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自然の川がそのまま温泉に?全国的に珍しい登別「大湯沼川天然足湯」

登別温泉には、全国的にも珍しい足湯があります。なんと、自然に流れる川が、そのまま温泉になっているのです。

一見すると普通の川なのに湯気が立っているという、ある意味ちょっとシュールな光景。訪れた人は川に足を浸し、自然の中でゆったりとした時間を過ごしています。

登別温泉に遊びに来てこの足湯を体験しないなんて、そんなもったいないことはありません。今回は足湯へ辿り着く道のりも動画で掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも、なぜ川が温泉に?

自然の中にある足湯は、その名称を「大湯沼川天然足湯」といいます。大湯沼とは、登別温泉にある周囲約1kmのひょうたん型の沼。今も白煙を上げている活火山である日和山の麓にあり、かつて日和山が噴火した際の爆裂火口跡なのです。

▼水面から湯けむりの上がる大湯沼
自然の川がそのまま温泉に?全国的に珍しい登別「大湯沼川天然足湯」

大湯沼の沼底では、今でも約130℃もの硫黄泉が激しく噴出しています。大湯沼川は、その大湯沼から溢れ出した温泉でできた川。そしてその川を足湯として楽しめるのが、大湯沼川天然足湯というわけです。

▼川は流れるうちに、最適な温度に
自然の川がそのまま温泉に?全国的に珍しい登別「大湯沼川天然足湯」

では、大湯沼川天然足湯へ向かうには、どう行けばいいのでしょう。

車で訪れる場合は、温泉街を抜けて地獄谷を通り過ぎ、さらに奥へと進んだ大湯沼駐車場に駐車します。有料駐車場ですが、ここで受け取るチケットは地獄谷の入口にある地獄谷駐車場との共通利用券になるので、なくさないように保管しておきましょう。

駐車場から足湯までは、徒歩で約15分ほど。大湯沼を右手に眺め、そのまま歩いていくと「大湯沼川探勝歩道 入口」と書かれた看板が見えてきます。あとはそのまま、随時設置された案内に従って進むだけ。足湯までの道のりは整備されて歩きやすく、川べりを散歩する感覚になる楽しいコースです。

【動画】大湯沼から大湯沼天然足湯まで往復してみた

また、車のない人は、地獄谷から徒歩で向かうことが可能です。こちらも歩道が整備されているので、案内に従って進んでいきましょう。

ちなみに大湯沼川天然足湯は一年中開放されていますが、冬季には大湯沼駐車場は閉鎖され、地獄谷から徒歩で向かう道のりも足場が悪く危険です。積雪のない季節に訪れることをおすすめします。

準備しておくべきものなど

大湯沼川天然足湯は、もちろん無料です。それほど熱くもなく、誰でも楽しむことができるので、目的地に到着したら思いっきり堪能してください。

▼外国人観光客も多く訪れる足湯
自然の川がそのまま温泉に?全国的に珍しい登別「大湯沼川天然足湯」

温かな川に足を浸していると、まどろむような心地よさに包まれるはず。周囲には緑が生い茂り、風が吹けば木々の葉がさざめきます。川の流れる音に混じって、鳥たちの鳴き交わす声も聞こえます。日常の喧噪から遠く離れたその時間が、きっと何ものにも代えがたいとしみじみ感じられることでしょう。

自然の川がそのまま温泉に?全国的に珍しい登別「大湯沼川天然足湯」

【動画】大湯沼川天然足湯に入ってみた

足湯に浸かる際は丸太を並べただけの板場に腰掛けるので、お尻が痛くなるのを防ぐために簡易的な座布団が用意されています。天然の温泉でありながら、こうした細かな心配りがうれしいところ。ただし濡れた足を拭くタオルは、当然のことながら自前で用意していく必要があります。

▼温度に関する注意書きも
自然の川がそのまま温泉に?全国的に珍しい登別「大湯沼川天然足湯」

自然の川がそのまま温泉に?全国的に珍しい登別「大湯沼川天然足湯」

なんとも珍しい、天然の川の温泉。登別温泉を訪れる予定がある人は、ぜひ旅の予定に組み込んでおくことをおすすめします。足湯から帰る道のりはきっと足取りも軽く、心までぽかぽかしているはずです。

自然の川がそのまま温泉に?全国的に珍しい登別「大湯沼川天然足湯」

取材協力
登別国際観光コンベンション協会
所在地:北海道登別市登別温泉町60番地
電話:0143-84-3311
公式サイト
Facebookページ

モデル:Naru、石川真梨絵

筆者について

石簾マサ

石簾マサ

すべてのしがらみを捨て札幌で永住するぞ……と移住してきた50代のおっさんライター。札幌楽し~い。移住者が見た札幌の楽しさ・良さを伝えていければ……と思っております。【編集部専属ライター】