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知る人ぞ知る足湯が母子里に!地元で愛される「じいちゃんちの足湯」

わたなべまき

知る人ぞ知る足湯が母子里に!地元で愛される「じいちゃんちの足湯」

1978年(36年前)にマイナス41.2℃を記録した厳寒の地 幌加内町母子里。この地に今年、「じいちゃんちの足湯」が誕生!「日本一あったか~い足湯」に巡り合いました。

幌加内町の北端!母子里と朱鞠内湖

母子里は、標高が高く、盆地なので、冬は寒く雪の多い場所です。夏と冬の寒暖差は、最大で75℃。これは、多種多様な動植物の生態系に一役買っており、母子里でしか見られない種も生息します。

ここから、車で20分ほどの場所にあるのが日本一の人造湖、朱鞠内湖です。春から秋にかけては、ツーリングや釣り、キャンプやバーベキューを楽しむ人たちで賑わい、冬はワカサギ釣りに絶好のスポットとなっています。

▼湖畔からのぞむ朱鞠内湖と冬の朱鞠内湖
知る人ぞ知る足湯が母子里に!地元で愛される「じいちゃんちの足湯」 知る人ぞ知る足湯が母子里に!地元で愛される「じいちゃんちの足湯」

常識に捉われないひと、富秀さん

この地に、知る人ぞ知る足湯を一人で作り上げたのが市川富秀さんです。母子里で生まれ育ち、酪農業に従事されていました。

「常識に捉われなければ何でも出来る!」が富秀さんのモットーです。機械の修理が得意で「自分のカン」で何でも直してしまいます。もの作りも大好き。最近では、水車や10m級の巨大流しそうめんの装置を作りました。

そして、構想3ヶ月。2~3日の早業で完成させたのが「じいちゃんちの足湯」です。「地域の人々、特に子供たちに喜ばれる事がしたい」。御年76歳のアイディアとヴァイタリティは尽きることを知らず、この冬は130mのロープを使い、雪の上をターザンのように滑る遊具を作る予定だそう。富秀さんの庭は、冬も子供たちの歓声に包まれそうです!

そもそも足湯とは、足のくるぶしより少し上までをお湯につけて温め、全身の血行を良くする温浴法をいいます。適温は38℃~42℃、時間は15~20分くらいが目安です。
・服を脱がないので気軽に入れる事
・体力を消耗しないので高齢者でも安心な事
・自律神経が整い、心が安定する事
が主な特徴で、冷え症、むくみ、肩こりをお持ちの方(私です!)におすすめです。

ここにしかない自分だけの足湯ができる!

この足湯は今年(2015年)からの試みで、雪解け後の5月から始まり、来訪者は地元客を中心に、延べ150人を数えました。「足が軽くなった」「よく眠れるようになった」という嬉しい声は富秀さんの生きがいでもあります。

▼足湯へと続く階段と橋が非日常へといざないます
知る人ぞ知る足湯が母子里に!地元で愛される「じいちゃんちの足湯」

私もいざ入湯です! お湯の当たりが柔らかく、体の芯から温まります。 顔からじんわりと汗が出てきて、来ていたパーカーを途中で脱いでしまうほどでした。 近くを流れる渓流のせせらぎ、虫の声、澄みきった新鮮な空気を味わいながらの入湯、日常で疲れ切ったココロとカラダ……いやされます!

お湯と水、両方の蛇口があり、自分好みの湯加減に調節出来ます。 また、「どれがいい?」と手渡された入浴剤を自分で選べば、世界に一つ!ここにしかない、自分だけの足湯の完成です!

知る人ぞ知る足湯が母子里に!地元で愛される「じいちゃんちの足湯」

交流と憩いの場

「これどうぞ」。差し出された缶を開けると昔懐かしの駄菓子が! 国民的栄養ドリンクも手渡され、一気飲み! 至福のひと時です。「お湯につかりながら、一杯やりたいもんだね~」と、一緒になった地元の方と会話が弾みます。

この足湯は、積雪前の10月初旬で今期は終了となります。短い北海道の秋。母子里の雄大な自然と、地元の方達との楽しい歓談。そして何よりも、市川富秀さんの優しさとこだわりがたくさん詰まった、日本一あったか~い「じいちゃんちの足湯」にあなたも訪れてみませんか?

▼目印は、近所の小学生が書いたこの看板です
知る人ぞ知る足湯が母子里に!地元で愛される「じいちゃんちの足湯」

じいちゃんちの足湯
所在地:幌加内町母子里(母子里コミュニティセンターから名寄方面へ約500m左手)[地図]
営業時間:日曜日の14時~

筆者について

わたなべまき

わたなべまき

関東から、幌加内町に移住して4年目、1児の母です。自宅で小さな塾を開いています。地元の方たちに支えられ、守られて、シンプルで豊かな「北海道暮らし」を満喫中です。