜の姿の違いを見比べてみるのはいかがでしょうか。

毛無山展望所
所在地:小樽市天神4丁目
期間:冬季11月~4月は閉鎖
駐車場:無料20台あり
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