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温泉だけじゃない!登別温泉の老舗「第一滝本館」の楽しみ方とは?

多くの温泉地に恵まれる北海道にあって、登別温泉は特に高い人気を誇っています。その始まりが、江戸時代の大工職人の妻に対する愛だったことは、以前にも北海道ファンマガジンで紹介した通り。大工職人が経営していた湯宿は、今でも登別温泉随一の老舗旅館「第一滝本館」として歴史を刻み続けています。

今回は、その第一滝本館にスポットを当ててみましょう。どうやらお楽しみは、温泉に限らないようですよ。

吹き抜けにそびえ立つ迫力の大金棒

登別温泉随一の老舗旅館などというと、少し古めかしいイメージを思い浮かべるかもしれません。もちろん、館内のそこここに老舗の持つ重みや伝統を感じ取ることもできますが、第一滝本館にはワクワクするような楽しさも満載なのです。そのひとつが、これ。

▼この大きさが伝わるでしょうか?
温泉だけじゃない!登別温泉の老舗「第一滝本館」の楽しみ方とは?

本館の吹き抜けにそびえ立つ、巨大モニュメント「大金棒」です。高さ9m、重さ10トン。建物を貫くような堂々たる姿は、まばゆいばかりの金箔仕上げで、訪れる客たちの度肝を抜きます。これだけで十分なインパクトなのですが、実は単なる飾り物ではないのです。

▼パカッと開いて桃太郎登場!
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定時になると、音楽と共に大金棒の前面がパカッと開き、鬼たちが現れます。さらにその下もパカッと開き、今度は凜々しい顔つきの桃太郎の登場です。鬼たちは楽器を演奏し、桃太郎は扇子をふりふり。巨大モニュメントは、なんとも楽しいカラクリ大金棒だったのです。

【動画】桃太郎や鬼たちの演奏を動画で

約5分間のお楽しみは、朝7時から午後3時までの1時間毎と、夜8時から11時までの30分毎に実施されます。1990年の本館リニューアル時に造られたのだそう。それにしても、なぜ桃太郎なのでしょう。素朴な疑問をぶつけてみたところ、登別温泉といえば地獄谷、地獄といえば鬼、鬼といえば桃太郎という連想ゲームのような発想で生まれたということでした。

▼旅館の前にも鬼の金棒が
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ちなみに、毎週土曜日は午後8時30分の演奏が終わった後、第一滝本館の和太鼓「北海いでゆ太鼓」による太鼓ショーが開催されています。和太鼓の生演奏は迫力満点で、こちらも大金棒の演奏に負けず劣らず大人気です。

プール、そしてもちろん温泉も

▼ファミリー層に大人気のプール(写真提供:第一滝本館)
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また、第一滝本館の館内施設では、屋内プールも大人気です。長さ25mの温水プールの他、深さ50cmのちびっこプールもあり、小さな子どもでも安心して遊べます。

▼たっぷり遊んで、思い出づくり(写真提供:第一滝本館)
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なんとウォータースライダーもあるというから驚きです。ここが旅館であることを忘れそうですが、ジャグジーに入ると地獄谷を一望でき、登別温泉にいることを実感できるでしょう。

▼風呂毎に異なる泉質が楽しめる(写真提供:第一滝本館)
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もちろん、温泉施設は言うまでもなく格別です。日本には10の泉質があるとされ、そのうちの9つが揃うという登別温泉ですが、第一滝本館だけでも5つの泉質を備えているのです。

▼大浴場から眺める雄大な景色(写真提供:第一滝本館)
温泉だけじゃない!登別温泉の老舗「第一滝本館」の楽しみ方とは?

第一滝本館で温泉を楽しむ際は、どのお風呂がどういった泉質なのか、確かめてから入るといいでしょう。当然のことながら効能もそれぞれ違ってくるので、温泉に入る楽しみがぐっと広がります。

▼昭和の頃の第一滝本館(写真提供:第一滝本館)
温泉だけじゃない!登別温泉の老舗「第一滝本館」の楽しみ方とは?

第一滝本館は、江戸時代から続く歴史がありながら、訪れる客を楽しませるエンターテイメント性も兼ね備えた温泉旅館です。創業者の滝本金蔵は、かつて自費を投じて湯宿までの道路を改修したといいます。そうした金蔵の客をもてなす心が、現代に至るまでしっかりと受け継がれているということなのでしょう。

第一滝本館
所在地:北海道登別市登別温泉町55番地
電話:0120-940-489
公式サイト
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筆者について

石簾マサ

石簾マサ

すべてのしがらみを捨て札幌で永住するぞ……と移住してきた50代のおっさんライター。札幌楽し~い。移住者が見た札幌の楽しさ・良さを伝えていければ……と思っております。【編集部専属ライター】