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林道のカーブミラーでその存在を知る!黒松内町の山奥にある「重滝」

中瀬りあの
Written by 中瀬りあの

秘境というと人里離れた未開の地で、地図とコンパスを頼りに道なき道をひたすら歩くというイメージでしょう。しかし現代では交通手段やGPS等、道具の発達によりほとんどの場所を簡単に検索でき、簡単に行くことができるようになりました。それでも一般に知られていない素晴らしい場所がまだまだ存在します。

今回は、簡単にアクセスできるにもかかわらず、あまり知られていない滝を紹介します。

林道から全貌を眺められる滝

今回向かうのは後志地方南部、黒松内町にある「重滝(しげたき)」です。

黒松内町は「ブナの北限」として有名ですし、「黒松内名水」や、パンやピザが人気の「トワヴェールドゥ」で知られる町ですが、滝に関しては一般的にあまり知られていません。

林道のカーブミラーでその存在を知る!黒松内町の山奥にある「重滝」

滝が存在する黒松内川上流には、初心者でも楽しめる沢登りのルートがあり、滝が好きな方たちの間では人気の場所となっています。その支流に「重滝」があるのですが、山奥にあるにも関わらず林道からその全貌を見ることができるのです。

国道5号線から道道9号線へ入り黒松内町市街へ向かって1kmほど進むと、左手に狩場山駐車場が見えてきます。その駐車場から林道へ入り約5.6km進んだ所に黒松内岳登山道入口があります。

▼狩場山駐車場。道道9号線沿い、黒松内町と長万部町の境にある駐車場
林道のカーブミラーでその存在を知る!黒松内町の山奥にある「重滝」

▼右手に黒松内岳登山道入口、奥に駐車スペースが見える
林道のカーブミラーでその存在を知る!黒松内町の山奥にある「重滝」

圧倒的な存在感、重滝

滝は林道の先にあるのですが、昨年の台風の影響で倒木などがあって車両で先へは進めないため、黒松内岳登山道入口の側にあるスペースへ車を停め、徒歩で先へ進みます。

鬱蒼(うっそう)とした木々の奥からキジバトの太い声、アオバトの猿のような声など、さまざまな鳥の鳴き声が聞こえてきます。

ここまで車での移動中もタヌキやキツネなど、さまざまな動物を見かけたことも相まって、密林の中へ迷い込んだようにも感じられます。そんな場所ですので当然、熊対策の準備は必要です。

▼道を塞ぐ巨大な倒木
林道のカーブミラーでその存在を知る!黒松内町の山奥にある「重滝」

距離にして約800m、10分ほど歩くと右カーブの左脇に、歩き出してから二つ目のカーブミラーがある場所へ着きます。カーブミラーには周りを見渡しても滝は何も見えないのに、鏡の中には滝の白い筋がはっきりと映っています。一瞬、狐につままれたかと思うくらい、林道のカーブと周りの木々やカーブミラーの角度など、絶妙な配置なのでしょう。

林道のカーブミラーでその存在を知る!黒松内町の山奥にある「重滝」

筆者について

中瀬りあの

中瀬りあの

スポーツ万能インドア派を目指してきて、はや40代。アウトドアスポーツは何でも挑戦。インドアでは世代的にゲーム好き。(どちらも上手くはない)子供のように何にでも興味はある。