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旅人夫婦が開いたのは旅人たちの出会いの場。釧路「ゲストハウス休坂」

編集部
Written by 編集部

今から実に40年以上も前のこと、ひとりの若者が、鹿児島県は奄美大島から遠く北海道を目指して旅立ちました。若者は旅先でいろいろな人と出会い、たくさんの経験を積んで、やがて釧路へとたどり着きます。旅を通して出会いの大切さを学んだ若者は、釧路で自ら宿を開くことになりました。それが「ゲストハウス休坂(やすみざか)」の原点です。さて、かつて若者だったご主人の現在とは……?

旅人夫婦が開いたのは旅人たちの出会いの場。釧路「ゲストハウス休坂」

旅人夫婦が開いたのは旅人たちの出会いの場。釧路「ゲストハウス休坂」

旅人たちの「出会い」の場に

「ゲストハウス休坂」は、JR釧路駅から歩いて25分ほど。釧路市の繁華街・末広町からなら、歩いて15分ほどの閑静な住宅街にあります。宿のご主人である増田和美さんは、高校卒業後、自分の生き方を模索し、生まれ育った奄美大島から北海道を目指して旅に出ました。

「南の生まれだからね、単純に北へ行きたいって考えたんだよね」(和美さん)

北海道の地をいたく気に入った和美さん、この地で「とほ宿」を開こうと思い立ちました。ちなみに「とほ宿」とは、ユースホステルやゲストハウスのような宿泊施設のこと。旅で多くの出会いに恵まれたからこそ、旅人たちの出会いの場所を自らつくりたいと思うにいたったわけです。

ちなみに奥さんのやよいさんとの出会いも旅先でした。しかも当時のやよいさんは、人形劇の旅芸人。根っからの旅人であるふたりがゲストハウスをオープンするのは、ごく自然な流れだったに違いありません。

▼奥さんのやよいさんと、ご主人の和美さん
旅人夫婦が開いたのは旅人たちの出会いの場。釧路「ゲストハウス休坂」

それにしても「休坂」とは、素敵な名前です。

「今の場所に移転する前は(釧路市の)浦見町でゲストハウスをやっていて、その近所に休坂という名前の坂があったんです。聞いた時『これだ!』と思いましたね。仕事や恋愛など、人生に疲れた時、坂道の途中でちょっとひと休みする。そんなイメージで名付けました」(和美さん)

「ゲストハウス休坂」のコンセプトは、ズバリ「出会い」。人生の途中でひと休み、ふらりと旅に出た時に、まさにこの場所で新しい出会いを果たすのです。

▼2階の共有スペースで、客同士が交流しあう
旅人夫婦が開いたのは旅人たちの出会いの場。釧路「ゲストハウス休坂」

「異文化との出会いですよね。違った考えの人と、じっくりディープに話せるチャンスって、そうそうないですから」 と和美さんが言うように、ここでは多くの出会いが生まれてきました。普通のホテルでは成し得ない、とほ宿ならではの交流が、旅人たちを時に癒やし、時に勇気づけてきたのかもしれません。

ゲストハウスならではの旅の醍醐味

「ゲストハウス休坂」には、女性専用と男性専用のドミトリーが各ひとつずつ、そして個室が4つと、計6部屋が用意されています。

▼3人用の個室
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▼2人用の個室
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▼男性用のドミトリー
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▼女性用のドミトリー
旅人夫婦が開いたのは旅人たちの出会いの場。釧路「ゲストハウス休坂」

宿泊料金は前払いで、ドミトリーがひとり2,500円、個室がひとり3,000円。シーズンによって価格が変わらないのもうれしいところです。

▼フロントで先に宿泊料金を支払う
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洗面所、トイレ、風呂場は共用で、バスタオルは無料で貸し出ししています。

▼共用のお風呂で旅の疲れを洗い流して
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▼2階共有スペースの奥に洗面所が
旅人夫婦が開いたのは旅人たちの出会いの場。釧路「ゲストハウス休坂」

ちなみに「ゲストハウス休坂」は素泊まりの宿。食事などは提供していない代わりに和美さん手作りの「酔いどれマップ」が用意されています。

この「酔いどれマップ」、かなりのすぐれもの。飲食店の場所のみならず、おすすめメニューやワンポイントコメントなども記載されていて、役立つ上に読んでもおもしろい、ちょっとしたガイドブックになっているのです。

▼和美さん手作りの「酔いどれマップ」
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こうしたゲストハウスやユースホステルに泊まり慣れていない人は最初は戸惑うかもしれませんが、ご主人の和美さんが掲げたコンセプト通り、いちばんの魅力は何といっても「出会い」でしょう。日常ではすれ違うだけだったかもしれない人と、宿を通じて交流できる。それはまさに旅の醍醐味でもあるはずです。

もちろん、宿のご主人との会話も楽しい出会いのひとつ。釧路に訪れた際は、ぜひ「ゲストハウス休坂」に宿泊して、和美さん、やよいさんご夫妻のユニークで温かな人柄に触れてみてください。

ゲストハウス休坂
所在地:釧路市住吉1-3-7
電話:0154-41-5503
定休日:年末年始
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