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昆布で育てた「こぶくろ牛」ステーキ丼も!みついし昆布温泉・蔵三

大谷修一
Written by 大谷修一

昆布で育てた「こぶくろ牛」ステーキ丼も!みついし昆布温泉・蔵三

太平洋沿岸に漁港を有し、全国ブランド・日高昆布をはじめに、ウニやシャケ、ツブ、タコ、ししゃもなど様々な種類の魚介類が水揚げされる日高。そこに横たわる広大な日高山脈麓の牧場では「みついし牛」に代表される極上の和牛も育てられており、ここでは海の幸だけでなく山の幸も一緒に味わうことができるのも魅力です。

札幌から襟裳岬に向かう「浦河国道」の道の駅にある「みついし昆布温泉・蔵三」は、そんな日高の海の幸と山の幸をお手軽に堪能できるイチオシのグルメスポットです。

海の幸なら海鮮丼&浜男ラーメン

「みついし昆布温泉・蔵三」は宿泊と日帰り入浴ができる温泉を兼ね備えたホテルですが、もちろんお食事だけでもOK。ロビーを通り抜けた奥にあるレストラン旅籠で、まずは日高の海の幸を代表する海鮮丼(税込1,480円)をいただくことにしましょう。

▼海の幸が満載の海鮮丼
昆布で育てた「こぶくろ牛」ステーキ丼も!みついし昆布温泉・蔵三

活きの良いボタンエビにサーモン、イクラ、タコ、ツブなどの地元の新鮮な素材が満載された海鮮丼。このネタを一品一品大切に味わいながらいただくのも良し。また丼の上にワサビを溶いた醤油をぶっかけ、ご飯と魚介を一緒に混ぜ合わせて「浜の漁師」風に豪快に喰らうというのもオツなもの。コリコリしたツブや甘いボタンエビ、コクのあるマグロ、イクラが口の中で混じり合い、「混然一体となった海の味わい」に酔いしれてしまします。

ラーメンが大好きという方には、7月11日から9月末の夏の間しか味わうことができない期間限定の浜男(はまお)ラーメン(税込1000円)がおすすめ。

▼期間限定の浜男ラーメン
昆布で育てた「こぶくろ牛」ステーキ丼も!みついし昆布温泉・蔵三

ツブ、タコ、カニなどの魚貝エキスが溶け込んだスープと麺のコンビネーションは絶妙です。日高自慢のツブとタコの頭文字をとった「T&T's」メニューは近隣6町のホテル・レストランで作られた「ひだか元気グルメ研究会」のコラボ企画で、このラーメンは蔵三のオリジナルとして開発したとのこと。ちなみに、本品以外でも近隣の様似町や日高町でタコとツブを使用したパスタやカレーなどのご当地メニューが楽しめますので、「T&T's」を食べ歩きながら日高巡りをする、というグルメの旅もいいかも知れませんね。

▼タコとツブを使った6つの町のご当地メニュー
昆布で育てた「こぶくろ牛」ステーキ丼も!みついし昆布温泉・蔵三

昆布で育てた「こぶくろ牛」?!

日高の山の幸と言えば、まず一番に「みついし牛」思い浮かべるかも知れませんが、実はこれに勝るとも劣らぬ極上黒毛和牛が日高にあるというのをご存じでしょうか? それは、日高特産の昆布と餅米粉を食べさせて育てた黒毛和牛で、昆布の「こぶ」と黒毛の「くろ」の文字をとって命名したというご当地ブランド「こぶくろ牛」。この超・こだわりビーフを使ったこぶくろ牛ステーキ丼(税込1500円)は、牛肉好きの方にとって絶対にハズせないメニューです。

▼超・こだわりのこぶくろ牛ステーキ丼
昆布で育てた「こぶくろ牛」ステーキ丼も!みついし昆布温泉・蔵三

丼に盛られた厚切りステーキの焼き加減はほんのりと赤身をおびたミディアムレア。一切れをそっと歯に当てるだけでかみ切れてしまう柔らかさで、豆腐のようにツルンと口に入ってきます。上品な和風たれと山ワサビで味付けされたジューシーでさっぱりした肉の甘み、旨みが口中に広がり、あまりの美味しさで意識が幻惑されてしまいそう……。

「昆布は赤身にコクを出し、餅米粉は脂身の融点を下げるので脂の甘みをより感じさせてくれる」という、こぶくろ牛の説明内容に違わぬ極上の味わいを堪能しました。

潮風に吹かれながら、露天風呂を満喫

蔵三のもうひとつの名物は当館の温泉です。その入浴料はなんと税込440円!札幌街中の銭湯料金の同じ値段で極上の温泉を楽しむことができるので、これは温泉マニアならずともぜひ一風呂浴びておきたいものですね。

露天風呂の浴槽は珍しい舟形。すぐ目の前に見える海を眺め、潮風に吹かれながらゆったりと温泉に浸かっていると、まるで湯船ごと太平洋を漂っているような不思議な感覚にとらわれてしまいます。

▼船の形をしたユニークな露天風呂
昆布で育てた「こぶくろ牛」ステーキ丼も!みついし昆布温泉・蔵三

壁一面が大きな窓となっている内湯からの眺めも見事で、露天風呂感覚の開放的な入浴を満喫できます。

▼内湯の大きな窓から太平洋を望む
昆布で育てた「こぶくろ牛」ステーキ丼も!みついし昆布温泉・蔵三

この内湯の真ん中にある浴槽の中をよく見ると、なんとお湯には袋に入った日高昆布が浮かんでいるではありませんか! これぞまさに「昆布温泉」。ホテルの方によれば、「お湯に溶け出した昆布のエキスがお肌をツルツルにしてくれるので女性に大人気」とのことでした。

▼昆布の湯でお肌もツルツル
昆布で育てた「こぶくろ牛」ステーキ丼も!みついし昆布温泉・蔵三

昆布を食べさせたビーフの料理をいただき、昆布の風呂に浸かる……さすが「昆布大国・日高」だと大いに納得した次第です。

海の幸と山の幸で胃袋を満たし、温泉と昆布の湯を堪能。まさに体の「内と外」両方から日高のエネルギーを吸収し、太平洋の遥か西に沈む夕陽を眺めながら満ち足りた気持ちで札幌への帰路につきました。

▼太平洋の西に沈む夕陽
昆布で育てた「こぶくろ牛」ステーキ丼も!みついし昆布温泉・蔵三

みついし昆布温泉 蔵三
所在地:日高郡新ひだか町三石鳧舞(けりまい)162
電話:0146-34-2300

<レストラン旅籠>
海鮮丼 1,480円
浜男ラーメン 1,000円
こぶくろ牛ステーキ丼 1,500円
営業時間:11:00-14:30(ラストオーダー)、15:00クローズ、17:00-20:00(ラストオーダー)、21:00クローズ

<日帰り入浴>
料金:440円
営業時間:5:00-9:00、10:00-22:00

筆者について

大谷修一

大谷修一

宮の森風水鑑定所代表。風水、パワースポット研究の分野で、第一人者的存在。
北海道のパワースポット調査の為全道取材の折各地の観光協会や地域住民とネットワークを構築し、目下「風水と観光」をテーマに幅広い活動を展開中。
北海道文化放送「さあ!トークだよ」、北海道テレビ「イチオシ!」、札幌テレビ放送「ジョシスタ」等テレビ番組に出演。北海道内の風水パワースポット紹介者として、また風水の「開運アドバイザー」として視聴者から好評を得ている。