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屈斜路湖をちょっと違った視点から眺めたいなら藻琴峠と津別峠へ

編集部
Written by 編集部

屈斜路湖をちょっと違った視点から眺めたいなら藻琴峠と津別峠へ 【弟子屈町】 道東を代表する湖の一つ・屈斜路湖。面積79.3km2、周囲57kmの日本最大規模・世界2位のカルデラ湖である。この大きな湖の全体を眺めるには、外輪山の標高の高い場所から眺めればよい。

屈斜路湖を俯瞰できる峠は4か所ある。いずれも北側から西側にかけて点在する。中でも最も有名で訪れる人が多いのは、国道243号線の「美幌峠」(標高525m、美幌町との境界線)である。目の前に中島がどんと構えており、湖が両側に広がるパノラマ風景を楽しむことができる。

そのほか、道道588号線の「津別峠」(標高947m、津別町との境界線、冬季閉鎖)、道道102号線の「藻琴峠」(標高620mにハイランド小清水725展望台)と「小清水峠」(標高430mに展望駐車場)、そしてもうひとつ見晴らしは今一つだが国道391号線の「野上峠」(標高326m、小清水町との境界線)がある。それぞれ違った表情の湖を眺めることが可能である。

ではここで、有名な美幌峠を除く、藻琴峠・小清水峠、そして津別峠を紹介したい。

藻琴峠・小清水峠

屈斜路湖をちょっと違った視点から眺めたいなら藻琴峠と津別峠へ 屈斜路湖をちょっと違った視点から眺めてみたい人にお勧めしたい眺望スポットの一つが、道道102号線の藻琴峠・小清水峠だ。峠を車で走っていれば、木々が少なく見晴らしの良い場所が点在しているので、車を止めながら進む人もいるほど。標高430m地点には道路沿いに藻琴山展望駐車公園があり、ドライブついでにちょっと寄って屈斜路湖の全景をゆったりと楽しむことができる。

この展望台は美幌峠より東側にあるため、川湯温泉が近く、硫黄山やポンポン山も見ることが可能だ。硫黄山付近からもくもくと白煙が上がる様子はこの峠ならでは。東を見ればニタトルシュケ山(標高281m)も。南西方向には中島、そしてその向こうには和琴半島、遠景として阿寒の山々も見える。中島は美幌峠から見るほど近くにはないし、中島方面を見ると逆光が気になるが、太陽が東にある早朝や夕焼け時に行くとよいのかもしれない。

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津別峠

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こちらの津別峠にある展望台は標高947mと、美幌峠の525mや藻琴峠の620mに比べると、4つの峠の中でも最も、そして圧倒的に標高が高い。11月から春まで道道588号線の屈斜路湖畔~森つべつ間が冬季閉鎖されてしまうし、狭く曲がりくねった峠であることから観光バスは行けない。まさに穴場的な屈斜路湖ビュースポットである。

道道からは津別町側から。道道を分岐して林道を2km強進んだところに津別峠展望台がある。展望台はまるでヨーロッパの古城。ここから見る眺望は、やはり標高が高いこともあってかなり素晴らしい。中島はもちろん、和琴半島、そして湖の全体像を見渡すことが可能だ。(Photo:ramblingonmyhokkaido)

屈斜路湖の外輪山の峠から見る4路線5スポットをまとめると下記の通り。

▼「美幌峠展望台」
国道243号線、標高525m、最もポピュラーで人気が高い絶景スポット。目の前に中島。
▼「藻琴峠ハイランド小清水725展望台」
道道102号線、標高620m、川湯温泉や硫黄山や阿寒の山々も見渡せる。
▼「小清水峠藻琴山展望駐車公園」
道道102号線、標高430m、川湯温泉や硫黄山や阿寒の山々も見渡せる。
▼「津別峠」
道道588号線、標高947m、最も標高が高く絶景。訪問者少なく穴場。冬季閉鎖。
▼「野上峠」
国道391号線、標高326m、標高が低く硫黄山方面がメイン。

冬季はいけないが標高が最も高く穴場的スポットの「津別峠」、早朝や夕暮れがオススメで硫黄山の煙も阿寒の山々も見れる「藻琴峠・小清水峠」、中島が目の前にあり一番有名で人も多く訪れる「美幌峠」。あなたはどの角度から屈斜路湖を見てみたい?

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