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海鳥の気分で利尻富士と鴛泊港を見られる絶景ポイント「ペシ岬」

編集部
Written by 編集部

海鳥の気分で利尻富士と鴛泊港を見られる絶景ポイント「ペシ岬」

【利尻富士町】 利尻島の玄関口、鴛泊港。稚内港とを結ぶフェリーが港を出入りする。その港と、秀峰・利尻富士を一緒に見られる展望スポットがある。それが、港の北側の海に突き出た「ペシ岬」だ。アイヌ語で「崖」を意味する。まさにその由来通りの姿をしている。

ペシ岬の岩山は鴛泊港近辺の中で圧倒的存在感を示し、鴛泊港からもはっきりとその姿を見ることができる。その頂上の標高は93m。巨大な岩山でできており、木々はなく、低い草でおおわれている状況だ。頂上の先には鴛泊灯台が設置されていることから、利尻島では灯台山との異名も持つ。

▼海上から見た夕暮れのペシ岬
海鳥の気分で利尻富士と鴛泊港を見られる絶景ポイント「ペシ岬」

▼麓の広場にはベンチも設置
海鳥の気分で利尻富士と鴛泊港を見られる絶景ポイント「ペシ岬」

ペシ岬は頂上まで約15分かけて登ることが可能だ。ペシ岬麓から途中の広場を経て、意外と急な坂道をひたすら登っていくのだが、木々に覆われながら登山するのではなく、鴛泊港を見る目線が徐々に高くなっていく様子を楽しみながら登ることができるので、子供でも楽しみながら登ることができるはず。

海鳥の気分で利尻富士と鴛泊港を見られる絶景ポイント「ペシ岬」
海鳥の気分で利尻富士と鴛泊港を見られる絶景ポイント「ペシ岬」

頂上の展望台には一等三角点、その先に灯台があり、晴れていれば、北に浮かぶ礼文島、東側に目をやれば稚内も見られることがある。眼下には利尻富士町鴛泊市街地が広がっており、利尻富士もおがめる。遮るものが何もないので開放感あふれる展望台であり、海上を飛ぶ海鳥が海側から利尻島を見ているかのような、そんな感覚にさえ陥る。

この途中には「鴛泊ペシ岬広場」があり、会津藩士墓碑が三基建立されている。幕末期に会津藩が北方警護したが、利尻島警護の藩士の多くが寒さによる水腫病で亡くなったことから設けられた。利尻富士町有形文化財である。

▼会津藩士墓碑
海鳥の気分で利尻富士と鴛泊港を見られる絶景ポイント「ペシ岬」

ちなみに、頂上に向かう散策路とは別の散策路がある。それは、鴛泊港とは逆側、北側を歩いて「ペシ岬海岸展望台」に至る短い散策路「ペシ岬海岸遊歩道」だ。こちらはそれほど歩く人は多くないが、別の視点からペシ岬を見上げてみたい人にはお勧め。なお、ここへは、ペシ岬麓をくぐるトンネルを通って裏側へ行く。かつてその麓にもう一つ小さな岩山があったのだが、稚内港の埋め立て工事のため切り崩してしまい、現在は存在しない。

▼ペシ岬海岸遊歩道
海鳥の気分で利尻富士と鴛泊港を見られる絶景ポイント「ペシ岬」
海鳥の気分で利尻富士と鴛泊港を見られる絶景ポイント「ペシ岬」

鴛泊の絶景展望地「ペシ岬」。利尻島に行ったら一度は登っておきたいスポットの一つだ。
https://pucchi.net/img/image_closeup/starffin.jpg

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