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知床の夜空にオーロラを再現―人々の感動呼ぶ「オーロラファンタジー」

編集部
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知床の夜空にオーロラを再現―人々の感動呼ぶ「オーロラファンタジー」 【斜里町】 世界自然遺産知床のお膝元・斜里町ウトロ地区で毎年冬に開催されているイベント「オーロラファンタジー」(実行委員会主催)。例年2月から3月中旬にかけて、流氷が押し寄せる厳寒の地・知床を熱く盛り上げており、全国的人気も高まっている。

オーロラファンタジーは、知床の夜空にオーロラを人工的に再現するショー。ダイナミックな音響と煙と青・緑・赤といった色のレーザーで幻想的なオーロラを表現する。厳しい寒さと押し寄せる流氷を逆に楽しんでしまおうという目的で開催される「知床ファンタジア」の一環であり、期間中毎日20:00から約20分間行われる。

オーロラファンタジー誕生のいきさつ

知床の夜空にオーロラを再現―人々の感動呼ぶ「オーロラファンタジー」 かつて知床の夜空に大規模なオーロラが現れたことが、オーロラファンタジーに大きく影響を与えている。それは1958年2月、突如出現したと言われている。このオーロラを再現したいという想いが同イベント開催のきっかけとなった。もともと知床ウトロでは、冬のイベントとして「知床スノーフェスティバル」を開催していたが、1987年にオーロラファンタジーを組み入れ、「知床ファンタジア」としてリニューアルした。

当時はレーザーを使ったオーロラの再現はほぼ例がなかった。そのため、オーロラの再現には試行錯誤の繰り返しだったという。具体的な手法としては、麦わらを燃やして煙を立ち昇らせてスクリーンとし、そこにレーザー光線を当てる。煙は寒風によって観客の前を漂う。そこに光源からのレーザーが当たることによって、揺らめきのあるオーロラのイメージを立体的に演出することに成功した。こうして、手作りながら人々の感動を呼ぶ、全国的に類を見ないイベントが完成した。

地元有志によるボランティアで作り上げるオーロラファンタジーは、期間中毎日1000人以上が観覧に詰めかけ、全国の「行ってみたい冬のイベント」では最高2位に選ばれた実績を持つ。地元の人たちの想いが受け継がれ、冬の北海道を代表する人気イベントにまで成長したのだ。

知床ファンタジアでは流氷展示なども

知床ファンタジアでは、メインイベントのオーロラファンタジーが注目されるが、期間中はほかにも流氷を陸揚げした展示場や、陸上自衛隊美幌駐屯地が支援した流氷神社の設置、地元にゆかりのある人たちのステージも予定。オシンコシンの滝では夜間ライトアップも行われる。

初の公式テーマソング「幻想花」も決定

知床の夜空にオーロラを再現―人々の感動呼ぶ「オーロラファンタジー」 知床の夜空にオーロラを再現―人々の感動呼ぶ「オーロラファンタジー」

2014年、イベント初となる公式テーマソングがlaufen「幻想花」(2014/2/5リリース)に決まった。これは、オホーツク観光大使laufenボーカルCukaさんの故郷が知床ウトロである縁による。同曲はもともと3年前のオーロラファンタジーのために書き下ろした楽曲であり、同イベントと関わりは深く、世界自然遺産知床の雄大な自然をイメージさせる曲として期待されている。(※2014年2月5日リリース日には同イベントで記念ライブ開催予定、19:50~)

laufenボーカルCukaさんは「オーロラファンタジーは壮大でとても美しいイベントなので、少しでも多くの方にこのイベントを知ってもらいたい。冬の知床も素敵なので是非遊びに来てほしい」と呼びかけている。

知床ファンタジア2014(オーロラファンタジー)
期間:2014年2月5日(水)~3月12日(水)20:00~20分程度(10分前から知床DVD上映)
場所:斜里町ウトロ、流氷自然公園特設会場(オロンコ岩トンネル奥)
駐車場:無料100台
観覧料:500円

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