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トイレなのに杜氏の家?!「北の錦記念館」以外も楽しい栗山・小林酒造

編集部
Written by 編集部

トイレなのに杜氏の家?!「北の錦記念館」以外も楽しい栗山・小林酒造

北海道栗山町の酒蔵、小林酒造。明治11年(1878年)に創業し、130年以上の歴史を持つ同酒造は、「北の錦記念館」を中核施設として、酒好きな人や観光で訪れる人たちにも人気です。しかし、記念館だけで終わってはもったいない! あまり行く人がいない穴場的なスポットが、約1万坪の敷地内には幾つかあります。庭のトラップ(仕掛け)、トイレなのに杜氏さんの家、おもちゃ館など、あまり日の目を浴びない場所を含め紹介します。

当時を懐かしむ展示室の数々

駐車場向かい、北の錦記念館(旧本社事務所)横には、酒蔵入口があります。蔵人が毎年1か月かけて作る酒屋のシンボル「酒林(杉玉)」が吊るされる下を通って入ります。

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屋外展示物として目を引くのは、横置多管型蒸気汽缶。酒造りに必要な蒸気を作るため、現在の函館どつくが製造したボイラーで、完成した昭和2年(1927年)から昭和30年代まで活躍しました。酒蔵横の通路には他にも、1963年製の酒・水のろ過器などがあります。

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酒蔵入口には重厚感あるレンガ造りの建物があり、北の錦製造の歴史がわかる製造道具が並べられています。もう一つの展示室は「大正・昭和の暮らし館」。これは明治時代の旧精米所を活用し、大正・昭和時代の民家を再現したもの。呉服、箪笥、人形、スキーに至るまで、当時の日常品が所狭しと並べられています。

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小林家住宅の庭でトラップを探してみよう

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蔵元の生家、小林家住宅は明治時代の1897年に造られた木造2階建ての建物。初代小林米三郎氏の住宅で、2013年まで生活空間として、また小林酒造事務所としても使われてきました。築110年以上の歴史がありながら当時の姿をそのまま残す小林家住宅は、2006年に登録有形文化財に指定。2014年7月以降一般公開され、喫茶・売店が営まれています。

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この建物の正面口横には庭への入り口があります。この庭は小林家住宅の裏手を囲むように広がっており、木々の中を散策することができます。中には建築当時の石も。庭では「小林家の庭のトラップを探そう」との企画が実施されています。庭の中にちょっとした仕掛けが10以上施されています。これを探すのがなかなか難しい! パンフレットを片手に、魔除、木製人形、干支まで、木々に隠れたものを必死に探してみましょう。

トイレなのに杜氏さんの家?

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記念館前の駐車場の裏手にはレンガ調の2階建ての建物があります。1962年に建築された旧社宅ですが、中央に「お手洗」と書かれています。しかしその右手には「杜氏さんの家」と書かれている入口が。入ってみると、一階の部屋、そして二階に続く階段があります。二階はすべてつながっており、各部屋を巡っていくことができます。各部屋は生活感があふれており、他人の家にお邪魔しているかのように感じられます。

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一方、トイレの左手にはもう一つの展示室「おもちゃ館」が。こちらは子供連れの方向けの部屋で、ミニカープラレールコーナー、おえかきコーナー、おままごとコーナーがあります。利用する人はあまりいないようですが、気になった方はちょっとお邪魔してみては?

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今日ご紹介したほかにも、昭和元年に建築された木造の元役員住宅「酒とそばの錦水庵」が駐車場脇に、現本社住宅、多目的ホール「なつかしホール・蔵」などがあります。敷地内をゆっくり巡って小林酒造の歴史に触れてみてはいかがでしょうか。

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