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都会の中の山小屋!札幌すすきの近くのゲストハウス「サッポロッジ」

ゲストハウスといえば安宿というイメージがあるかもしれませんが、その枠に収まりきらないゲストハウスが札幌はすすきのにありました。

長年山岳ガイドをしてきたオーナーが経営する「サッポロッジ」は北海道の食、自然が1つの宿で満喫できる唯一無二の場所。宿泊所としてはもちろん、ある時はバー、またある時はアウトドアツアーに参加する場所、またある時はイベントスペースとして。

「北海道の食も自然も楽しみたい!」
「サッポロッジ」は、そんなあなたのしたい北海道旅行をすべて実現してくれるゲストハウスかもしれません。

都会の中の山小屋を意識したゲストハウス

都会の中の山小屋!札幌すすきの近くのゲストハウス「サッポロッジ」

ゲストハウス「サッポロッジ」があるのは、繁華街すすきのの少し外れ。最寄りの地下鉄東豊線豊水すすきの駅からは徒歩3分と、札幌を観光するには最高の立地です。

山岳ガイドでの経験から山小屋を意識したというその室内はウッド調で統一。暖色の照明や薪ストーブの暖かい光に包み込まれ、ネオンがまぶしいすすきののそばにあるとは思えないほど、優しく落ち着いていた空間です。

築45年の物件を、ほとんどオーナーの奈良さんと仲間の方による手づくりでゲストハウスにリノベーションしたというから驚き。テーブルや柱1つをとってもたくさんのエピソードが詰まっているんです。

▼樹齢360年のアカエゾマツを使ったバーカウンター
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バーのカウンターテーブルとして使われている巨大な木は、樹齢360年のアカエゾマツをチェーンソーで切ったもので、その他のテーブルもアカエゾマツの木が使われています。

▼宿泊スペースや階段の壁に設置されたボルダリングホルダー
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階段や宿泊ルームの壁にはボルダリングのホルダーが設置されていて、オーナーが生粋のアウトドア好きであることが伝わってきます。

▼ドミトリールーム
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▼宿泊用のベッド
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宿泊スペースはこのように枕元にコンセント、照明が完備されており、比較的ゆったりしています。カーテンで仕切ることができ、ドミトリーといえどそれなりにプライベートな空間が確保できます。

▼共有キッチン
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バーがありますが、共有キッチンでの自炊も可能です。

山岳ガイドが率いるアウトドアツアー

都会の中の山小屋!札幌すすきの近くのゲストハウス「サッポロッジ」

オーナーの奈良さんは生粋の旅人で、その半生はとても変わっています。小学生時代から鉄道で北海道中を旅し、大学卒業後は山岳ガイド・旅人として世界中を周り、果ては国立極地研究所が募集する南極越冬隊に応募して約2年間を南極で過ごした経歴があるほど。

このように、人生の大半を自然の中で過ごした山岳ガイドのスペシャリストといえる奈良さんが主宰するアウトドアツアーに参加できるのも「サッポロッジ」の大きな魅力。

サッポロッジを札幌にオープンさせた理由のひとつは「車で1時間も移動すれば大自然がある」こと。地の利を活かし、夏場は登山、カヌー、沢下り、冬はスキーにスノーボード、バックカントリーなど多岐にわたるアウトドアツアーが用意されています。

ツアーは人気で、日本人はもちろんのこと外国人からも連絡が来るほど。はじめましての人がアウトドアツアーに参加して、1日を共にして帰ってくる頃には、みんな打ち解け合ってるなんてこともあるそうです。

ツアーから帰ってきて、バーでみんなで宴会して、眠くなったらベッドで寝られてしまう。ガイドツアーとバー、そして宿泊所が一緒になったゲストハウスだからできる贅沢が「サッポロッジ」にはあります。

ちなみに参加資格は宿泊者である必要はなく、「『自分の世界を広げたい』みたいな人なら誰でもOK」とのことです。

北海道のリアルが味わえるバー

都会の中の山小屋!札幌すすきの近くのゲストハウス「サッポロッジ」

ラウンジスペースは18:00~26:00までで、本格的な北海道の食材が集まるバーに早変わり。

「どこからきたかわからない食材なんて使いたくないんだよね。だれが作ったとか、そういうのがすごく重要」

そう語るオーナーの奈良さんは、バーで提供する料理の食材にもこだわりを持っています。例えばイクラ丼などに使われている知床産のイクラ。これはウトロ漁港の漁師から仕入れているもので、漁に同行して鮭が上がる瞬間を見学したうえで、仕入れた鮭を自身でさばき、しょうゆ漬けした自家製のイクラを使っています。

▼「究極のおにぎり」と「自家製のイクラ」
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「究極のおにぎり」は、利尻島でとれた岩のりを1枚1枚伸ばした海苔を巻き付けたおにぎりで、口に入れた瞬間、磯の香りが口いっぱいに広がります。利尻の味が凝縮されていて、イクラとの相性も抜群です。

▼「生ラムジンギスカン+行者ニンニク入」
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行者ニンニクは奈良さん自身が山菜取りに出かけて採ってきたもの。ジンギスカンと一緒にたれをつけて食べると最高の味わいです。

その他にも、シイタケは原木栽培されたものを使っていたり、長芋は帯広まで足を運び手伝ったこともある畑でとれたものを使ったりしています。

生産者の働いている姿、海産物が上がったり、農産物が採れたりする瞬間を自分の目で見て仕入れたメニューが並ぶ「サッポロッジ」は、オーナーや生産者の情熱のつまった「北海道のリアル」が味わえるバーでもあるのです。

マサイ族もやってきた? 時にはイベントスペースとしても

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ゲストハウスがイベントスペースとして利用されることはしばしばありますが、「サッポロッジ」で開催されるイベントは一癖も二癖もあるものばかり。

オーナーの奈良さん自身の体験を踏まえ、南極についてのイベント、スキーやスノーボードといったアウトドア系のイベントはもちろんのこと、トロンボーン奏者やDJをゲストに呼んで音楽系のイベントも開くこともあるそうです。

過去にはアフリカのマサイ族がトークーショーを開いたこともあり、同時に行ったマサイ族と行く紅葉ツアーには20人以上が集まったといいます。

私も過去にイベントに参加したことがありますが、大勢の参加者がバーで注文したお酒を片手に盛り上がっていました。宿泊者以外もイベントに参加できるので、興味がある人はイベントから参加してみるとよいかもしれません。

北海道の魅力が全部味わえるといっても過言ではないゲストハウス「サッポロッジ」。宿泊所、バー、イベントスペース、アウトドアツアーと様々な利用が出来る場所なので、旅行者に限らず地元の人も気軽に利用してみてください。

SappoLodge(サッポロッジ)
所在地:北海道札幌市中央区南5条東1丁目1-4
電話:011-211-4314
公式サイト

筆者について

おりょう

おりょう

1993年生まれ、愛知県出身。バイクで日本一周したり四国で歩き遍路したりと迷走した末23歳で札幌に移住。移住後は個人ブログやウェブライターの活動を通して北海道の魅力を発信しています。「またバイクで北海道をツーリングしたいな~」と思いながら自転車に乗っています。