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660本もの白樺が並ぶまっすぐの道!音更町「十勝牧場白樺並木」

北海道に住んでいると目にすることの多い白樺の木。地元の小さな公園にも植えられていたりするので、道民にとっては当たり前の光景となっています。しかしそれらが整然と並んでいるのを目の当たりにすると、やはりハッと息をのんでしまいます。

今回は、そんな白樺並木の名所をご紹介しましょう。

660本もの白樺が並ぶ様は圧巻


(Entaniya Fisheye 220で撮影した写真)

音更市街から道道133号線(音更新得線)を北に約6kmほど車を走らせると、十勝牧場に続く道との分岐点にさしかかります。道道を逸れ、十勝牧場方向に入るとすぐに白樺並木が現れます。行き先が見えないほど長きに渡る並木道は、奥までまっすぐ続いています。

▼白樺並木の距離は1.3kmにも及ぶ
660本もの白樺が並ぶまっすぐの道!音更町「十勝牧場白樺並木」

この白樺は、1922(大正11)年、昭和天皇が皇太子だった当時、ここに来場されたことを契機に植樹されたのがはじまりと言われています。現在の木々については、公式な記録は残っていませんが、場内の環境整備を目的として、1953(昭和28)年に牧場職員が植樹したものとのこと。当時は380本程度だったようですが、現在では約660本もの白樺が整然と並んでいます。

この白樺並木の美しさは、映像映えするということもあり、テレビや映画のロケでもたびたび使われています。最近では、2014(平成26)年に某番組の連続テレビ小説のロケ地にもなったので、目にした人も多いのではないでしょうか。

▼白い幹と緑の葉のコントラストも美しい
660本もの白樺が並ぶまっすぐの道!音更町「十勝牧場白樺並木」

これから先もこの美しさを保つために

660本もの白樺が並ぶまっすぐの道!音更町「十勝牧場白樺並木」

ただ、白樺の寿命は通常40年と言われているところ、この白樺並木は現在、それを大幅に越えています。中には50~80年にも達しているものがあり、傷みが目立ってきました。

そこで、十勝川温泉観光協会、音更町、十勝牧場の3者協働により、白樺並木の調査を行いました。その結果に基づき、2014年度より10ヶ年計画で傷みの激しい白樺を更新植樹することになったのです。

660本もの白樺が並ぶまっすぐの道!音更町「十勝牧場白樺並木」

調査によると、2014年8月時、既存樹木総数が661本。そのうち伐採する白樺と伐採せずに残す白樺に分類し、伐採したあとには新たに植える予定で、事業終了後の樹木本数は約340~350本程度になる見込みです。木の生長に必要最低限の樹間7.5mを考えると、その本数が適当であるという結論に至ったのだとか。伐採しない白樺については、今後20年程度は現状のままで問題ないと判断されたのだそうです。

▼植樹された白樺の苗木
660本もの白樺が並ぶまっすぐの道!音更町「十勝牧場白樺並木」

2014(平成26)年に伐採がはじまり、その後苗木の植樹がはじまりました。伐採と植樹を繰り返すため、今とは異なる風景になっていきます。しかし、それも将来を見据えてのこと。10年間という長い月日を想定した事業だけに、私たちも長い目で見守っていきたいものです。

【動画】地上から、上空から十勝牧場白樺並木を見る

問い合わせ先

音更町役場 商工観光課観光係
所在地:北海道河東郡音更町元町2番地
電話:0155-42-2111
公式サイト

音更町十勝川温泉観光協会
所在地:北海道河東郡音更町十勝川温泉南12丁目1番地
電話:0155-32-6633
公式サイト

取材協力:独立行政法人家畜改良センター十勝牧場

筆者について

石簾マサ

石簾マサ

すべてのしがらみを捨て札幌で永住するぞ……と移住してきた50代のおっさんライター。札幌楽し~い。移住者が見た札幌の楽しさ・良さを伝えていければ……と思っております。【編集部専属ライター】