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え、冬にカート?!千歳市で世界唯一のレンタルスノーカートに挑戦!

新千歳空港から、クルマでわずか10分の距離にある新千歳モーターランドでは、厳寒期の北海道でしか体験できない世界で唯一のレンタルスノーカートを行っています。雪と氷で覆われた特設コースをレンタルカートで、だれでも手軽に疾走できるというので、さっそく体験してきました。

世界で唯一のモータースポーツはなんと手ぶらで挑戦できます

▼今回お話を伺った新千歳モーターランドの田坂英二さん
え、冬にカート?!千歳市で世界唯一のレンタルスノーカートに挑戦!

雪と氷で覆われたコースをカートで疾走する、まるで「マリオカート」(任天堂)の氷雪系コースをそのまま現実に再現したようなカートコースが北海道にあることはご存じでしょうか。北海道の空の玄関口・新千歳空港に隣接する新千歳モーターランドでは、冬の厳寒期限定で「レンタルスノーカート」が体験できます。

今回お話を伺った田坂英二さんによると「おそらく世界で唯一。インターネットなどでたまに雪や氷の上を走るカートの画像を見ることはありますが、一般向けのレンタルカートとしてサービスを提供しているのは、世界で唯一うちだけだと思います。絶対にないことを証明できないので、念のためおそらくといっているのが現状です」と話してくれました。

北海道の氷と雪の世界をレンタルカートで楽しめるといいますが、きっとモータースポーツなので値段も高いでしょうし、防寒着なども必要になると思っていたのですが「どうぞ、なにも用意はいらないので、手ぶらで来てください」とのことなので、取材道具以外は手ぶらで伺いました。

▼外は冬の北海道らしく凍りつく寒さだが、ラウンジはとても暖かい
え、冬にカート?!千歳市で世界唯一のレンタルスノーカートに挑戦!

「スノーカートの運転に必要な防寒具は、すべて無料でレンタルを用意しています」。実際に写真のように「ヘルメット」「コート」「手袋」「ブーツ」、さらに写真には写っていませんが、普通のズボンの上に履くオーバーパンツまで用意されていました。特別な防寒着なしで、普段着そのままで訪ねてもスノーカートが楽しめるそうです。

▼充実した無料レンタルの防寒着など、安心してスノーカートを楽しめる
え、冬にカート?!千歳市で世界唯一のレンタルスノーカートに挑戦!

また、気になる料金については「実は夏場と変わりません。夏は軍手のレンタルがないのに対してスノーカートは手袋が無料レンタルされる分、安くなることが多いですね」。具体的な料金は、5周なら平日2,100円、土日祝2,580円、12周では平日3,300円、土日祝4,320円となっています。この料金だけで、まるでゲームのなかの世界のようなコースを走り回れるのは、非常にお買い得に感じるのは筆者だけでしょうか。

特別な免許などは不要! レクチャーを受けて、いざスノーカートへ

▼スノーコースに対応した特製のカートが用意されている
え、冬にカート?!千歳市で世界唯一のレンタルスノーカートに挑戦!

スノーカートだけでなく、新千歳モーターランドでレンタルされているスポーツカートを運転するのには、普通自動車免許はもちろん、特別なライセンスなどは必要ありません。ただし、アクセルとブレーキペダルを操作するために140cm以上の身長が必要になります。この条件を満たしていれば、年齢などは関係なく運転操作や注意事項などの解説ビデオさえしっかり見れば、次は実際の運転となります。解説用のビデオは日本語だけでなく、英語や中国語も用意されているので、海外からお客様といっしょに楽しむこともできるそうです。

▼雪や寒さからエンジンを守るためのカバーが装着されている
え、冬にカート?!千歳市で世界唯一のレンタルスノーカートに挑戦!

▼1本1本手作業で制作されるオリジナルのカート用スパイクタイヤ
え、冬にカート?!千歳市で世界唯一のレンタルスノーカートに挑戦!

防寒着を着込み、ヘルメットなどを身に付けたら、カートに乗り込みます。カートはBirel N35Xで最高速は40km/h程度ということです。

レンタルでスノーカートを行っているのは、世界中でも新千歳モーターランドだけ、基本的には常識の範囲内の気温のなかのオンロードをスリックタイヤで走るために作られたカートを、ときにはマイナス20度以下にもなる極寒のアイスコースで走らせるために独自の工夫が凝らされています。

大きなところでは、エンジンを雪や寒さから保護するためのエンジンカバー、さらにスノーというよりはアイスに近いツルツルの路面をつかむためのスパイクタイヤなどが特徴的です。特にスパイクタイヤは、スノーカート用などいったものは存在しないので、ブロックタイヤに1本1本手作業でスパイクを打ち込んだ特製のタイヤだといいます。それ以外は右のペダルはアクセル、左はブレーキ、ギヤチェンジはないので操作は非常にシンプルです。

▼コースはスキー場並みの一面の銀世界になっている
え、冬にカート?!千歳市で世界唯一のレンタルスノーカートに挑戦!

▼気分は完全にマリオカートのアイスコース
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▼油断するとツルツルと滑る。が、それが楽しい!
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▼ときおり路面の雪が舞い上がる
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▼真っ白な風景のなかをひたすらカートで疾走できる
え、冬にカート?!千歳市で世界唯一のレンタルスノーカートに挑戦!

積もった雪をホイールローダーなどでならしたあと、何度も散水を行って、まるでアイススケート場のリンクのようになったコースの上を走り始めます。スパイクタイヤを装着していますが、急なアクセル操作でスタートするとスリップするので注意が必要です。

また、最高速で約40km/hですが、乗車位置が低いので非常にスピーディに感じるのもうれしいところです。そして、予想どおりではありますが、スピードに乗るほど、コーナリングで「滑る! 滑る!」。マリオカートでいうならば「クッパか、ドンキーしか選べないのか」というくらいリアが暴れるドキドキ感がとても楽しいのです。とても簡単にスピンしますが、カートはスピンしても基本的に回るだけで転倒することはほぼないので、安全にスリルを味わうことができるそうです。寒さを忘れて「ワーキャー」いっているうちに10周程度は、すぐに終わってしまいます。

新千歳空港から、クルマでわずか10分の距離で楽しめる世界で唯一のアクティビティであるスノーカードは、特別な用意もなく手ぶらで楽しめるので、飛行機の待ち時間などにもおすすめといえます。ただし、コース自体が天候の影響を強く受けるので、12月後半から3月中旬までの期間限定となっています。訪れるときは、必ず電話で当日の状況を確認してほしいとのことです。

手軽で写真映えもする世界で唯一のレンタルスノーカートに北海道を旅行する観光客のみなさんはもちろん、道民のみなさまもチャレンジしてみてはどうでしょうか。

【動画】映像で見るレンタルスノーカート

新千歳モーターランド
所在地:千歳市美々1292-560
営業時間:スノーカートの営業時間は9時〜17時
定休日:イベントや貸し切りの予定により変化するので事前を電話で確認を。
電話:0123-23-5115
ncml@phoenix-c.or.jp

筆者について

齋藤千歳

齋藤千歳

ぼろフォト解決シリーズ代表。北海道・千歳市を拠点にAmazon Kindleを中心に400冊以上のカメラ・写真関連の電子書籍を積極的に出版。元月刊カメラ誌編集者でライター兼フォトグラファー。撮影のために毎月数千km道内をクルマで走る生活の旁ら、北海道の地元情報を発信するお手伝いも行っています。【Sクラス認定ライター】