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">『あばしりオホーツク流氷まつり』の巻き – 北海道ファンマガジン
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『あばしりオホーツク流氷まつり』の巻き

美裡紫
Written by 美裡紫

毎年恒例、網走の冬の行事といえば流氷まつり。流氷訪れる2月に港で開催されるこの祭り、幼い頃はよく家族で行ったものだけれど、物心ついてからというもの寒さに負けて何年とご無沙汰していたのが悲しき事実。今年は縁あって、「超」がつくほど久しぶりに出向いてみることに。

当然会場には様々なアイディアによってかたどられた雪像や氷像、わたしも子供時代のいちばんの目的だった氷の滑り台や流氷迷路などの展示がされている。当時はただただ見た目重視、楽しみ具合重視をしていたけれど、これら展示物がどれだけのヒストリーを抱えているのかということが大人になってようやく知ることができた。

市内で働く銀行、自衛隊、建設会社等の職員さんやサークル仲間など、各々が一丸となって開催の数週間前から勤務を終えて夜な夜な毎晩雪像や氷像作りに徹している。それを知ってからというもの、昔はいかにそのキャラクターに似せられているか、いかに美しい造形となっているのかという見方しかできなかったのが、今となっては制作者サイドの努力越しに見ることができて以前よりも十倍もそれ以上もあたたかい気持ちで見ることができたような気がする。


それではいくつか作品紹介を。

『あばしりオホーツク流氷まつり』の巻き 『あばしりオホーツク流氷まつり』の巻き

ワコー建設さんの作った龍のキャラクター。平面の削り方や模様の細部にも職人技を感じさせられる。(写真上左)
脳神経外科さんの三重塔。文句なしの美しさ。圧巻!(写真上右)


『あばしりオホーツク流氷まつり』の巻き

日本航空さんの氷の中にお花を封じ込めての蝶の氷像はとてもきれいで見惚れてしまうほど。女性はつい足を止めてじっくり見入ってしまう作品。


『あばしりオホーツク流氷まつり』の巻き

今年初参戦のチームYOU便局さんの雪像は愛らしい表情が魅力の機関車トーマス。子供たちに人気のようで、カメラを構える親御さんの姿も目立っていた。


開催期間中、ステージでは色々なイベントもいっぱい。今年は吉本お笑い芸人・ダイノジが寒さで凍える網走にあたたかい笑いのステージで大いに盛り上げてくれたみたい。もちろん地元観光大使の走裕介さんもきてくれました。

しかしいくらあたたかな気持ちで展示物を見ていたとはいえ、季節的な問題含め、会場は港というせいもあり数分の観覧を楽しんでいるだけで一気に体は冷えきってしまう。そんなときは「味覚館」として設けられたテントで網走のあたたかい食べ物を堪能すれば冷たい体が歓喜するほど。かにの鉄砲汁、長天カレー、焼きそばやラーメン、お汁粉、甘酒、串焼きやおでん、他にもたくさんのメニューでお腹も満たしてくれるのだ。わたしは鉄砲汁と肉巻きおにぎりで大満足。


『あばしりオホーツク流氷まつり』の巻き

「物産館」と名づけられたスペースでは網走をはじめとした道東産海産物を買うこともできるので、来年以降この時期の道東観光はぜひあばしり流氷まつりを狙って来るも良し。同期間中、商店街でも屋台村が開催されていて各飲食店の出店も見物。いつもはひっそりさびしげなニポポさんも灯りで華やか飾りつけされているのも要チェック。(上写真)


第47回あばしりオホーツク流氷まつり
2012年2月10日(金)~12日(日)
網走商港埠頭会場(網走市港町)にて本年も無事終了。

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筆者について

美裡紫

美裡紫

1981年7月2日北海道生まれのライター・エッセイスト。「美裡紫の発掘☆オホーツク」では主にオホーツク管内の旬の情報を発信している。これまでに道東圏タウン情報誌『CAM'S北見』でのエッセイ連載をはじめ、モデル活動や各地カフェにてフォトギャラリーを開催している。趣味は写真・創作関係。