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静内のマチを独り占め!「真歌公園展望台」でパノラマビューを楽しむ!

編集部
Written by 編集部

静内のマチを独り占め!「真歌公園展望台」でパノラマビューを楽しむ!

【新ひだか町】日高管内最大の人口を誇る新ひだか町静内。その街を高台から一望できるビューポイントがあります。それが「真歌公園展望台」です。静内の街並み、眼下を流れる静内川、そして太平洋を独り占め。日高管内でも指折りの眺望スポットです。

あのシャクシャインが最後の砦とした高台

真歌公園展望台は、静内市街から静内川をはさんで東側の高台にある展望台です。[地図] 標高80mほどの高さで、見下ろすと崖の下を静内川が太平洋にそそいでおり、その川に架かる国道235号線と日高本線の鉄橋、両岸緑地に架かる人道橋が見られます。川の向こう側には静内市街地が広がります。

これほど近くでワイドに街を俯瞰できるのは真歌公園展望台くらいです。静内の街って意外と大きいんだな、と実感できること間違いなしです。展望台は西向きなので、夕日が沈む時刻も美しく、夜景も楽しめます。

静内のマチを独り占め!「真歌公園展望台」でパノラマビューを楽しむ!
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静内のマチを独り占め!「真歌公園展望台」でパノラマビューを楽しむ!

木製展望台が設置されている高台は、シベチャリチャシ跡(城砦跡)またはシャクシャイン城趾として紹介されています。そう、あの「シャクシャインの戦い」(1669年)で知られるアイヌの首長シャクシャインが砦としていた場所なのです。シャクシャインが最後の砦とした場所がこのシベチャリチャシでした。

展望施設のあるシベチャリチャシ跡は、深さ1mほどの壕が1本あります。展望台に通じる散策路に小さな橋が架けられているのはそのため。かつては3本の壕があったといわれています。1997年12月2日に「シベチャリ川流域チャシ跡群」の一つとして国の史跡に指定されました。

静内のマチを独り占め!「真歌公園展望台」でパノラマビューを楽しむ!

この高台はその歴史を偲ぶ地でもあり、展望台近くにはシャクシャン像、ユカルの塔、新ひだか町アイヌ民俗資料館やシャクシャイン記念館が建っています。

静内のマチを独り占め!「真歌公園展望台」でパノラマビューを楽しむ!
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静内灯台近くにもチャシ跡が?!

静内のマチを独り占め!「真歌公園展望台」でパノラマビューを楽しむ! 真歌公園から海側に進むと静内灯台が建っています。高さ12mで、1967年11月に初点灯した灯台です。この灯台近くまでは車で行くことができるのですが、この灯台から150mほど歩いた先に「ホイナシリチャシ跡」があります。先に紹介したシベチャリチャシ跡と同様「シベチャリ川流域チャシ跡群」に指定されたチャシ跡のひとつです。

このチャシは「入舟のチャシ」とも呼ばれ、シャクシャインが築いたチャシと考えられています。1959年に静内高校郷土研究部が発掘調査を行い、その際に鉄鍋や漆器、鹿角などが出土しています。シベチャリチャシ跡からは海側に200~300mほどしか離れていない距離ですが、草木に覆われているため見晴らしは比較的よくありません。

静内のマチを独り占め!「真歌公園展望台」でパノラマビューを楽しむ!

国指定史跡「シベチャリ川流域チャシ跡群」は今回紹介した真歌公園の2つのチャシ跡のほか、静内目名のメナチャシ跡、オチリシチャシ跡、ルイオピラチャシ跡が含まれており、いずれもシャクシャインの戦いに関係するのだそう。この真歌公園は眺望のよい高台だったこともあり、他にも数々の遺跡が確認されています。

真歌公園展望台で、眺望を楽しむとともに、歴史を学ぶ機会としてみるのはいかがでしょうか。

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